ベートーヴェン(1770-1827)

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SACD

交響曲第5番『運命』、交響曲第7番 インバル&東京都交響楽団

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
OVCL00430
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド

商品説明

インバル/都響 ベートーヴェン・シリーズ第2弾

ベートーヴェン:交響曲第3番『英雄』&『コリオラン』序曲(OVCL00385)に続く、インバル&都響によるベートーヴェン・シリーズの第2弾は第5番『運命』&第7番。インバルの第5番『運命』は初録音となります。
 都響とのライヴ録音では、マーラー、ブルックナーなど、持ち前のレパートリーを存分に聴かせ、レコード芸術特選や、宇野功芳氏の大絶賛など、高評価を受けてきたインバル。そしてチャイコフスキー:交響曲第5番の異彩あふれる演奏や、初録音となったベートーヴェン:交響曲第3番『英雄』。勢いを見せる都響とのコンビで放つ当新録音では、更に新しいインバルの魅力を見せます。
 オーケストラの一糸乱れぬ芯のある骨太なアンサンブルで奏でられるベートーヴェン。毅然とした迫力に満ちた音楽を聴かせ、インバルの並ならぬ統率力を感じることができます。(エクストン)

【収録情報】
ベートーヴェン:
・交響曲第5番ハ短調 op.67『運命』
・交響曲第7番イ長調 op.92
 東京都交響楽団
 エリアフ・インバル(指揮)

 録音時期:2009年11月29日(第7番)、2010年3月14日(第5番)
 録音場所:池袋、東京芸術劇場
 録音方式:DSDレコーディング(ライヴ)
 SACD Hybrid
 2ch HQ (CD STEREO/ SACD STEREO)

内容詳細

精神論で音楽や演奏を語ることは、本来あまり潔しとしないが、それでもこの演奏は特別だ。とにかくオケ自らが、これほど全身全霊を傾けて演奏するなど、そうそうあることじゃない。やはり必要なのは“気合い”なのか。オケをそうさせた指揮者の偉業。★(教)(CDジャーナル データベースより)

ユーザーレビュー

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これは素晴らしい名演だ。インバルは、ブル...

投稿日:2010/12/26 (日)

これは素晴らしい名演だ。インバルは、ブルックナーにおいては初稿の録音を行うなど、相当の拘りを見せているが、ベートーヴェンの交響曲においては、最近流行のピリオド楽器の使用や古楽器奏法には見向きもしない。いわゆる正攻法の旧スタイルによる演奏を終始貫いている。しかしながら、古臭さは皆無であり、ベートーヴェンの交響曲第5番、そして第7番の魅力をゆったりとした気持ちで味わうことができる点を高く評価したい。第5番は、全体として重厚な響きが支配しているが、特に第2楽章など、品のいいレガートが絶妙な効果をあげている。近年のベートーヴェン演奏においては、古楽器奏法などを意識するあまり、このレガートを軽視・蔑視する傾向が強いが、本名演は、現代の軽妙浮薄なベートーヴェンに対する力強いアンチテーゼと言えよう。第7番は、第5番とは異なり、重厚な響きよりは、軽快なリズム感を重視した印象が強いが、それでも、随所に見られる美しいレガートやここぞという時の強靭な迫力は、現代の指揮者による演奏とは一線を画する極めて高いレベルに仕上がっていると言える。SACDによる高音質録音も非常に鮮明であり、本名演の価値を高めるのに大きく貢献している。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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汲めども尽きせぬ魅力に満ちた演奏である。...

投稿日:2010/10/31 (日)

汲めども尽きせぬ魅力に満ちた演奏である。一見、昨今の時流に反した大編成のオーケストラによる大時代的なベートーヴェンに聴こえるが、実際にそこから立ち現れてくる音楽は、あらゆる意味において紋切り型のイメージを打ち破るものである。だからと言って、奇を衒ったアプローチや音響は皆無であり、演奏の根底にあるのは、インバルの指揮の下、それぞれのパート譜が内包する音楽を最大限正確かつ真摯にあらわし尽くそうとする都響の各奏者のもちろん高度な能力に裏付けられた献身的な姿勢である。そういった各奏者が放つ瞬間瞬間の音楽の充実が、一貫して比較的余裕を持ったテンポ感に基づいて設定される大きくて風通しのよい音楽空間の中に展開し、あたかも誕生間もない宇宙のような、多様な種類のエネルギーに満ちた高密度の時空を作り出している。そのエネルギーは、「精神」という言葉を用いて表現したくなる何かであり、つまりはベートーヴェンの言葉に他ならない。他の演奏との比較で言えば、アンサンブルは極めて緊密かつ正確ではあっても、セルやクライバーやショルティのような、ギリシア彫刻に範を取るような筋骨隆々たる造形美を誇るタイプのものではない。また、編成は大きくても、晩年のカラヤンのような耳を覆わんばかりの音響の洪水でもない。むしろ内容的にはフルトヴェングラーやクレンペラーのように、大きな精神そのものを感じさせる。あたかも、シェイクスピアのドラマやヘーゲルの絶対精神が、同時代の存在として我々に語りかけてくるようである。そしてベートーヴェンの音楽とはやはりそのようなものではないか、という問いかけを、インバルは我々に提示している。精神論はこれくらいにして、より即物的にこの演奏の長所を語るとすれば、とにかく、各パートのバランスが絶妙であるということに尽きるであろう。それは、全体の響きをあらかじめ措定し、それに合わせるように各部分の長短を切り揃えて作られるようなバランスではなく、上記のように各パートが最大限自己のパートの音を充実させることによって自ずから達成されるバランスである。その中でも、例えば第5の1楽章や終楽章におけるテヌートの強調など、インバルがさりげなくも大胆に自らの「署名」を施している点も、この演奏の巨匠的な性格を印象づけている。これらの演奏の実演は聴くことができなかったが、最近の定期演奏会の某指揮者のブルックナーなどを聴いても、現在の都響は、堂々と自信を持って自分たちの演奏を指揮者と聴衆に提示している。単なる技術面のみならず、メンタルな面でも、従来の小じんまりとした日本のオケの枠を完全に超えてしまったと言えるであろう。それに至るには若杉、ベルティーニ、デプリーストの貢献もあったであろうが、何といっても、プリンシパルとしてのインバルの指導力が決定的であることは疑いを容れない。

norry さん | 東京都 | 不明

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都響は時々堰を切ったかの如くもの凄い演奏...

投稿日:2010/09/15 (水)

都響は時々堰を切ったかの如くもの凄い演奏を聴かせることがある。最近では3/14のベートーヴェン5番と6/19のマーラー2番。この日のベト5、冒頭から素晴らしく「本当に都響?」と思わせるほど堂々たる演奏、第2楽章は円熟味たっぷりで聴かせ、第3楽章は驚くほどアップテンポ、そして壮大に締めくくる最終楽章と聴きどころ満載の名演です。都響の力をここまで引き出すインバルはやはり素晴らしい指揮者だと思う。エクストンさん、6/19の演奏のCDも是非よろしくお願いします。

ケロヨン さん | 東京都 | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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