奪われた集中力

ヨハン・ハリ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784867930908
ISBN 10 : 4867930903
フォーマット
出版社
発行年月
2025年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
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内容詳細

以前に比べて仕事も読書も集中できない。でも、スマホは片時も手放せない。―なぜ、こんなことになってしまったのか?現代人全員が、何かしら頭を悩ませている「集中力の喪失」はなぜ生じているのか?世界各地の専門家や研究者250人以上に取材し明らかになったのは、私たちの集中力はただ失われたのではなく「奪われ」ていること、そして必要なのは個人的な努力にとどまらず、社会全体で「取り戻す」取り組みであるということだった。仕事ではマルチタスクに追い立てられ、休日はSNSとショート動画に費やしてしまう、だけど本当はじっくり集中して、豊かな人生を取り戻したい、すべての人の必読書。

目次 : 原因1―速度、スイッチング、フィルタリングの増加/ 原因2―フロー状態のマヒ/ 原因3―身体的・精神的疲労の増加/ 原因4―持続的な読書の崩壊/ 原因5―マインド・ワンダリングの混乱/ 原因6―あなたを追跡して操作する技術の台頭(その1)/ 原因6―あなたを追跡して操作する技術の台頭(その2)/ 原因7―残酷な楽観主義の台頭/ もっと深い解決策の最初のひらめき/ 原因8―ストレスの急増と、過覚醒を引き起こす仕組み/ 素早い対応が求められて疲弊する―これを逆転させる方法を思いついた職場/ 原因9・10―食生活の乱れと汚染の悪化/ 原因11―ADHDの増加と向き合い方/ 原因12―子どもの監禁(肉体的にも精神的にも)/ 結論 アテンション・リベリオン(注意力の反乱)/ 注意力を向上させるための取り組みをすでに始めている団体

【著者紹介】
ヨハン・ハリ : 1979年生まれ。英国出身のジャーナリストで、世界的ベストセラー作家。これまでの著書は38の言語に翻訳されている。最初の著書『麻薬と人間 100年の物語』(邦訳、作品社、2021)をもとにした映画『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』はゴールデングローブ賞(ドラマ部門)主演女優賞を受賞し、アカデミー賞主演女優賞にもノミネートされた。第二作『うつ病 隠された真実』(邦訳、作品社、2024)も話題を呼び、『ニューヨーク・タイムズ』『サンデー・タイムズ』のベストセラーに選ばれた。「依存症とうつ病」をテーマにしたTEDトークの動画は8000万回以上再生されている

福井昌子 : 大学卒業後、企業勤務等を経て、現在翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • naotan さん

    「ぼくは本をたくさん読んだ時の自分が好きだ。そして、ソーシャルメディアに長時間を費やしてしまった時の自分は嫌いだ。」うんうん。

  • ossan12345 さん

    スマホやタブレットから離れてプロビンスタウンに逃避行するくだりは面白く、そんなことをしても米国メガテックのモニタリング、アルゴリズムからは逃れようのない絶望感は伝わったが、後半一転して、集中力の欠如は有毒な空気や添加物の多い食べ物、経済的困窮、こどもが遊べない環境、ADHDなど雑多な内容となり、いわゆる米国流レフトのあれもダメ・これもダメの展開になったのは残念。結論としての提案も、そもそも経済成長がアカンということと、監視をやめる、週休三日制、健全な子供時代、で何か活動始めろと。それで解決すればねえ…

  • 石橋陽子 さん

    ネットに集中力は支配され、メールを受信するとIQは10下がるという。依存性の人は、常に付きまとう虚無感を感じないようにしてくれる何かを強く求める。我々はあらゆる物事において掘り下げることをしなくなっている。あなたとあなたの集中力は、人生で経験した全ての強化の総和でしかない。気を散らすものから抜け出すには自分のフローを見つけること。フローになるには、明確に定義した目標を持ち、自分にとって意味ある必要があり、限界ギリギリの難易度であること。著者は書くことと小説を読むことが自分の人生で1番のフローの源泉だという

  • てら さん

    これは、自己啓発本ではない。現代の「集中力」に関わる問題点を包括的に扱った作品である。「これをすれば集中力が回復する!」なんていう本ではなく、物事というのはやっぱり複雑で絡み合っているということを実感させられた。複雑であるために、感想にまとめることも難しい。とにかく、抗うしかないのだなぁという読後感。

  • Kooheysan さん

    とても面白かったです。最初、表題(そして表紙)からはスマホやソーシャルメディアの影響を中心に論じているのかな、と思いました。集中力や注意力の欠如の原因を探っていくなかで、もちろんその影響にも言及していますが、さらに連鎖的に、広く深く考察を進め、ある意味なかなか壮大な話が展開していきます。筆者とともにどんどん思考の網を広げていく本書の構成が大変興味深く、楽しく読み進めることができました。知的な誠実さも感じることができ、近代以降の政治・経済・社会・文化を包括的な視点で捉える現代文明論としても読めると思います。

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ヨハン・ハリ

1979年生まれ。英国出身のジャーナリストで、世界的ベストセラー作家。これまでの著書は38の言語に翻訳されている。最初の著書『麻薬と人間 100年の物語』(邦訳、作品社、2021)をもとにした映画『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』はゴールデングローブ賞(ドラマ部門)主演女優賞を受賞

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