ベートーヴェン(1770-1827)

人物・団体ページへ

CD

交響曲第3番(ベルリン・フィル 1952年)、大フーガ(ウィーン・フィル 1954年) フルトヴェングラー

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
DCCA0051
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

フルトヴェングラーの圧倒的な「エロイカ」
「エロイカ」の当たり年の1952年12月7日の演奏会より
渾身の復刻!ウラニアとも違うスケールの大きな演奏!!

弊社のフルトヴェングラー復刻はだいぶ数が増えてきましたが、エロイカはウラニア(DCCA0031)とローマ(DCCA0039)の2種類しかなく、フルトヴェングラーのエロイカでも録音が多い1952年のものは一つも手がけていませんでした。今回、エアチェックと思われるテープを聞いたところ、多少のヒスノイズはあるものの十分演奏がわかるものに出会えたので復刻となりました。演奏については既に昔から、著名な先生方をはじめ良いの悪いのと人それぞれれぞれ感じ方が違ってとれるものです。個人的に聞いた感想では、せわしい感じはなく肺炎で倒れた後の演奏だけに一音、一音、確かめる様に進めた結果、スケールも大きなエロイカに仕上がったという感じです。聞き所は第ニ楽章の葬送行進曲でしょう。葬送なので早すぎると表現が浅く、かといって、遅すぎれば単に重いだけのさじ加減の難しい部分を極限まで求め、その効果かむせび泣く様な雰囲気が十分伝わる名演といえるでしょう。フルトヴェングラーで音が良い、悪いというよりも、どれだけ当時の演奏をCDという媒体で疑似体験しその演奏を触れられるかという方が重要に思え、このエロイカは十分その価値がある演奏だと思います。フルトヴェングラーはこの12月7日の翌日8日にもベルリン・フィルとのエロイカがあり、11月末にもウィーン・フィルと2種類録音があります。これらをいろいろ聞いて、自分の好きな演奏を探すのも面白いかもしれません。録音日は一般的に知られている日を明記しております。ご了承下さい。(デルタエンタテインメント)

・ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1952年12月7日(ライヴ)

・ベートーヴェン:大フーガ作品133
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1954年8月30日(ライヴ)

 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

収録曲   

  • 01. ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
  • 02. ベートーヴェン:大フーガ作品133

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
★

4.5

★
★
★
★
★
 
2
★
★
★
★
☆
 
1
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
世評では、前半は初日が、後半は2日目の演...

投稿日:2011/11/22 (火)

世評では、前半は初日が、後半は2日目の演奏が優れているとされるが、やはりこの曲の真価は第1、第2楽章だろう。とりわけ第1楽章の冒頭の集中力と迫真の音色は彫りが深く、崇高な精神の世界に圧倒的な迫力で高揚してゆく。非常にレベルの高い選曲だと思う。この52年冬の初日のエロイカは、数あるフルトベングラーの録音の中でも群を抜いてスケールが大きく、指揮者の深い思想の構築に、鋼のように強靱な52年のBPOが、渾身の力で答えている。この録音がBPOのエロイカとして、ロココレーベルで我が国に初めて紹介された時には、不鮮明な音で、多くの人が全貌をとらえられなかった。VPOとの大フーガは、オリジナルはステレオで録音されたらしく、54年最晩年の天衣無縫ともいえる境地を一筆書きのように伝えている。ザルツブルク最後の演奏は、もう細部には拘泥せず、それでいて実に深遠な世界が自然の造形物のように、目の前に現れては姿を変えてゆく。この録音復刻の意義は極めて大きく、企画の輝かしい知性に深く感謝したい。

黒熊怪 さん | 千葉県 | 不明

0
★
★
★
★
☆
翌日の1952年12月8日の演奏の方が広く親し...

投稿日:2008/08/31 (日)

翌日の1952年12月8日の演奏の方が広く親しまれ、世評も高いように思う(既にTharaなどから出ている)が、この演奏は翌日のものと大差はないものの、初日だけに?微妙に即興性に富んでいるようで素晴らしい。ヒスノイズが多少目立つ所もあるが、あたかも放送局のテープを聴くような生々しい音に整えられている。ぜひ、デルタレーベルには、翌日の演奏も生々しく音質改善して発売してほしいものだ。余白の54/8/30の大フーガはこれに比べると、音が生々しい代わり、原テープの痛みも分かり、惜しまれる出来だ。

eroiccka さん |   | 不明

0
★
★
★
★
★
非常にレベルの高い選曲だと思う。この初日...

投稿日:2008/08/17 (日)

非常にレベルの高い選曲だと思う。この初日のエロイカは、数あるフルトベングラーの録音の中でも群を抜いてスケールが大きく、指揮者の深い思想の構築に、鋼のように強靱な52年のBPOが、渾身の力で答えている。この録音がBPOのエロイカとして、我が国に初めて紹介された時には、不鮮明な音で、多くの人が全貌をとらえられなかった。VPOとの大フーガは、ステレオで録音されたらしく、54年最晩年の天衣無縫ともいえる境地を一筆書きのように伝えている。この録音復刻の意義は極めて大きく、企画の輝かしい知性に深く感謝したい。

黒熊怪 さん | 神戸 | 不明

0

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

プロフィール詳細へ

ベートーヴェン(1770-1827)に関連するトピックス

交響曲 に関連する商品情報

おすすめの商品