ベートーヴェン(1770-1827)

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CD 輸入盤

交響曲全集 ロヴロ・フォン・マタチッチ&ザグレブ・フィル(1980〜1981年ステレオ)(5CD)

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
2506-5618
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


これぞ、巌の如きベートーヴェン!
マタチッチ、完全初出のベートーヴェン・ツィクルス 1980-1981
巨匠最後の全曲演奏会、ステレオ・ライヴ!


巨匠マタチッチはベートーヴェンを満遍なく取り上げていた指揮者ではありません。生涯で2度しか全曲演奏会をしなかったといいます。その最初のものは1962年のミラノ放送響とのもので、CDとして既出ですが音質には不満もあり、オケの響きの薄さには泣かされたものです。
 ついに登場する巨匠最後のベートーヴェン・ツィクルスは巨匠のお膝元であるユーゴスラヴィア(現クロアチア)のザグレブ。もちろん手兵のザグレブ・フィルを率いての大演奏です。HRTクロアチア所蔵の音源は優秀なステレオ。正に巌の如きベートーヴェンがそそり立ちます。
 第1番、第2番、第8番という小ぶりな曲の内容の深さにも感動。第7番は青年のような元気溌剌さ。『運命』、『第九』の人生の苦みを体現するかのような切実な表現。壮大な『エロイカ』等、聴き所は満載。マタチッチを、更にはベートーヴェンを知るには必携の名演と言えましょう。
 解説は演奏分析の神、金子建志氏がマタチッチのベートーヴェン演奏の秘密を詳述!(販売元情報)


【収録情報】
ベートーヴェン:交響曲全集

Disc1
● 交響曲第1番ハ長調 Op.21
● 交響曲第3番変ホ長調 Op.55『英雄』

Disc2
● 交響曲第2番ニ長調 Op.36
● 交響曲第6番ヘ長調 Op.68『田園』

Disc3
● 交響曲第4番変ロ長調 Op.60
● 交響曲第5番ハ短調 Op.67『運命』

Disc4
● 交響曲第8番ヘ長調 Op.93
● 交響曲第7番イ長調 Op.92

Disc5
● 交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱』


【第9番のソリスト、コーラス】
 ラドミラ・スミッリャニチ(ソプラノ)
 マリヤ・クラシッチ(メゾ・ソプラノ)
 イーゴル・フィリポヴィチ(テノール)
 ネヴェン・ベレマリチ(バス)
 ザグレブ・フィルハーモニー合唱団(合唱指揮:イヴァン・ゴラン・コヴァチッチ)

 ザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団
 ロヴロ・フォン・マタチッチ
(指揮)

 録音時期:1980年12月19日(第1番、第2番)、1981年1月16日(第3番、第4番)、2月27日(第5番、第6番)、5月22日(第7番、第8番)、6月5日(第9番)
 録音場所:ヴァトロスラフ・リシンスキ・コンサートホール
 録音方式:ステレオ(ライヴ)
 音源:HRTクロアチア放送


内容詳細

マタチッチ指揮、ザグレブ・フィルによる、ベートーヴェンの交響曲全集。積極的にベートーヴェンを取り上げてこなかったマタチッチが、お膝元であるザグレブのオーケストラを率いて徹底的にベートーヴェンと対峙。溌剌とした響きに胸を打たれる。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

総合評価

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この所商業録音としての全集を聴いていた分...

投稿日:2024/07/09 (火)

この所商業録音としての全集を聴いていた分、衒いが無いというか商品としての完成度が高いというわけではない演奏、と感じる全集でした。 余りマタチッチの他の演奏や、この録音もしっかりと聴き込んだわけではないので、芸風や解釈を云々することは控えますが、やはりそういった意味で、「ベートーヴェンをマタチッチの指揮によって聴く」というよりは、「マタチッチが指揮したベートーヴェンを聴く」という録音だと思います。 それでもこうして纏まった形で取り上げたことには意図があるものだと思いますし、それを聴くことが出来ることが重要なので、この録音には十分な価値があります。所謂全集録音ではないというだけの話です。 録音はダイナミクスが良く、視界が開けるような田園の第一楽章や、七番の迫力さえ感じる歓喜の盛り上がりが見事です。 ところで録音データでは第九の合唱団について、ザグレブ・フィル合唱団としていますが、この合唱団の名前は iTunes などの一部の英語の録音データにしか存在しません。合唱指揮者としているイヴァン・ゴラン・コヴァチッチは 1943 年に亡くなったクロアチアの詩人で、彼の名を冠した「アカデミー合唱団『イヴァン・ゴラン・コヴァチッチ』」という団体があり、マタチッチはこの団体と録音を残している一方、ザグレブ・フィル合唱団の情報はクロアチア語では自分は見つけられなかったので、恐らく実際の合唱団の名前はこちらではないかと思います。

はづき さん | 神奈川県 | 不明

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とてもいい全集だと思う。不出来な演奏がな...

投稿日:2024/03/27 (水)

とてもいい全集だと思う。不出来な演奏がない。N響でもやっていた7番序奏ヴァイオリンの1オクターヴ上げは効果もないしいらなかったと思うが、それ以外はスコアの改変も標準的。ザグレブ・フィルも水準以上。どっしりとした低弦の上に筋肉質で野性的な音楽を構築していくマタチッチの良さが十分とらえられているし、決して泥臭いとか荒っぽいとかはならないことも美質。N響との66年の9番を引き合いに出して燃焼度不足とおっしゃっているレビュアーの方がおられるが、それはそのとおり。でもあの演奏は別格なのだ。マタチッチの咳がかなり入っているところをみても既に体調は万全ではなくなっていたのだろう。むしろマタチッチならではの豪快な面とともに晩年の落ち着いた解釈を味わえることを楽しみたい。優れた録音が極端に少ないマタチッチ最大の遺産といえるかもしれない。

フォアグラ さん | 愛知県 | 不明

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まずは、このようなCDを世に出していただい...

投稿日:2024/03/03 (日)

まずは、このようなCDを世に出していただいた東武商事様に感謝です。待ちに待ったシリーズ物です。次は、ブルックナーの全集も発売して欲しいですね。 演奏はと言えば、全体的に豪快で骨太の演奏です。しかし、マタチッチなら、もう少しできそうな気がします。例えば、第9番などは、NHK交響楽団の1960年代のライブ盤の方が、圧倒的によいです。迫力と切迫感が違います。おそらく、録音状態、または、演奏団体の差かもしれません。そんな中で、第4番は名演です。力強く推進力もあり、第5番を聴いているような印象で、この曲だけでもマタチッチの真価を垣間見ることができます。

クラシック大好き さん | 埼玉県 | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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