ベートーヴェン(1770-1827)

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Blu-spec CD 2

『オリーヴ山上のキリスト』 ニコラウス・アーノンクール&ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、アルノルト・シェーンベルク合唱団(2007年ライヴ)

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SICC30517
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
Blu-spec CD 2

商品説明


ニコラウス・アーノンクール@90メモリアル・リリース
ベートーヴェン:オリーヴ山上のキリスト


アーノンクールがコンツェントゥス・ムジクスと初めて取り上げたベートーヴェン唯一のオラトリオ。イエスの苦悩と捕縛が切実に描き出された名演。
 50年以上にわたる演奏活動で、つねに音楽の本質とは何かを探求し続けたニコラウス・アーノンクール。2016年に亡くなったものの、その業績は残された数多くの録音に結実しています。存命であれば90歳となることを記念し(誕生日は12月6日)、晩年の名演を2枚、「アーノンクール@90メモリアル・リリース」として日本でのみ単独で発売いたします。

ベートーヴェンの唯一のオラトリオ『オリーヴ山上のキリスト』は、1803年にわずか数週間で完成した作品で、オリーヴ山でイエス・キリストが立ち寄って祈りを捧げ、捕縛される場面を描いています。独唱、合唱、管弦楽による作品で、3人の独唱はテノール(イエス)、ソプラノ(ゼーラフ セラフィム=天使)、バス(ペテロ)、合唱とオーケストラのために書かれた50分ほどの作品です。
 ベートーヴェンの作品にはまずヨーロッパ室内管とのコンビでアプローチをはじめたアーノンクールにとって、このオラトリオはコンツェントゥス・ムジクスと初めて取り上げたベートーヴェン作品でもありました(2001年)。このシュティリアルテ音楽祭でのライヴ・レコーディングはその6年後の再演で、シューベルト:オッフェルトリウム『声をはり上げよ』と共にシュタインツの聖カタリーナ教区教会で演奏された時のものです。自信に満ちたドラマティックなアプローチが作品の知られざる真価を伝えます。ライヴといってもアーノンクールの録音を長らく手掛けてきたテルデックス・スタジオのフリーデマン・エンゲルブレヒトらが収録したもので、生前のアーノンクール承認済みのものです。
 ベートーヴェン唯一のオラトリオということもあって、モノラルLPではシェルヘン&ウィーン国立歌劇場盤(ウェストミンスター)、ステレオLPではベルンハルト・クレ―&ウィーン響盤(DG)、オーマンディ&フィラデルフィア管盤(CBS→ソニー・クラシカル)、ヴァンゲンハイム&ボン・ベートーヴェンハレ管盤(EMI→ワーナーミュージック)、さらにはドミンゴをイエス役に起用したことで話題になったケント・ナガノ&ベルリン・ドイツ響盤(ハルモニア・ムンディ)など時折り録音は行われてきたものの、レア・レパートリーであることに変わりはなく、ピリオド楽器による演奏も新しい物好きのシュペリング&ノイエ・オーケストラ盤(Opus111)があるのみでした。それゆえこのアーノンクールはピリオド楽器による2つ目の全曲盤となります。

【ライナーノーツより】
「ニコラウス・アーノンクールが、1985年に生地グラーツで創設したシュティリアルテ音楽祭は、アーノンクールにとっての実験工房のような意味合いを持っていた。ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスとヨーロッパ室内管弦楽団を起用しての音楽の探求、特に後者とのベートーヴェン以降のレパートリーへの挑戦は、テルデックによるレコーディングとの両輪で進められ、それまでのアーノンクールの音楽家としてのイメージを大きく塗り替えることになった。(中略)
当盤のベートーヴェンのオラトリオ「オリーヴ山上のキリスト」は、2007年の同音楽祭で取り上げられた。2000年代に入ってからは、アーノンクールはこの音楽祭のために毎年3〜4演目を準備することが常だったが、この年は、ヨーロッパ室内管とのベートーヴェンのミサ曲ハ長調と交響曲第5番(6月22〜24日、ヘルムート・リスト・ハレ)、コンツェントゥスとのハイドンのオラトリオ「四季」(6月30日、7月1日、シュテファニエンザール)のほか、7月7日と8日にシュタインツの聖カタリーナ教区教会でシューベルトのオッフェルトリウム「声をはり上げよ(Intende voci)」D 963と共に演奏されたのが、この「オリーヴ山上のキリスト」であった。なおこの年の演目は、ベートーヴェンが同音楽祭エディションの映像(交響曲第5番のリハーサル風景を含む)、ハイドンがソニー・クラシカルへの録音として記録されており、アーノンクールの音楽づくりを多角的に辿ることができる。
また、ベートーヴェンの作品にはまずハーグ・フィル(1986年、フェルトキルヒ・シューベルティアーデ音楽祭での「フィデリオ」)、そしてより本格的にはヨーロッパ室内管(1986年、交響曲第5番で初共演)というモダン・オーケストラを起用してアプローチをはじめたアーノンクールにとって、このオラトリオは、コンツェントゥス・ムジクスと初めて取り上げたベートーヴェン作品となった(2001年、「ヨーゼフ2世葬送カンタータ」とともに演奏)。このシュティリアルテ音楽祭での演奏はその6年後の再演で、アーノンクールはこの後やはりコンツェントクスと2010年1月に再び「ヨーゼフ2世葬送カンタータ」とともに取り上げている。」(メーカー資料より)

【収録情報】
● ベートーヴェン:オラトリオ『オリーヴ山上のキリスト』 Op.85


 ローラ・アイキン(ソプラノ/天使)
 ヘルベルト・リッペルト(テノール/イエス)
 フローリアン・ベッシュ(バリトン/ペトロ)
 アルノルト・シェーンベルク合唱団
 エルヴィン・オルトナー(合唱指揮)
 ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
 ニコラウス・アーノンクール(指揮)

 録音時期:2007年7月7,8日
 録音場所:オーストリア、シュタインツ、聖カタリーナ教区教会
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

 プロデューサー:フリーデマン・エンゲブブレヒト
 レコーディング・エンジニア:ミヒャエル・ブラマン
 エディティング・エンジニア:ユリアン・シュヴェンクナー、マルティン・ザウアー

 日本独自企画(単独での発売は日本盤のみ)

内容詳細

アーノンクール指揮、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスによる、ベートーヴェンのオラトリオ「オリーヴ山上のキリスト」を収録。ベートーヴェンの作品の中では上演回数の少ない名作が、独唱、合唱とともにドラマティックに体現される。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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