CD 輸入盤

交響曲第1番、第4番 クレー&ベルリン放送交響楽団(1979、1984)(2CD)

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ALT215
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ALTUS ベルリン放送響シリーズ
マーラー・ライヴ・レコーディングス
ベルンハルト・クレー/第1&4番

来日公演でもおなじみのドイツの指揮者、ベルンハルト・クレーが40代の頃にベルリン放送交響楽団を指揮したマーラー録音が登場。

【交響曲第1番】
 すでにドイツでは実力派として高く評価されていた43歳のクレーによる第1番は、バーンスタイン指揮ベルリン・フィルによる伝説的な第9番の約3週間後に、同じフィルハーモニーでおこなわれたコンサートの記録。当時NHK-FMでも放送され、各パーツが非常に表情豊かな演奏が評判になったものでした。

【交響曲第4番】
クレー夫人、エディト・マティスとの1984年の録音。マティスの第4番といえば、1972年にバーンスタイン指揮ウィーン・フィルと共演したDVDや、1979年にカラヤン指揮ベルリン・フィルと共演したCDが知られており、どちらも素晴らしい歌唱を聴かせてくれていたので、今回の録音も期待されるところです。

【ベルンハルト・クレー】
ズービン・メータやエリアフ・インバルと同じ1936年4月19日、テューリンゲン州のシュライツに生まれ、イェーナとライプツィヒで育ったドイツの指揮者、ベルンハルト・クレーは、子どもの頃、ライプツィヒの聖トーマス教会聖歌隊で音楽教育を受け、その後、ケルン音楽大学で、指揮とピアノとオペラを専攻。
 卒業後の1957年、オットー・アッカーマン[1909-1960]が音楽監督を務めるケルン歌劇場に練習指揮者として雇われてキャリアをスタートしますが、翌年にはベルンの市立劇場の練習指揮者に転身。ケルン歌劇場の音楽監督がヴォルフガング・サヴァリッシュ[1923- ]に替わると同劇場に戻ってサヴァリッッシュのアシスタントとして働くことになり、ほどなく実力を認められて正指揮者に昇格、1960年に『魔笛』でデビューすることとなります。
 以後、1962年にザルツブルク、1963年にオーバーハウゼン、1965年にハノーファーとドイツの劇場を渡り歩き、1966年にはリューベックの音楽総監督に就任、1976年にハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニーの首席指揮者、1977年からはデュッセルドルフ交響楽団の首席指揮者も兼務。
 その間、1968年には初めてベルリン・フィルに客演して成功を収め、翌1969年にはハンブルク・オペラを引き連れて『さまよえるオランダ人』でエディンバラ音楽祭デビュー、1972年にはコヴェントガーデンに『コシ・ファン・トゥッテ』で初登場。
 翌年ザルツブルク音楽祭にモーツァルト・マチネでデビューし、1974年にはニューヨーク・フィル・デビュー、1976年、40歳の時に『フィガロの結婚』でザルツブルク音楽祭にオペラ・デビューします。
 クレーはほかに、コンセルトヘボウ管弦楽団や、BBC交響楽団、ロンドン交響楽団、フィルハーモニア管弦楽団、ウィーン・フィル、フランス国立管弦楽団、シカゴ交響楽団、フィラデルフィア管弦楽団、クリーヴランド管弦楽団、ピッツバーグ交響楽団など世界各国のオーケストラを指揮しており、1991年から1995年にかけて北ドイツ放送フィルの首席指揮者を務めた後は、主にフリーランスとして活動しています。
 クレーは若い頃にドイツグラモフォンにモーツァルトやベートーヴェン、ハイドン、ニコライなどのレコーディングをおこなっており、その後、EMI、フィリップス、テルデック、ソニー、コッホ・シュヴァンなどにも録音していましたが、決してその数は多いとは言えず、また廃盤になっているものも多いため、今回のマーラーのリリースは歓迎されるところです。(HMV)

【収録情報】
・マーラー:交響曲第1番 ニ長調『巨人』
・マーラー:交響曲第4番 ト長調
 エディット・マティス(ソプラノ)
 ベルリン放送交響楽団(現ベルリン・ドイツ交響楽団)
 ベルンハルト・クレー(指揮)

 録音時期:1979年10月28日(1番)、1984年11月26日(4番)
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
 録音方式:ステレオ(ライヴ)

内容詳細

この演奏、耳の肥えたマーラー・ファンにもビックリ。何という濃厚でダイナミックな音楽だろう。70年代後半から80年代、ベルンハルト・クレーの名は地味だった。しかし、今聴き直してみると40歳代のエネルギッシュな指揮に耳をそばだたせて聴き入ってしまう。ワクワクするほど面白いマーラーだ。(長)(CDジャーナル データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

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やや粗さが目立つような気がするがこの内容...

投稿日:2013/06/01 (土)

やや粗さが目立つような気がするがこの内容でこの値段ならOKでしょう。この指揮者、人気がないので有名ですが、個人的には少なくとも、つい先頃亡くなったサヴァリッシュなどと同格、またはそれ以上かなと思っている。1番は曲が曲だけにいやでも盛り上がる。でも4番はなぜ、ソロがマチスじゃないんでしょうかね?どうでもいいことですが・・。まあ、全体として標準以上の内容と評価します。

mid-massa さん | 三重県 | 不明

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「復活」に続いてこちらも聴いてみる。「巨...

投稿日:2013/03/09 (土)

「復活」に続いてこちらも聴いてみる。「巨人」が1979年、第4番が1984年の録音で、いずれも「ADD」の表記ですのでアナログ録音です。「巨人」はそのせいかヒスがやや目立ち、レンジも狭く、冒頭の弦のフラジオレットがやたらにでかい音量で収録されております。第4番はそうしたこともなく、ごく良好であります。では順に。「巨人」はディスクをプレーヤーに挿入して60分を超える表示が出て一驚し、さては粘ったりだらけたりパターンかなあと危ぶみました。ところが実際に演奏が始まりますとそんなことは全くなくて、曲の歌謡性を活かした好演であります。安定したテンポのもと、伸びやかな抒情としっかりした起伏のつけられた、全く妥当なアプローチです。オーケストラの音色にやや美感を欠き(特に金管)、仕上がりと高揚感にもう一歩というところはありますけれど、まずまずの好演といってよいでしょう。なお、終演後の拍手が2分くらい入っていて、それでタイミングが長いのね、といふわけです。第4番はいかにもクレーさんに合いそうなイメージですが、一面ではそれは正しく、一面では違っております。合っている方はいいとして、どう違うかといいますと、弦や木管が歌うのに合わせて(重ねて)金管が不協和音を響かせたり警句のように入ってきたりする個所がところどころにあり、独自な処理をされていましてなかなかに曲者的演出が聞かれるのであります。クレーさん、実は一筋縄でいかないのですな。若干の毒を含んだ(マーラーらしいね)曲想を、むしろ他の指揮者よりもきっちり表現したんじゃないかな。これは面白い。この2枚組はまずまずの出来でしょう。

ほんず内閣総理大臣 さん | 北海道 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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