CD 輸入盤

交響曲第1番、第3番、第8番、第10番〜アダージョ ミトロプーロス&ミネアポリス響、ケルン放送響、ウィーン・フィル、ニューヨーク・フィル(4CD)

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
MR2395
組み枚数
:
4
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


ミトロプーロス/マーラー選集 第1集(4CD)
交響曲第1番、第3番、第8番、第10番〜アダージョ
ミネアポリス響、ケルン放送響、ウィーン・フィル、ニューヨーク・フィル


指揮台での動きが非常に激しく、ときにかなりの高さまでジャンプすることがあったことから、「エアボーン・マエストロ」とも呼ばれていたミトロプーロス[1896-1960]。
 表現力豊かな指揮ぶりと共に、驚異的な記憶力の持ち主としても知られており、それゆえかミトロプーロスのもとには、手間のかかる作品や初演物の依頼が多く、特にマーラーや声楽大作、オペラの多いことでは、戦後の欧米楽壇で際立って目立つ存在でもありました。一方でミトロプーロスは、プロコフィエフのピアノ協奏曲第3番やクレネクのピアノ協奏曲を弾き振り(!)するなどピアノの腕前もソリスト級、しかも自ら作曲もおこなうという多芸多才な人物で、その個性の強さにはすごいものがありました。
 マーラーに関しても人気が出る前から熱心に取り組んでおり、バーンスタインに与えた影響にも非常に大きなものがあると考えられています。
 このセットには、1960年マーラー・イヤーのライヴ録音3点と、1940年のセッション録音が1点収められています。
 第1番はミネアポリス時代の元気な演奏。第10番はマーラー・イヤーの1月を飾ったニューヨークでのライヴ録音で、第8番はザルツブルク音楽祭での大掛かりなコンサートのライヴ録音。第3番はその2か月後のケルンでのライヴ録音で、ミトロプーロスは、この2日後、スカラ座での同曲リハーサル中に過労が祟ったのか、心不全のため急死してしまいます。
 演奏はどれもミトロプーロスのマーラーならではの迫力あるもので、モノラル録音という音質条件を超えて胸に迫る力を備えています。(HMV)

【収録情報】
● マーラー:交響曲第1番ニ長調『巨人』
 ミネアポリス交響楽団
 録音:1940年11月4日(モノラル/セッション)

● マーラー:交響曲第3番ニ短調
 ルクレツィア・ウェスト(メゾ・ソプラノ)
 ケルン放送合唱団
 ケルン放送交響楽団
 録音:1960年10月31日(モノラル/ライヴ)

● マーラー:交響曲第8番変ホ長調『千人の交響曲』
 ルクレツィア・ウェスト(メゾ・ソプラノ)
 ミミ・ケルツェ(ソプラノ)
 ヒルデ・ツァデク(ソプラノ)
 イーラ・マラニウク(アルト)
 ジュゼッペ・ザンピエリ(テノール)
 ヘルマン・プライ(バリトン)
 オットー・エーデルマン(バス)
 ウィーン国立歌劇場合唱団
 ウィーン楽友協会合唱団
 ウィーン少年合唱団
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1960年8月28日(モノラル/ライヴ)

● マーラー:交響曲第10番嬰ヘ長調〜第1楽章アダージョ
 ニューヨーク・フィルハーモニック
 録音:1960年1月17日(モノラル/ライヴ)

 ディミトリ・ミトロプーロス(指揮)

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
ミトロプーロスのライブのマーラーがかなり...

投稿日:2016/11/22 (火)

ミトロプーロスのライブのマーラーがかなりまとまって残されたのは大きな僥倖である。同じNYフィルを率いたにせよ、前のワルターとも後のバーンスタインとも違う、苦く暗い、ザッハリッヒで叙事詩的なマーラーだ。廃墟と化した古代の遺跡の中に残された巨人像のような(彼の容貌のイメージもあるけれども)、しかし溶岩流のような熱さが迸るマーラー。あの「エレクトラ」や「トスカ」の超熱演の線上にある演奏だ。当今のマーラー演奏はもっと「客観的」でつまらない。二集に及ぶアルバムだけれど、HMVでは二集は売り切れとか。収録曲目のせいだろうか?一番だけは両方に入っているけれども、一集の方のは唯一のスタジオ録音とはいえ、いかんせん音が貧しい。二集の方のを取るべきだろう。他のは皆没年の録音で、ケルンでの三番は亡くなる数日前とかだが、いずれもこういうものとしては音はまずまず。近寄る死の影など微塵も感じさせない演奏の熱さを堪能するには不足はない。どの曲も同曲異演中で最も傑出した演奏である。この二アルバム以外にもケルンでの六番とかNYとの三番とかもあるが、いずれも引けを取らない。しかし他の曲はやらなかったのだろうか?「復活」や「大地の歌」も聞いてみたかった。でもこれだけでも残されたことを感謝しなくてはならないだろう。

mari夫 さん | 東京都 | 不明

4

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

プロフィール詳細へ

マーラー(1860-1911)に関連するトピックス

交響曲 に関連する商品情報

おすすめの商品