モーツァルト(1756-1791)

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CD 輸入盤

【中古:盤質A】 交響曲第29番、第31番、第32番、第35番、第36番、第38番、第39番、第40番、第41番、レクィエム、他 チャールズ・マッケラス&スコットランド室内管弦楽団

モーツァルト(1756-1791)

中古情報

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:
A
特記事項
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なし
コメント
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5枚組
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基本情報

ジャンル
カタログNo
CKD651
レーベル
フォーマット
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)


マッケラスがスコットランド室内管と残した遺産がボックス化!

チャールズ・マッケラス[1925-2010]のモーツァルトといえばまず、1980年代後半「TELARC」レーベルにプラハ室内管弦楽団と録音した交響曲全集が、偉業として挙げられます。しかしその後、彼が桂冠指揮者の地位にあったスコットランド室内管弦楽団と共にレヴィン版の『レクィエム』を録音して大きな話題となったのを皮切りに、2007年録音の後期交響曲集が「2009 BBC Music Magazine Awards」年間最優秀賞ほかの高い評価を得るなど、続く交響曲第2集ともども、一連の「LINN」への録音もまた忘れがたいものです。
 ジュスマイヤー版を尊重しながらも不自然さを極力そぎ落としてモーツァルトのスタイルを追求したレヴィン版『レクィエム』は、作曲家が残したスケッチを1分半という程よい規模に膨らませた『アーメン・フーガ』が最大の特徴。モーツァルト作品に強いこだわりを持ったマッケラスが、初めて録音した『レクィエム』としても注目されました。そしてモダン楽器の小編成オーケストラにより、ピリオド解釈を取り入れつつも新しい表現を改めて追い求めた後期交響曲集(ディスク3,4)と、最晩年のリリースとなった交響曲第2集(ディスク1,2)で聴かせる力強さと表情の温かさは目を見張るものがあり、どの作品もその素晴らしさに改めて気づかされる快演です。交響曲第31番の第2楽章は、オリジナルと発注者ル・グロの依頼により差し替えた版の2種を収録。演奏の特色を余すところなく記録した「LINN」によるレンジの広いクリアな録音も特筆ものです。
 図らずも巨匠によるモーツァルトの集大成となった一連の録音が、通常CDにより安価にまとめられた歓迎すべきボックスといえるでしょう。なお付属ブックレット(英文)は『レクィエム』の歌詞を含め18ページと簡素化されていますが、スコットランド室内管弦楽団総裁ドナルド・マクドナルドによる、マッケラスとの絆についての最新の文章が寄稿されています。(輸入元情報)


【収録情報】
Disc1
モーツァルト:
● 交響曲第29番イ長調 K.201
● 交響曲第31番ニ長調 K.297『パリ』(第2楽章異稿付き)
● 交響曲第32番ト長調 K.318

Disc2
● 交響曲第35番ニ長調 K.385『ハフナー』
● 交響曲第36番ハ長調 K.425『リンツ』

Disc3
● 交響曲第38番ニ長調 K.504『プラハ』
● 交響曲第39番変ホ長調 K.543

Disc4
● 交響曲第40番ト短調 K.550
● 交響曲第41番ハ長調 K.551『ジュピター』

Disc5
● レクィエム ニ短調 K.626(レヴィン版)
● アダージョとフーガ ハ短調 K.546

【レクィエムのソリスト、コーラス】
 スーザン・グリットン(ソプラノ)
 キャサリン・ウィン=ロジャース(メゾ・ソプラノ)
 ティモシー・ロビンソン(テノール)
 ピーター・ローズ(バス)
 スコットランド室内合唱団

 スコットランド室内管弦楽団
 サー・チャールズ・マッケラス(指揮)

 録音時期:2009年7月11-17日(Disc1,2)、2007年8月3-9日(Disc3,4)、2002年12月14-16日(Disc5)
 録音場所:グラスゴー、シティ・ホール(Disc1-4) ダンディー、ケアード・ホール(Disc5)
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
【マッケラス・プロフィール】
2010年7月14日に亡くなられたアラン・チャールズ・マクローリン・マッケラスは、1925年11月17日、オーストラリア人を両親に、アメリカのニューヨーク州に誕生。幼い頃にシドニーに移り、7歳でヴァイオリンを学び、ほどなくフルートの学習も始めます。その後、同地のニュー・サウス・ウェールズ音楽院でオーボエとピアノ、作曲を学びます。同音楽院を卒業したマッケラスは、シドニー交響楽団の首席オーボエ奏者に就任。
 戦後、指揮に興味を持ったマッケラスは1947年にイギリスに渡ってロンドンを生活の拠点とし、同年、クラリネット奏者のジュディ・ウィルキンスと結婚します。そして1年間プラハに留学し、チェコ語も学んで、名指揮者ヴァーツラヒ・ターリヒに指揮を師事、その地で出会ったヤナーチェクの音楽に深く魅了され、研究をすることとなります。
 1948年にイギリスに戻り、サドラーズ・ウェルズ・オペラでヨハン・シュトラウスの『こうもり』で指揮者デビュー。1953年まで同オペラで指揮をおこない、1951年にはヤナーチェクのオペラを初めて英国に紹介し、『カーチャ・カバノヴァー』英国初演で注目を集めます。
 1954年から1956年にかけてはBBCコンサート管弦楽団の首席指揮者を務める一方、当時興り始めた「時代様式演奏」にも関心を示し、1959年、ヘンデルの『王宮の花火の音楽』では大きな話題を呼ぶこととなります。そして1963年には、ショスタコーヴィチの『カテリーナ・イズマイロヴァ』で、コヴェント・ガーデン王立歌劇場にデビューするなど、多彩な活動を展開。
 その後、1966年から1970年にかけて、ハンブルク国立歌劇場の第1指揮者を務め、1970年にはサドラーズ・ウェルズ・オペラの音楽監督に就任、同劇場は1974年にイングリッシュ・ナショナル・オペラと改名していますが、マッケラスは1977年まで音楽監督の地位にありました。
 1978年、ヤナーチェク賞、1979年、ナイトの称号を授与され、1979年からBBC交響楽団の首席客演指揮者、1982年、シドニー交響楽団の首席指揮者に就任。
 1986年から1992年まではウェールズ・ナショナル・オペラの音楽監督を務め、1992年、スコティッシュ室内管弦楽団の首席客演指揮者、1993年、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団とサンフランシスコ・オペラの首席客演指揮者、1996年にはチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者を兼務。
 マッケラスは、ヘンデルやモーツァルト、ベートーヴェンなどの演奏に定評があり、ブラームスからマーラー、チャイコフスキー、ストラヴィンスキー、ショスタコーヴィチにいたる広範なレパートリーで優れた演奏を聴かせていました。特にヤナーチェクをはじめとするチェコ音楽では、スペシャリストとして世界的な評価を得ており、楽譜の校訂も含めてその普及に大いに貢献、名を残しています。(HMV)


ユーザーレビュー

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マッケラスが晩年手兵としていたスコットラ...

投稿日:2021/02/26 (金)

マッケラスが晩年手兵としていたスコットランド室内管と録音したモーツァルトの録音集。個人的には思い入れのある人なので、というのはあるにせよ、快活という言葉が合ういい演奏だと思います。スコットランド室内管自体がなかなかいいオケなので、聞いていて楽しいですし。録音も良いですね。

Verdi さん | 神奈川県 | 不明

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良い演奏は冒頭を聞けばわかる。29番第一...

投稿日:2021/01/05 (火)

良い演奏は冒頭を聞けばわかる。29番第一楽章を聞いたら「マッケラスってこんなに凄かったのか」と本当に瞠目した。マッケラスと言えば、今でも”ウィーンフィルとのヤナーチェクだよね”と私も思っていたし、ブレンデルがマッケラスをパートナーに選び、再録音したモーツァルトの協奏曲がリリースされた時に購入したが、「なんでマッケラスだったんだろう」と言うことが私には当時全くわからなかった。ところがマッケラスは1992年から始まったECOとの関係の中で、早くからこのモダンオケにピリオド奏法とナチュラルホルン、トランペット、ティンパニを導入、新しい表現を目指していた(これはライナーに書いてあったから事実だろう)。その終着点とも言えるのが2007年と9年に録音されたこのディスクである(レクイエムは2002年)。特に最晩年の29、31、32番とハフナーとリンツは物凄い名演。29番は優しい響きの中にも立体的な響きと、細かいニュアンスの両立が奇跡に近い。これを聞いてしまうと、勢いが良い29番の冒頭とかもう聞きたくなくなる。また、ハフナーはピリオド奏法でありながら推進力と暖かみが両立し、また各声部の音量調整が見事。第一楽章の終結部とかたまらない。特に第二楽章がここまで心に染みる演奏は他では聞けない。三楽章はリズム処理が見事だし、終楽章もしっかり鳴らしてくれる。リンツに至ってはこの美点にスケール感が加わるのだから鬼に金棒とはこう言うことを言うのだろう。従来のピリオド演奏では曲の構成感とインテンポのためにモーツァルトの持つ慈愛が失われていたんだなぁと改めて気付くことになった。38−41も悪かろうはずがない。プラハは演奏の難しい曲だが、対位法の良さを引き出しながら、細かいニュアンスに心がこもる。それがジュビターになるともう一つギアを上げて曲にふさわしくボリュームアップする。やはりこの曲は別格なんだなと思わせる。このディスクの素晴らしさについてはいくらでも書けるが、従来のSACDから通常CDになったがボックス化して求めやすくなったし、これを機に多くの方にマッケラスの至芸を聞いて欲しいと願わずにいられない。なお、ブックレットに記載されたSCOのドナルド・マクドナルド総裁(なんちゅうお名前じゃー)の「Some reflections and reminiscences」と言う寄稿は、2020年の8月に書かれたもので、没後10年経ってもなお、マッケラスへの敬愛をはじめ、ブレンデルやラトルとのエピソードやこのディスクに対する誇りが記載されており、心に残る。

てつ さん | 東京都 | 不明

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モーツァルト(1756-1791)

1756年:ザルツブルクで誕生。 1761年:最初の作曲(『アンダンテ ハ長調 K.1a』)。 1782年:オペラ『後宮からの誘拐』初演。 1783年:大ミサ曲ハ短調 K.427(417a)を上演。 1785年:弦楽四重奏曲集(ハイドン・セット)をハイドンに献呈。 1786年:オペラ『フィガロの結婚 K.492』初演。 1787年:父レオポル

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