モーツァルト(1756-1791)

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SACD 輸入盤

ヴァイオリン協奏曲全集、協奏交響曲、他 ユリア・フィッシャー、クライツベルク&オランダ室内管弦楽団(3SACD+1DVD)

モーツァルト(1756-1791)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
PTC5186453
組み枚数
:
3
レーベル
:
:
Holland
フォーマット
:
SACD
その他
:
DVD付き, ハイブリッド,輸入盤

商品説明

モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全集
ユリア・フィッシャー
クライツベルク&オランダ室内管
DVD付き!


ドイツの生んだ天才ヴァイオリニスト、ユリア・フィッシャーによるモーツァルトのヴァイオリン協奏曲アルバムをまとめて全集にしたセットの登場。通常のCDプレーヤーでも優秀な音質が味わえるほか、SACDプレーヤーではマルチチャンネル音声も再生可能なハイブリッド・タイプで、しかもDVDが付属するというコストパフォーマンス抜群の全集です。

【ドイツの天才ヴァイオリニスト】
ピアニストの母と数学者の父のもとに生まれたユリア・フィッシャーは、参加した8つのコンクールすべてに優勝し、さらに驚くべきことに、そのうち3つはピアノ部門だったという驚きの才能の持ち主。

【軽やかで美しい演奏】
このモーツァルトでも、フィッシャーのソロは軽やかに舞うように美しい見事なもの。指揮のクライツベルクも、表情豊かで典雅なオケの響きを巧みにコントロールしてバランスをとり、ソロと密接に絡み合う対話的な進行をも実現、若き日のモーツァルトにふさわしい晴れやかな爽快感の中にも意味深い音楽を聴かせることに成功しています。
 また第1番と第2番では、通奏低音としてチェンバロが登場しますが、演奏はなんと平均律全曲スカルラッティ全集などの名盤もあるベルダーが担当しており、繊細な彩りを添えているのが印象的です。

【注目のカデンツァ】
フィッシャーとクライツベルクの相性の良さはカデンツァを分担して完成させているところにも感じられます。多くはフィッシャー自身によるものですが、クライツベルクが書いたものもいくつかあり、しかもそれらがモーツァルトの様式にふさわしい華麗さを示しながらも違和感無く曲に溶け込み、大きな聴きどころを形成しているあたりはさすがというほかありません。

【付属DVD】
この全集の目玉ともいえるのが、レコーディング・セッションの映像を収めたDVDが付属することでしょう。25分間とはいえ、この素晴らしい演奏のセッションがどのようにおこなわれていたか目で見ることができるのは、フィッシャー・ファンならずとも注目されるところなのではないでしょうか。(HMV)

【収録情報】
DISC1 (PTC5186094)
モーツァルト:
・ヴァイオリン協奏曲第1番変ロ長調 K.207
・ヴァイオリン協奏曲第2番ニ長調 K.211
・ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K.219『トルコ風』

DISC2 (PTC5186064)
・ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K.216
・ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調 K.218
・ヴァイオリンと管弦楽のためのアダージョ ホ長調 K.261
・ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド 変ロ長調 K.269

DISC3 (PTC5186098)
・ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲変ホ長調 K.364
・ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド ハ長調 K.373
・2つのヴァイオリンのためのコンチェルトーネ ハ長調 K.190

 ユリア・フィッシャー(ヴァイオリン)
 ゴルダン・ニコリッチ(ヴァイオリン&ヴィオラ:DISC3)
 ピーテル=ヤン・ベルダー(チェンバロ)
 オランダ室内管弦楽団
 ヤコフ・クライツベルク(指揮)

 録音時期:2005〜2007年
 録音方式:DSDレコーディング(セッション)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND

DVD:レコーディング風景(約25分、4:3)

【ユリア・フィッシャー】
若くしてすでに「21世紀を代表するヴァイオリニストの一人!」と称されていたユリア・フィッシャーは、スロヴァキア出身のピアニストの母、旧東ドイツ出身の数学者の父のもと、1983年にミュンヘンで生まれました。3歳で母からピアノを習い始め、まもなくヴァイオリンに転向。アウグスブルクのモーツァルト音楽院でヴァイオリンを学び始めるや、彼女の人生にとってヴァイオリンはかけがえの無い大切なものとなります。
 その後ミュンヘン音楽大学で名教師アナ・チュマチェンコに師事(今ではこの母校で彼女自身が教鞭をとっており、ドイツの最も若いヴァイオリン教授として名を馳せています)。1995年、11歳の時にユーディ・メニューイン国際コンクールで優勝したほか、数々のコンクールでの優勝を重ね、その後は世界各地のオーケストラ、指揮者たちと共演しています。
 2004年にペンタトーンと専属契約を結び、8枚のアルバムをリリース。ペンタトーンでのデビュー盤となったハチャトリアン、プロコフィエフ、グラズノフの協奏曲集はドイツでのクラシック・チャート5位にチャートイン、グラモフォン・マガジンのエディターズ・チョイスでも取り上げられました。デビュー盤に続いてリリースされたバッハ:無伴奏、モーツァルト:協奏曲、チャイコフスキー:協奏曲、ブラームス:協奏曲の録音も同様に高い評価を獲得。
 2008年12月にはデッカからバッハのヴァイオリン協奏曲集をリリースして、同曲集のアルバムで最高の売上を記録するなど話題になりました。

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Violin Concerto No. 1 in B Flat Major, K. 207: Allegro Moderato
  • 02. Violin Concerto No. 1 in B Flat Major, K. 207: Adagio
  • 03. Violin Concerto No. 1 in B Flat Major, K. 207: Presto
  • 04. Violin Concerto No. 2 in D Major, K. 211: Allegro Moderato
  • 05. Violin Concerto No. 2 in D Major, K. 211: Andante
  • 06. Violin Concerto No. 2 in D Major, K. 211: Rondeau (Allegro)
  • 07. Violin Concerto No. 5 in a Major ('Turkish') K. 219: Allegro Aperto
  • 08. Violin Concerto No. 5 in a Major ('Turkish') K. 219: Adagio
  • 09. Violin Concerto No. 5 in a Major ('Turkish') K. 219: Rondeau (Tempo Di Menuetto)

ディスク   2

  • 01. Violin Concerto No. 3 in G Major, K. 216: Allegro
  • 02. Violin Concerto No. 3 in G Major, K. 216: Adagio
  • 03. Violin Concerto No. 3 in G Major, K. 216: Rondeau (Allegro - Andante - Allegretto - Allegro)
  • 04. Violin Concerto No. 4 in D Major, K. 218: Allegro
  • 05. Violin Concerto No. 4 in D Major, K. 218: Andante Cantabile
  • 06. Violin Concerto No. 4 in D Major, K. 218: Rondeau (Andante Grazioso)
  • 07. Adagio for Violin & Orchestra in E Major, K. 261
  • 08. Rondo for Violin & Orchestra in B Flat Major, K. 269 (K. 261A)

すべての収録曲を見る >

総合評価

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独奏パートに関して言えば、最高の協奏曲全...

投稿日:2013/04/30 (火)

独奏パートに関して言えば、最高の協奏曲全集である。管弦楽に関しては、パメラ・フランクの独奏につけたジンマン指揮のトーンハレには及ばない。(録音に関しては、サラウンドで聴く装置を持たないので、正当な評価はできないが、2ch再生で聴く限り、自然で伸びのある良い音で録れている。せっかく入れたチェンバロの音が小さすぎるが、サラウンドだともう少し近く聴こえるのかもしれない。)フィッシャーの登場で、ヴァイオリン演奏に期待できる音楽的水準がまた一段高くなったと感じている。録音風景を録画した(とはいえ曲の途中で止めないので、「まずは最初に1回通し」の場面かと思われるが)DVDも、画質はあまり良くないが、観ていてとても楽しい。

ニャンコ先生 さん | Tochigi | 不明

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ユリア・フィッシャーの精確無比な技術の裏...

投稿日:2012/03/10 (土)

ユリア・フィッシャーの精確無比な技術の裏に常に漂う深い悲しみと憂いをもって、モーツァルトの表面的な明るさの狭間に常に現れる絶望的な暗さを見事に表現した演奏です。当時の優雅さを敢えて誇張することなく、宮廷に雇われ自由を奪われた天才のもがき苦しむ様をとても自然に表現できていると感じます。

Ibsatoshi さん | 東京都 | 不明

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R.バルシャイ、モスクワ室内管弦楽団との...

投稿日:2012/01/29 (日)

R.バルシャイ、モスクワ室内管弦楽団とのD.オイストラフやL.コーガンの乾いた空気を感じる演奏が気に入っている小生ですが、少し前に購入したこのCDは、やはり東欧の空気にさらに明るい透通った日差しを感じる素敵な演奏で、とても気に入っております。 今日付属のDVDを初めて視聴しました。これは素晴らしい。G.ニコリッチとの共演も含め、卓越した技巧のもとに、時に笑顔も見られ、愛のある真摯な演奏は最高です。モーツアルトもきっとこういう料簡での演奏を期待したでしょう。

shin さん | 静岡県 | 不明

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人物・団体紹介

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モーツァルト(1756-1791)

1756年:ザルツブルクで誕生。 1761年:最初の作曲(『アンダンテ ハ長調 K.1a』)。 1782年:オペラ『後宮からの誘拐』初演。 1783年:大ミサ曲ハ短調 K.427(417a)を上演。 1785年:弦楽四重奏曲集(ハイドン・セット)をハイドンに献呈。 1786年:オペラ『フィガロの結婚 K.492』初演。 1787年:父レオポル

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  • 作成者:taka2002eさん