現代音楽の重鎮作曲家のひとり、ヴォルフガング・リーム。ドイツのカールスルーエで作曲と音楽理論を学び、1963年に最初の曲を書いて以降、作曲家、教師として大活躍、400曲以上の作品は、どれも国際的に高く評価されています。リームは芸術、文学、哲学の深い知識を有しており、これらが彼の作曲のインスピレーションの源になっているとともに、バッハやシューマン、ブラームスなど音楽史の名曲から触発された作品も数多く書いています。
この「BR-KLASSIK」の「musica viva」シリーズではリームの70歳の誕生日(2022年3月13日)を記念して2枚のアルバムをリリース。この「Vol.39」には2020年のライヴ演奏が収録されています。
室内アンサンブルのための『Sphare nach Studie』は改訂版が2002年3月13日にカールスルーエで世界初演された作品。2020年12月8日に開催された「musica viva」コンサートのオープニングを飾りました。『スターバト・マーテル』はバリトンとヴィオラのための静かな悲しみを湛えた作品。アルバムはヴィトマンがクラリネットを吹く『Male uber Male 2』で締めくくられています。(輸入元情報)
【収録情報】
リーム:
1. Sphare nach Studie (1993 rev.2002)〜6人の奏者のために
2. スターバト・マーテル (2020)〜バリトンとヴィオラのために
3. Male uber Male 2 (2000 rev.2008)〜クラリネットと9人の奏者のために