ベートーヴェン(1770-1827)

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CD 輸入盤

交響曲全集、序曲集 ジョス・ヴァン・インマゼール&アニマ・エテルナ(6CD)

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ALPHA380
組み枚数
:
6
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ALPHAレーベルから新装再発売
インマゼール/ベートーヴェン全交響曲


入念なセッションで細部まで練り上げられ、超低歪率で有名なSonodoreのマイクロフォンを駆使する優秀な録音技術で完璧に仕上げられたベートーヴェン全集。
 シューベルトの交響曲全集やモーツァルトなどの革新的な演奏により、リリースのたびに驚きを提供してくれたインマゼール&アニマ・エテルナのコンビですが、このベートーヴェンでの説得力は、それまでを上回るたいへん強力なものとなっています。
 使用楽器は古楽器ですが、ピッチはA=440Hzを採用、古楽器独特の個性的音色の魅力を生かしながらも生き生きとした鮮度の高い響きを生み出しているのが印象的。クラリネットのエリック・ヘプリチやオーボエのアントワーヌ・トルンツィク、フルートのマルク・アンタイ、フランク・テュンスといった古楽器の名手たちを多く擁する「アニマ・エテルナ」のサウンドは、古楽器オケとして世界最高のレヴェルに達しています。編成は作品によって異なり、37人から55人までとフレキシブル。一貫して古楽器ティンパニが小気味良い音を聴かせますが、第九とトルコ行進曲に参加するトルコ風パーカッション部隊の活躍も見逃せません。
 スコアはシューベルトの交響曲全集と同様にベーレンライター版を用い、さらにウィーン楽友協会所蔵の史料も参照してインマゼール独自の研究を反映するという徹底ぶり。
 インマゼールはすでに、1998−1999年のシーズンに行ったベートーヴェン交響曲全曲演奏会でのセッションで、第9番と第5番、第6番を収録し、SONYからCDをリリースしていましたが、ここでは、その後も繰り返しベートーヴェンの作品を研究・演奏してきたことにより、新たな解釈、音色の提示をおこなうことに成功。自信に満ちた解釈で、それぞれの作品から圧倒的な情報量を引き出した手腕は見事というほかありません。
 なお、中でもユニークな第九の配置と人数は下記の通りです。


合唱:各パート6人 独唱:4人 第1ヴァイオリン:8人 第2ヴァイオリン:7人 ヴィオラ:6人 チェロ:6人 コントラバス:5人 フルート:2人 ピッコロ:1人 オーボエ:2人 クラリネット:2人 ファゴット:2人 コントラファゴット:1人 ホルン:4人 トランペット:2人 トロンボーン:3人 ティンパニ:1人 トルコ風パーカッション:3人


【収録情報】
ベートーヴェン:交響曲全集、序曲集

Disc1:
・『プロメテウスの創造物』序曲 Op.43 (04:32)
・交響曲第1番 Op.21 (24:56)
・交響曲第2番 Op.36 (33:07)
Disc2:
・交響曲第3番 Op.55『英雄』 (46:39)
・『コリオラン』序曲 Op.62 (06:43)
・『エグモント』 Op.84−序曲 (07:09)
・『アテネの廃墟』 Op.113−序曲 (04:03)
・『アテネの廃墟』 Op.113−トルコ行進曲 (02:00)
Disc3:
・交響曲第5番 Op.67 (29:40)
・交響曲第4番 Op.60 (32:01)
Disc4:
・交響曲第6番 Op.68『田園』 (40:20)
・交響曲第8番 Op.93 (24:01)
Disc5:
・交響曲第7番 Op.92 (38:29)
・『献堂式』序曲 Op.124 (10:53)
Disc6:
・交響曲第9番 Op.125 (64:44)
 アンナ・クリスティーナ・カーポラ(S)
 マリアネ・ベアーテ・シェラン(A)
 マルクス・シェーファー(T)
 トーマス・バウアー(B)
 アニマ・エテルナ合唱団

 アニマ・エテルナ
 ジョス・ヴァン・インマゼール(指揮)

録音データ:
■第1次セッション:2005年12月10-12日
・交響曲第4番
・交響曲第8番
・『プロメテウスの創造物』序曲
 ミドリ・ザイラー(コンミス)

■第2次セッション:2006年5月1-4日
・交響曲第2番
・交響曲第3番
・『アテネの廃墟』序曲
・『エグモント』序曲
 ブライアン・ディーン(コンマス)

■第3次セッション:2006年11月13-16日
・交響曲第6番
・交響曲第7番
・序曲『コリオラン』
 ミドリ・ザイラー(コンミス)

■第4次セッション:2007年4月17-21日
・交響曲第1番
・交響曲第9番
・トルコ行進曲
 ミドリ・ザイラー(コンミス)

■第5次セッション:2007年12月20-21日
・交響曲第5番
・『献堂式』序曲
 ブライアン・ディーン(コンマス)

 録音場所:ブリュージュ、コンセルトヘボウ
 プロデューサー&エンジニア:ベルト・ファン・デル・ウォルフ
 使用機材:マイク:Sonodore、ケーブル:Siltech PRO-S4

総合評価

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現時点で、演奏内容と録音においてガーディ...

投稿日:2013/05/10 (金)

現時点で、演奏内容と録音においてガーディナーの全集に対向できる唯一の全集であろう。問題は価格だ。現在ガーディナー全集が2000円前後だから、あと10年待ってインマゼールもその価格帯になったところで購入しても遅くない。その間に演奏のすばらしさが色褪せるようなことは決してないのでご安心いただきたい。演奏水準は非常に高度で、当時のウィーンのピッチは現代とほぼ同じであったとの結論に基づくため、現代楽器での演奏を聴き慣れた耳にもあまり違和感を感じさせない。むしろ、最近の小編成現代楽器演奏がやっている「仕掛け満載」の演奏よりも、すんなりとベートーヴェンの世界に入り込める。全曲を通して、テンポ、強弱、表情づけは適切で、あくまで「楽曲の音楽的内容の濃さ」が前面に出てくる。HMV解説に英文で転載されている9番の合唱編成と配置だけが、残念な結果となっている。合唱の人数が少なすぎ、ミキシングでも持ち上げてないので、合唱が貧弱にしか聴こえない。反面、独唱4人は、まるで役付きの歌劇の重唱のような雄弁なアンサンブルを聴かせていて、すばらしい。

ニャンコ先生 さん | Tochigi | 不明

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エグイベートーベンで好きになれない。 高...

投稿日:2009/11/03 (火)

エグイベートーベンで好きになれない。 高音域がとても 汚い。 

Terry さん | 静岡県 | 不明

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私にとってベーレンライター版は、ジンマン...

投稿日:2008/08/25 (月)

私にとってベーレンライター版は、ジンマンで驚き、ヘルヴィッヒの来日公演で感心し、この全集で納得した。アンサンブルが完璧ということではないにせよ、現時点での最先端の研究成果を反映した全集ということで、いろんな発見がる。その点で、Beethovenの交響曲に関心のある方には、かなりお勧め。

saitaman さん | saitama | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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