モーツァルト(1756-1791)

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Blu-ray Disc 輸入盤

【中古:盤質A】 『コジ・ファン・トゥッテ』全曲 ハネケ演出、カンブルラン&マドリード王立劇場、フリッチュ、アヴェモ、他(2013 ステレオ)

モーツァルト(1756-1791)

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基本情報

ジャンル
カタログNo
714604
レーベル
Europe
画面サイズ
ワイドスクリーン
カラー
フォーマット
Blu-ray Disc
その他
:
輸入盤

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)


現代欧州映画界を代表する名映画監督、
ハネケ演出の『コジ・ファン・トゥッテ』
優秀な若手歌手多数。指揮はカンブルラン!


「ピアニスト」、「隠された記憶」、「白いリボン」、「愛 アムール」などで高名なオーストリアの映画監督ミヒャエル・ハネケが、モーツァルトの傑作『コジ・ファン・トゥッテ』の演出を手掛けました! 2013年3月、マドリード・レアル劇場でのライヴで、モネ劇場との共同制作です。
 ハネケは、舞台を現代の裕福なドン・アルフォンソの館でのパーティに設定、若者たちは現代の衣装、しかしアルフォンソなどはモーツァルトの時代の貴族のいでたち。舞台下手側には18世紀フランスの画家アントワーヌ・ワトー風の巨大な書きかけの絵が飾られ、そしてデスピーナの真っ白な衣装はワトーのいくつかの絵画に登場するジルという道化師のもの。こうしてハネケはモーツァルトの時代(ロココ)と現代を入り混ぜて、彼らしい手法で男女の愛を描いています。細かいことは抜きにしても美しい舞台ですので、深く読まずとも十分楽しめます。
 歌手は優秀な若手多数。フィオルディリージのアネット・フリッチュは、1986年ドイツ、ライプツィヒ生まれのまだ若いソプラノ。十代の頃から逸材として名を馳せ、20歳からライプツィヒ歌劇場で活動。2009年からデュッセルドルフ/デュイスブルクのライン・ドイツ・オペラに所属して様々な役を歌っているほか、2013年秋には、ルネ・ヤーコプスが各地で指揮したモーツァルト『フィガロの結婚』でケルビーノを歌っています。しかも美女。ドラベッラのパオラ・ガルディーナは、1976年イタリア、ロヴィゴ生まれのメッゾソプラノ。2000年代から活動していますが、ここ数年で実力をつけ、ことにモーツァルトのメッゾソプラノとして人気が上がっています。ショートカットのクールビューティ。2014年4月にはスカラ座でのベルリオーズ『トロイアの人々』でエネの息子アスカーニュを歌う予定。フェランドのフアン・フランシスコ・ガテルは、1978年アルゼンチン、ラ・プラタ生まれのテノール。デビューして数年で人気が上がり、ことにロッシーニのテノールとして高く評価されています。2011年にはペーザロのロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルで『絹のはしご』と演奏会形式の『セヴィリャの理髪師』に出演、後者ではアルベルト・ゼッダの指揮で伯爵のアリアを歌い大喝采をもらいました。ラテンの気さくなお兄ちゃん風。グリエルモのアンドレアス・ヴォルフは、ドイツ、クヴェードリンブルク生まれのバス=バリトン。2007年にオペラ・デビューするとすぐにバロックから古典派のオペラ、声楽作品で引っ張りだこのバリトンになりました。愛嬌のある顔立ちで、グリエルモは当り役で各地で歌い演じています。デスピーナのシャシュティン・アヴェモはもうすっかり人気ソプラノでしょう。1973年スウェーデン生まれ。バロック音楽も得意としていますが、なにせベルク『ルル』のタイトルロールで大絶賛された人だけに、歌に演技に猛烈な存在感を放っています。なおこの演出でのデスピーナは小間使いという役回りではありません。唯一のベテラン、1952年生まれの英国のバス=バリトン、ウィリアム・シメルがドン・アルフォンソ。かつてムーティがドン・ジョヴァンニに選んだシメル、さすがの気品で、この難しい設定の舞台の核になっています。
 指揮は日本でもおなじみのシルヴァン・カンブルラン。ハネケの演出にそった微妙な感情の入り混じる音楽を繰り広げています。
 21世紀になってますます人気が高まる『コジ・ファン・トゥッテ』、既に様々な舞台の映像がありますが、名映画監督ハネケの演出が映像で見られるのは大いに興味深いものです。(キングインターナショナル)

【収録情報】
・モーツァルト:歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』全曲

 アネット・フリッチュ(S フィオルディリージ)
 パオラ・ガルディーナ(Ms ドラベッラ)
 フアン・フランシスコ・ガテル(T フェランド)
 アンドレアス・ヴォルフ(Br グリエルモ)
 シャシュティン・アヴェモ(S デスピーナ)
 ウィリアム・シメル(Br ドン・アルフォンソ)
 インテルメッツォ合唱団
 マドリード王立劇場管弦楽団(マドリード交響楽団)
 シルヴァン・カンブルラン(指揮)

 演出:ミヒャエル・ハネケ
 装置:クリストフ・カンター
 衣装:モイデレ・ビッケル
 照明:ウルス・シェーネバウム

 収録時期:2013年3月
 収録場所:マドリード王立劇場(ライヴ)

・特典映像:イアン・ホーレンダーとミヒャエル・ハネケの対談

 収録時間:本編202分、特典14分
 画面:カラー、16:9、HD
 音声:DTS-HD MA 5.1 / PCM 2.0
 字幕:伊英独仏西中韓
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ユーザーレビュー

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カンヌ四冠監督のハネケがこのオペラの「不...

投稿日:2014/03/14 (金)

カンヌ四冠監督のハネケがこのオペラの「不自然(人工的)な」設定にどう挑むのかが注目。新婚のドン・アルフォンソとデスピーナ夫妻(ただし、彼女は夫よりもずっと若く、姉妹たちと同世代)の新居披露パーティに招かれた二組の恋人たちに女性不信のアルフォンソが「ゲーム」を仕掛けるというのが大枠。男たちがお義理の「変装」をしているのは一番最初だけ。第1幕フィナーレになると素顔に戻ってしまうが、それでも結末はいつも通り。エロスの衝動の前では、貞節などという観念は風前のともしびという教訓だ。だから第2幕の二つのラヴシーン(二重唱)は、かつてないほど濃厚。認めたくない人もいるだろうが、これこそ人間の真実なのだから、何もかも(相手が自分を裏切るかもしれぬことも)分かってしまっているドン・アルフォンソとデスピーナは夫婦を続けるしかあるまい。ここに至って、この「苦い」後味はいつものハネケ映画と全く同じであることに思い至る。 6人の歌手たちは歌・演技ともにお見事。特にこの演出では重要、かつ普通の『コジ』とは異質な、デリケートな演技が要求されるドン・アルフォンソとデスピーナは素晴らしい。シメルが「かつてのドン・ジョヴァンニ」であったことも、このキャラクターの奥行きに寄与していると思う。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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モーツァルト(1756-1791)

1756年:ザルツブルクで誕生。 1761年:最初の作曲(『アンダンテ ハ長調 K.1a』)。 1782年:オペラ『後宮からの誘拐』初演。 1783年:大ミサ曲ハ短調 K.427(417a)を上演。 1785年:弦楽四重奏曲集(ハイドン・セット)をハイドンに献呈。 1786年:オペラ『フィガロの結婚 K.492』初演。 1787年:父レオポル

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