LPレコード 輸入盤

交響曲第9番 オットー・クレンペラー、フィルハーモニア管弦楽団&合唱団(2枚組/180グラム重量盤レコード/Warner Classics)

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
5419752061
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
LPレコード
その他
:
限定盤,輸入盤

商品説明

クレンペラーのベートーヴェンの第九の名盤が、2023年最新リマスター音源を使用し、180gアナログLP盤として数量限定生産で発売

ベートーヴェンの交響曲全集は、クレンペラーの代表作として知られるもので、序曲その他を含め、遅めのテンポで壮大な世界を構築した名演。特にパート・バランスを常に適切に保つことで、情報量が非常に多いものになっているのが特徴で、フレーズの形を完璧に維持し、拍も厳格に守ることで、独特の堅牢なスタイルを構築している点が挙げられます。柔軟さや外見上のスタイリッシュさには目を背け、ベートーヴェンの本質のみにひたすら近づいていこうとするかのような演奏。それがクレンペラーによるベートーヴェン演奏の特徴と言えます。第9はその総決算です。 この名盤を、オリジナル・マスターテープより、2023年Art & Son Studio, Annecyにて24bit/192kHzリマスター音源を使用し、180アナログLP盤として数量限定生産で発売です。

【収録曲】
ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 Op.125「合唱」

【演奏】
オーセ・ノルドモ・レーヴベリ(ソプラノ)
クリスタ・ルートヴィヒ(メゾ・ソプラノ)
ヴァルデマール・クメント(テノール)
ハンス・ホッター(バス・バリトン)
フィルハーモニア管弦楽団&合唱団
オットー・クレンペラー(指揮)

【録音】
1957年10月31日、11月21-23日、ロンドン、キングズ・ウェイ・ホール(セッション)

【音源】
オリジナル・マスターテープより、2023年Art & Son Studio, Annecyにて24bit/192kHzリマスター

(メーカーインフォメーションより)

ユーザーレビュー

総合評価

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その昔、「Art Of Conducting」と言う映像...

投稿日:2014/04/26 (土)

その昔、「Art Of Conducting」と言う映像を見、往年のフルトヴェングラー、ワルター等の指揮姿を初めて見ました(今も、発売されてるのかな?)。壮年期の、カラヤン、バーンスタイン等も登場する、確か、BBC制作の番組でした。その番組で、最も、重用され、最後に「第九」を、演奏していたのが、クレンペラ―、フィルハーモニア管。戦後、EMIのレコーディング・オーケストラとしてスタートし、イギリスで、やっぱり変人でしたが、ドイツ本流の、数々の伝説となる演奏を、レコードに、聴衆に残したクレンペラ―。質実剛健、インテンポ、構成重視、厳しくも情熱ある音楽で、不思議、不可解な程、独自の音楽で、フルトヴェングラーとは大きく違うけれど、高い評価と人気を誇った。その代表盤のひとつ。ミサソレムニスも、そうでしたが、ひれ伏す程、感動しました。  時代は、大きく変わって、フィルハーモニア管は、音楽消費地、ロンドンで、若いムーティを擁し、一時破産寸前から立ち上がって、数多くの演奏と、レコーディングを、EMI中心にあらゆるレーベルとレコーディング、これまたあらゆる指揮者と、演奏する世界有数の、忙しオケとなった。本拠地もない、パリまで行くなんて当たり前、薄給の奏者、今は消えてしまった「The Phil」のドキュメンタリーは、オーケストラ運営と、芸術の維持の厳しい現実を見せてくれた。  自腹を切ってレコーディングもしていたシノ―ポリ死後、世の趨勢も有って急激にレコーディング減ってしまったが、怖ろしいスケジュールにめげず、コンサートをこなし、機能性と暖かい音を持ち続け、老若名人奏者と、現在、敏腕指揮者サロネンと、頻繁に立ち変わる客演指揮者、ソリスト、エキストラ、そして、事務局、裏方、スポンサーと共に、教育やネットも活用した現代的オケとして、ソリッドに変貌を遂げた。レコーディングも再開。指揮者とオケの力関係も変わった。これが、現代。これで、いいのだ。  このパイプを咥えた巨匠の様な演奏は、もうないだろう。厳しくてスケールがある。聴衆も、レコードやラジオでは味わえぬ貴重な機会、求めていた。  フィルハーモニアの歴史は、戦後の民間プロフェッショナルオーケストラの歴史、そのもの。

sunny さん | 兵庫県 | 不明

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悠揚迫らぬ素晴らしい名演だ。ベートーヴェ...

投稿日:2011/04/22 (金)

悠揚迫らぬ素晴らしい名演だ。ベートーヴェンの第9の名演としては、フルトヴェングラー&バイロイト祝祭管弦楽団によるドラマティックな超名演(1951年)の印象があまりにも強烈であるが、当該名演とは対照的に、微動だにしないゆったりとしたインテンポによって曲想を精緻に、そして格調高く描き出しているクレンペラーによる重厚な名演もまた、格別な味わいに満ち溢れていると言える。クレンペラーは各楽器を力強く演奏させており、とりわけ木管楽器をやや強めにするのはユニークであると言えるが、いささかも無機的な演奏に陥ることがなく、どこをとっても彫の深い音楽が紡ぎ出されていく。巧言令色などとは全く無縁であり、飾り気が全くない微笑まない音楽であるが、これは正に質実剛健な音楽と言えるのではないだろうか。全体の造型はきわめて堅固であるがスケールは極大であり、いずれにしても、本演奏は、前述のフルトヴェングラーによる名演も含め、古今東西の様々な指揮者による名演の中でも、最も峻厳で剛毅な名演と高く評価したい。独唱陣はいずれも優秀であるが、とりわけバリトンのハンス・ホッターとメゾ・ソプラノのクリスタ・ルートヴィヒは比類のない名唱を披露していると言える。クレンペラーの統率の下、フィルハーモニア管弦楽団や同合唱団も最高のパフォーマンスを示しているのも、本名演に大きく貢献しているのを忘れてはならない。録音は、今から50年以上も前のものではあるがステレオ録音であり、前述のフルトヴェングラーによる演奏などと比べると、条件的には恵まれた状況にあると言える。現時点では本HQCD盤がベストの音質であるとは言えるが、前述のフルトヴェングラーによる1951年盤がSACD化されたことによって素晴らしい高音質に蘇ったことを考えると、抜本的な音質改善が図られたとは言い難い。クレンペラーによる至高の名演であることもあり、今後SACD化を行うなど更なる高音質化を大いに望みたい。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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人物・団体紹介

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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