モーツァルト(1756-1791)

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【中古:盤質A】 交響曲第41番『ジュピター』、交響曲第38番『プラハ』 ヤーコプス&フライブルク・バロック管

モーツァルト(1756-1791)

中古情報

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A
特記事項
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スリップケースなし,キズ小,オーストリア盤
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基本情報

ジャンル
カタログNo
HMX2901958
レーベル
Europe
フォーマット
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)

2012年最新版カタログ付特価CD
モーツァルトの『ジュピター』『プラハ』
ヤーコプスによる賛否両論の刺激的解釈!
フライブルク・バロック・オーケストラの名技!


『フィガロの結婚』が世界各国で高評価を獲得し、そのアグレッシヴなスタイルによる熱気を孕んだ音楽の説得力をまざまざと見せ付けてくれたヤーコプス。
 この2曲の交響曲の場合でも、合奏の整理整頓やテンポ遵守よりも、モーツァルトの音楽が内包するエネルギーの凄さを表に出さずにはいられないといった趣のヤーコプスの情熱が、名手揃いのフライブルク・バロック・オーケストラの面々を突き動かし、随所で驚くべきサウンドを聴かせているのが注目されます。
 特に荒々しいティンパニと弦セクションの活躍は目をみはるばかりで、そのアーノンクールよりもさらに自由でパワフルなアプローチは、もともと破天荒な『ジュピター』交響曲をさらに規格外のスケールを持つ大迫力作品に仕立てていて聴き手を興奮させずにはおきません。録音も非常に優秀です。(HMV)

鈴木淳史のクラシック妄聴記から抜粋】
...以前ならば、伝家の宝刀、そこで迷わず取り出したるはアーノンクール。だったのだが、最近はそれに迫るような興味深い演奏も出てきた。その筆頭に挙げてもいいのは、ルネ・ヤーコプス指揮フライブルク・バロック管弦楽団。
 ヤーコプスという指揮者、近年までわたしは結構見くびっていた。ピリオド奏法のジャーゴンにまみれ、せいぜい歌手出身ならではの歌謡性にかまけるぐらいの指揮者だと思い込んでいたのだ。
 しかし、彼がコンツェルト・ケルンの指揮者をやめ、フライブルク・バロック管を指揮するようになってから印象が大きく変わった。やっと彼のやりたいことを表現してくれるオーケストラに出会ったのかもしれない。
 交響曲第41番《ジュピター》第1楽章冒頭。ネルソンの演奏だと、家族仲良く、コタツでみかんの皮を剥きながら、という感じの聴き方でいいのだけれども、ヤーコプスの場合に同じことやったら、間違いなくこっちの目ん玉ひん剥いちまう。
 強烈なデュナーミクやテンポ操作に、これまで聴いたことのない響きの連続。楽器の重ね方がユニークすぎるのだ。これまでのアダルトな気分など飛び越えて、デカダンスの道まっしぐら。
 残念なことに、ヤーコプスの場合、アーノンクールのように、やたらに硬質な響きで挑発的な押せ押せスタイルではない分、逆に「フツーと違ったヘンテコな演奏」と見なされてしまいがち。もっと挑発的ならば、その心意気に気圧されるということもあるけれど、変に響きが柔らかい分、奇矯な演奏と思われてしまうからか、専門家筋の評判はあまり良くないようなのだ。
 このヤーコプスの演奏で、もっとも象徴的で、さらには論点になりがちな第41番第1楽章、第3主題の扱いについて、クローズアップしてみよう。この主題旋律は、この交響曲と同じ年に書かれたアンフォッシの歌劇《幸福な嫉妬》のアリアから引用されたといわれ、その歌謡的な主題をヤーコプスは、やたらに思い入れタップリに演奏してしまっているのである。
 「レコード芸術」誌2007年8月号の月評では、この独特な解釈がめっぽう厳しく非難されている。まず、宇野功芳が「第3主題で急にテンポを落とし、元に戻していくやり方はヤーコプスの音楽性を疑うに十分だ」と書いており、相方の評者、小石忠男も「私にはその意味がわからない」と、かなり否定的な見解。
 確かに、これまでこの第3主題をこんなふうに思い入れたっぷりに解釈した演奏は皆無といえた。なぜなら、この部分は、全体の構造にほとんど寄与せず、経過句みたいなもんだから、サッサカ通り過ぎるのが当たり前とされていたからである。
 しかし、この余計なものこそが、モーツァルトのモーツァルトたる理由なのではないかとわたしは思うのである。全体に寄与していなさそうな、外れ者、あるいはトリックスターとしての隠れ主題。こういうものがあるからこそ、モーツァルトはほかの古典派作曲家と一線を画す存在なのではないかと。
 この第3主題は、楽章のあいだに三度繰り返される(二度目のときは、さらにもう一度リピートされている)。驚くべきことに、ヤーコプスはこの主題をそれぞれ三通りのニュアンスで描き分けているのだ。最初は、牧歌的であり、次は蠱惑的なアーテキュレーションになり、最後は著しく脱力が加味されるように。
 重要なのは、この主題のあとに大きな展開が待ち受けていることだ。最初は提示部のくり返しの橋渡しに過ぎないが、二番目は嵐の前の静けさみたいに展開部を引き立て、三番目は輝かしいコーダを極端なコントラストでアシストする、といった具合に。
 ガッシリした構造だけがモーツァルトなんかじゃあない。それを乱すような異分子を際立たせ、結果として、それが全体に働き掛けていることを明快に示唆してくれる。それこそ、モーツァルトの真骨頂...

【収録情報】
モーツァルト:
・交響曲第38番ニ長調 K.504『プラハ』
・交響曲第41番ハ長調 K.551『ジュピター』

 フライブルク・バロック・オーケストラ
 ルネ・ヤーコプス(指揮)

 録音時期:2006年8月
 録音方式:デジタル

収録曲   

  • 01. Symphony No. 38 in D Major, K504, "Prague" - Freiburger Barockorchester
  • 02. Symphony No. 41 in C Major, K551, "Jupiter" - Freiburger Barockorchester

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モーツァルト(1756-1791)

1756年:ザルツブルクで誕生。 1761年:最初の作曲(『アンダンテ ハ長調 K.1a』)。 1782年:オペラ『後宮からの誘拐』初演。 1783年:大ミサ曲ハ短調 K.427(417a)を上演。 1785年:弦楽四重奏曲集(ハイドン・セット)をハイドンに献呈。 1786年:オペラ『フィガロの結婚 K.492』初演。 1787年:父レオポル

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