CIAの秘密戦争 「テロとの戦い」の知られざる内幕

マーク マゼッティ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784152096029
ISBN 10 : 4152096020
フォーマット
出版社
発行年月
2016年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
423p;19

内容詳細

中東で、アフリカで、CIAは大規模な暗殺任務に、ペンタゴンはスパイ活動に手を染めていた―ピュリッツァー賞受賞記者が、世界規模で進行する「影の戦争」の最深部に迫る。「ニューヨーク・タイムズ」ベストセラー&「ワシントン・ポスト」年間ベストブック選出。

目次 : 彼方の戦争/ 殺害許可/ スパイ同士の結婚/ 暗殺部隊/ ラムズフェルドのスパイ/ 怒れる鳥/ 真のパシュトゥーン人/ 曖昧化する任務/ 代理戦争/ 基地/ 前線なきゲーム/ 「親父さん」の復活/ メスの刃/ アフリカ・スクランブル/ 破綻/ 医者とシャイフ/ 空から落ちる火/ 引退者コミュニティのスパイ

【著者紹介】
マーク マゼッティ : 「ニューヨーク・タイムズ」記者。専門は国家安全保障分野。1974年ワシントンD.C.生まれ。デューク大学卒業、オックスフォード大学にて歴史学(現代史)の修士号取得。「エコノミスト」、「USニューズ&ワールド・リポート」「ロサンゼルス・タイムズ」記者を経て現職。パキスタンおよびアフガニスタンにおける暴力の激化とアメリカ政府の対応に関する報道で、2009年にピュリッツアー賞を共同受賞。そのほか、CIAによる尋問ビデオの破棄をスクープし、35歳以下の若手ジャーナリストに贈られるリヴィングストン賞を2008年に受賞するなど受賞歴多数

小谷賢著 : 防衛省防衛研究所戦史研究センター主任研究官・防衛大学校講師(兼務)。専門はインテリジェンス研究、イギリス政治外交史。1973年京都生まれ。立命館大学国際関係学部卒業、ロンドン大学キングス・カレッジ大学院修了、京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。防衛研究所戦史部教官、英国王立防衛安保問題研究所(RUSI)客員研究員を経て現職

池田美紀 : 翻訳家。東京大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • スー さん

    冷戦終結後、予算の削減で衰退していたCIAがどのように復活し、諜報と防諜を主任務にしていたのが暗殺を行うようになったのかが良く分かりました。せっかく標的の情報を得たのに許可が出ず逃す事が続くと、独自の判断で行動できる攻撃的な組織を必要とするようになり、その答えがドローン兵器と特殊部隊でした。当初はCIAは暗殺をしない組織でしたが、世代交代により諜報の忍耐より派手な活動を好むようでドローンの爆撃と特殊部隊による攻撃と誘拐と拷問が増加していく。しかし、読んでいて、これで問題が解決するとは思えない。

  • 人生ゴルディアス さん

    膨大な情報量。この手の本は真偽の程が不明なので、眉に唾しながら読んだけれど、面白いかどうかで言えば面白かったし、著者の描く世界観は説得力があるように思えた。あと、本誌を読みながらビン・ラディン暗殺の映画を見返そうかと検索したら、あの暗殺はパキスタンとアメリカが組んだ陰謀だったという説があることを知った。本書の内容からするとありえないことだが、果たして。しかし、ドローンを使った暗殺という道具を手にしたら引き返せなくなる、というのはいかにもSF的な人間の愚かさを考えさせる。

  • yooou さん

    ☆☆☆☆★ スティーブ・コールの「シークレット・ウォーズ」とほぼ同じ時期、同じ地域の出来事をまた違った角度が掘り下げている労作。中近東の人たちの名前が覚えられなくて本書もなかなかに難解でしたがオバマがCIAの暗殺活動に傾注していく過程はなるほどそういうことだったのかという話でした

  • takao さん

    ふむ

  • さいごの砦 さん

    テロとの戦いを通じてCIAが諜報機関を逸脱し、準軍事組織化する過程に肉薄したレポート。著者はニューヨークタイムズの国家安全保障部門の担当であり、その経験を活かして、膨大な取材と豊富な調査資料を裏付けとしている点が素晴らしい。日本でも情報機関を設立する意見はよく聞かれるが、情報機関がどういった性質を持つのかを知るには本書は欠かせない。

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マーク マゼッティ

“ニューヨーク・タイムズ”記者。ワシントン支局で安全保障分野を10年担当し、現在は同紙“ワシントン調査チーム”エディター。1974年ワシントンD.C.生まれ。デューク大学卒業、オックスフォード大学にて歴史学(現代史)の修士号取得。“エコノミスト”、“USニューズ&ワールド・リポート”、“ロサンゼルス

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