ラヴェル：鏡、モンタルベッティ：スタンツェ　アンドレア・レバウデンゴ

20世紀フランスと21世紀イタリア前衛との出会い
ラヴェルの『鏡』と交互にモンタルベッティ作品を演奏！

マウロ・モンタルベッティ[1969-]はイタリアの中堅作曲家。ヴェルディ音楽院でアントニオ・ジャコメッティに師事、その後ジュラール・グリゼイ、マルコ・ストロッパ、フランコ・ドナトーニ、マグヌス・リンドベルイらに学んでいます。ここで聴かれる彼の作風は近代フランス音楽とグリゼイに代表されるスペクトル楽派の影響が非常に濃厚。
　このディスクではモーリス・ラヴェルのピアノ曲集『鏡』全曲の間にモンタルベッティのピアノ曲集『スタンツェ』が挟まれており、モンタルベッティとラヴェルが互いに合わせ鏡のように（ラヴェルの『鏡』が選ばれていること自体が一種のアナロジー）反射、反響します。つまりモンタルベッティは驚くほどラヴェル的に聴こえ、ラヴェルは驚くほどスペクトル楽派を予見していたことに気づかされる一枚。モンタルベッティはイタリアの作曲家ですが、近現代フランス音楽、スペクトル楽派ファンは必聴。（輸入元情報）

【収録情報】
ラヴェル：鏡、モンタルベッティ：スタンツェ

● モンタルベッティ：夜明けごとに失い再発見する
● ラヴェル：蛾
● モンタルベッティ：草と太陽を見よ
● ラヴェル：悲しき鳥
● モンタルベッティ：自分を映す鏡
● ラヴェル：海原の小舟
● モンタルベッティ：反射を観察する
● ラヴェル：道化師の朝の歌
● モンタルベッティ：驚いた眼差しと沈黙
● ラヴェル：鐘の谷

　アンドレア・レバウデンゴ（ピアノ）

　録音時期：2018年
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）