ミャスコフスキー：チェロ・ソナタ第1番、第2番、グラズノフ：2つの小品、吟遊詩人の歌　アンドレアス・ブランテリド、ベンクト・フォシュベリ

ロシアの物語〜ミャスコフスキー、グラズノフ：チェロのための作品集

近代ロシアを代表する2人の作曲家、ミャスコフスキーとグラズノフのチェロ作品を集めた1枚。ミャスコフスキーは27曲の交響曲を作曲したことで知られる人。ペテルブルク音楽院ではプロコフィエフと同級であり、学生時代から意気投合し、生涯にわたる友情を結んだというエピソードも知られます。19世紀初頭には先鋭な響きを模索しましたが、1930年代には政府の方針もあって、若干古典的な作風に戻っており、ここで聴ける2曲のチェロ・ソナタも調性感を持つ聴きやすい音楽になっています。
　グラズノフも生涯保守的な作風を守った人で、作品はどれも平穏な雰囲気を持っています。とりわけこの『2つの小品』は民謡風の旋律を自由に扱った美しい作品。『吟遊詩人の歌』も哀愁溢れる魅力的な小品です。
　スウェーデン＝デンマーク人チェリスト、アンドレアス・ブランテリドの美音をお楽しみください。「dB Productuins」から多数のアルバムをリリースするスウェーデンのピアニスト、フォシュベリの伴奏も聴きどころです。（輸入元情報）

【収録情報】
ミャスコフスキー：
● チェロとピアノのためのソナタ第1番 Op.12 (1911)
● チェロとピアノのためのソナタ第2番 Op.81 (1948)

グラズノフ：
● 2つの小品 Op.20 (1888)（メロディー／スペイン風セレナーデ）
● 吟遊詩人の歌 Op.71 (1900)

　アンドレアス・ブランテリド（チェロ）
　ベンクト・フォシュベリ（ピアノ）

　録音時期：2019年12月27-30日
　録音場所：Smalands Musik och Teater
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）