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【中古:盤質AB】 交響曲第9番 ノリントン&シュトゥットガルト放送交響楽団

マーラー(1860-1911)

中古情報

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AB
特記事項
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なし
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基本情報

ジャンル
カタログNo
93244
レーベル
Germany
フォーマット
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

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2009年最新録音
「ピュア・トーン」による衝撃のアダージョ
ノリントンによるマーラーの第9交響曲


ノリントン率いるシュトゥットガルト放送響によるマーラー・シリーズ第5弾は第9交響曲。ことし2010年5月に4度目の来日公演を控える当コンビによって、2009年9月に行われたばかりの公演が早くもリリースとなります。
 弦のヴィブラート・フリーを基調とする、持論のピリオド語法に依拠するノリントンが、後期ロマン派の作曲家マーラーにまでも例外なくピュア・トーンを導入していることでおおきな反響を呼んでいる当シリーズですが、その弦楽のとびきりの美しさについてはまず異論のないところ。その意味では、陶酔と頽廃そして官能とが綯交ぜになった畢生のアダージョで知られる第9番だけに、期待は膨らむばかりです。
 本作ではノリントンみずからが手掛けたライナーノート(日本語訳は付いておりません)からも窺い知れるとおり、十分な自信と検証の上に臨んだレコーディングなのでしょう。加えて、ブラスや木管の巧さもさすがというべきか、10年来の手兵との息もピッタリ。従来同様、ヴァイオリン両翼型配置を採用した弦楽セクションも複雑な内容に対して、混濁のない明解なサウンドがじつに効果的。この演奏がじっくり練り上げられたものであることを実感させる仕上がりとなっています。(キングインターナショナル)

【収録情報】
・マーラー:交響曲第9番ニ長調
 SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
 サー・ロジャー・ノリントン(指揮)

 録音時期:2009年9月5日
 録音場所:シュトゥットガルト・リーダーハレ、ベートーヴェンザール
 録音方式:デジタル(ライヴ)

=トラックタイム=
T. 26’02”+U. 14’06”+V. 12’38”+W. 19’24” = TT.72’10”

収録曲   

  • 01. I. Andante comodo
  • 02. II. Im Tempo eines gemachlichen Landlers - Etwas tappisch und sehr derb
  • 03. III. Rondo-Burleske: Allegro assai
  • 04. IV. Adagio - Sehr langsam und noch zuruckhaltend

総合評価

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私個人的には、クラシック音楽というのは芸...

投稿日:2011/08/01 (月)

私個人的には、クラシック音楽というのは芸術であって時代活劇ではないし、また時代活劇は芸術とは違う娯楽だと思います。...もちろん前の方が本質的にこういうことを主張されようとしているのではないことを理解しておりますが、少なくとも明治維新前後とかましてや平安時代と現代との比較に比べれば、たかだか100年前にヨーロッパで作曲された作品について、当時の演奏スタイルを考慮して奏でるというのは、全くナンセンスな「実験」ではないと考えます。...ここで仮に芸術の定義を「真実なるもの」と定めれば、Norringtonはまさにこれをartisticallyのみならずacademicallyにも探求しようと試みているわけで、我々一般聴衆にとっては、要は聴いて感動するかしないかの違いしかあり得ないわけでしょうね。E=mc^2を、理解できないなりにも美しいと感じるか、理解できずただ無意味な式だと感じるか。Mahlerの9番なんという曲でも、やはりそうでしょう。...私は、このNorringtonとStutRSの響きが大好きですし、このディスクを聴いて、感動しました。今まではただ「マーラーの」曲だと思っていたこの楽譜も、実は既に彼の手を離れた真実の芸術の音なのであって、敢えて大袈裟に申し上げれば、全人類あるいは神の所有物であるのではないか!という風に感じた次第です。そういうことで、上述の(ように私が見ている)彼の音楽的態度に対しても、誠に尊敬に値するものだと感じています。

あるまじろ さん | 神奈川県 | 不明

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ビブラートを排することで得られる、音と音...

投稿日:2010/07/18 (日)

ビブラートを排することで得られる、音と音の純粋な響き合いや絡み合いを良い録音で味わえるのは有り難い。たしかにワルター=ウィーン盤で聴かれた(気のする)、粋な音色や歌い回しを目指しているようだ。それがまだ、私にとっては感動に到らなかった。最大多数の人を唸らせる『芸』にまで至っていないということだろう。しかし似たような演奏を何枚も持っているよりは遙かに価値があると思った。

としちゃん さん | 宮城県 | 不明

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おなじみのピュア・トーンもさることながら...

投稿日:2010/06/07 (月)

おなじみのピュア・トーンもさることながら、このコンピのマーラーの特色は同一フレーズ内でのクレッシェンド/デクレッシェンドから細かいテンポの変動、はてはグリッサンドといった特殊奏法に至るまで、可能な限り作曲者の指示に忠実であろうとしている所にあると思う。音だけでは良く分からないが、管楽器のベルアップなどもこまめにやっていると思われる。一昔前のインバル/フランクフルト放送響にもそうした印象があったが、このコンピは一段と徹底している。だから、この第9も過去の演奏伝統と完全に切れているわけではないが(全体のテンポ設計はワルター/VPOのSP録音に近いところがある)、たとえばバーンスタインのように両端楽章を滔々たる流れの歌謡楽章とするのではなく、もっと鋭敏でなまなましい感触がある。バーンスタインの終楽章はテンポ設計に関しては、マーラーの指示をことごとく無視しているが、ノリントンはほぼ作曲者の指示通り。しかし、だから良いと簡単に言えないのが演奏の難しいところで、後は聴き手が説得力を感じるかどうか。私はこれを唯一無二と推すつもりはないが、ある意味、新鮮な演奏を大いに楽しんだのは事実だ。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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