マーヴィン・ハリス

人物・団体ページへ

ヒトはなぜヒトを食べたか 生態人類学から見た文化の起源 ハヤカワ文庫

マーヴィン・ハリス

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784150502102
ISBN 10 : 4150502102
フォーマット
出版社
発行年月
1997年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,349p

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ノコギリマン さん

    再読。だいーぶ前に読んだんだけど本棚整理中に見つけたので久々に読んでみた。タイトルから、「おー、カニバリズムについて学べる」つって買ったらぜんぜん違って、タイトル通り「生態人類学から見た文化の起源」についての本でした。著者のマーヴィン・ハリスは文化決定論者で、その基本的立場は「再生産の圧力、生産の強化、環境資源の涸渇が、家族組織、財産関係、政治経済、食事の嗜好や食物禁忌を含む宗教的信仰などの進化を理解する鍵となる」という“下部構造決定論の原理”にあるらしい。つづく

  • James Hayashi さん

    原題はCannibals and Kings “The Origins of Cultures” であり物々しいタイトルほどではない。生態人類学なるものから家畜の歴史、なぜ中東で豚、インドで牛が禁食とされたのか解く。それに付随する宗教、戦争、食や政治に触れ興味深い一冊。要再読。

  • Akihiro Nishio さん

    ホモサピエンス全史を読む前に手持ちの類似書を消化。本書の肝は女児殺し。自分は単純に前近代は高い乳幼児死亡率のため人口が増えなかったのかと思っていたが、意図的な女児殺しによって、食糧生産量と人口のバランスを取っていたとのことであった。また、新大陸に特有の食人の風習も同じように人口コントロールから説明できるという。インドにおける牛の神聖化とイスラム諸国における豚のタブーに関する説明は、やや腑に落ちなかったが、食糧生産におけるコスト・ベネフィットによる解釈は非常に新鮮で重要な切り口であると思った。

  • モリータ さん

    ◆原著は1997年刊。著者は文化唯物論の立場の米文化人類学者。主タイトルはさておき、戦争・農耕・食・宗教・政治体制といった文化の諸側面の起源を、利用できる生産資源の枯渇と再生産の圧力、労働効率を高める技術革新のサイクルから説明する本。◆私が印象深かった点は、@ほっといても増えてしまう人口を抑え、限られた環境資源を確保するかが根底となり、女児殺しが行われたり、人口調節手段としての戦争遂行のため男性優位社会が形成されたりする。A人口の増大と土地や飼料の減少により、猟や飼育で得られる肉は貴重なものとなり、

  • 魚京童! さん

    余裕ができると、神官できる。神官が神をつくり、神は贄を欲す。贄のために、戦争を起こし、捕虜を捧げる。神より賜った供物は食べなければならない。そして、ヒトはヒトを食べ始めた。強い敵を倒し、その力を受けるために喰う。ヒトがヒトでなくなる瞬間だ。ヒトがヒトとして生きるのに、何が必要で、何が不要なのだろうか。私はまだヒトであるのだろうか。それとも一線を越えてしまったのだろうか。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

社会・政治 に関連する商品情報

おすすめの商品