ベートーヴェン(1770-1827)

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SACD

ベートーヴェン:交響曲第5番『運命』、ゴセック:17声の交響曲 フランソワ=グザヴィエ・ロト&レ・シエクル(シングルレイヤー)

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
HMSA0069
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
SACD
その他
:
限定盤

商品説明


ハルモニア・ムンディSACDシリーズ。日本独自企画・限定盤
ロトの『運命』がSACDで登場!


ロトとレ・シエクルによるベートーヴェンの『運命』がSACDシングルレイヤーで登場します。ハルモニア・ムンディ・フランス・レーベルからハイレゾ音源の提供を受けて、SACDリマスタリングを施した、日本独自企画のリリース。限定生産となります。
 『運命』は、基本的にロトらしい推進力に満ちた早目のテンポによります。歯切れの良いリズム、聴いたことのないような弦のフレージング、明るく輝かしい音色など、まさにロトとレ・シエクルにしかできない演奏を繰り広げ充実感の極み。
 カップリングは『ガヴォット』で有名なゴセック[1734-1829]の17声の交響曲。ゴセックはシンフォニストとして非常な人気を誇り、また当時フランスの管楽器奏者の水準が高く、それが作品に反映されているため、ベートーヴェンは多くのことを学び作品に応用したとされます。
 このたびのSACD化により、高音の伸びがより豊かになっており、実際に演奏会場のベスト・ポジションで聴いているような印象になっています。(販売元情報)

【収録情報】
1. ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 Op.67『運命』
2. ゴセック:17声の交響曲ヘ長調 RH64

 レ・シエクル
 フランソワ=グザヴィエ・ロト
(指揮)

 録音時期:2017年3月(1) 2020年2月(2)
 録音場所:フィルハーモニー・ド・パリ(1) ブローニュ=ビヤンクール、ラ・セーヌ(2)
 録音方式:ステレオ(デジタル)
 SACD Single Layer

 国内製作・日本語帯・解説付き
 SACD対応プレイヤーで再生できます。


内容詳細

2020年に発売になったアルバムが、SACDシングルレイヤーとして再発売。発売当初からその鮮烈な演奏が大きな話題となったが、シングルレイヤー化によって、ロトの音作りの妙味がいっそう鮮明に浮かび上がってくる。(CDジャーナル データベースより)

総合評価

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ロトはそれほど極端に変わったことをするわ...

投稿日:2020/11/23 (月)

ロトはそれほど極端に変わったことをするわけではないのに、実に新鮮で刺激的な音楽を聴かせてくれる。「運命」はクルレンツィスよりもロトの方が好きである。それにしても、ゴセックが面白い。第3楽章から、突然気合いの入った音楽になる。作曲時70歳になる直前だから、多くの作曲家たちが多分筆を置いたであろう、あるいは鬼籍に入っている時期に十分に立派な作品を残したのだ。若き(ゴセックに比べればはるかに若い)ベートーヴェンに比べれば、古いタイプの音楽には違いないが、ベートーヴェンと同時代の作品として、歴史に残して、もう少し聴かれてももいいと思う。ゴセックはこの後さらに30年近く生きたようだが、ベルリオーズの音楽も聴いたに違いない。ハイドンからモーツァルト、ベートーヴェン、ロッシーニ、シューベルト、ベルリオーズと、古典派からロマン派へ通じる流れを見て、感慨深いものがあったであろう。尤も、当時の音楽界の認識は今日とは随分異なるかも知れないけれど。

ヤナハル さん | 鹿児島県 | 不明

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新鮮かつ充分に興奮させ感動させる素晴らし...

投稿日:2020/09/28 (月)

新鮮かつ充分に興奮させ感動させる素晴らしいベートーヴェンだ。求心的な第1楽章、朴訥とした歌が溢れる第2楽章、コントラバスがスリリングで痛快な第3楽章を経て終楽章の開放感と緊張感の交錯まで全く見事なもの。練習不足と批判しているレビュアーがいらっしゃるが、それは勘違いだと思う。ロトは細部まで表現を徹底している。粗く聴こえるとしたら、ロトが意図的にパートを突出させ、この交響曲の前衛性をクローズアップさせているからだろう。ゴセックの交響曲も面白い。ほぼ同時代の作品といってもゴセックはハイドン時代の人で当時としては大変長寿だった。曲はまさにハイドン風で多彩な管楽器がフランスらしいが、ベートーヴェンの時代でも大半の作曲家はハイドンの古典派スタイルで書いていたんだろうなと想像できる優れた企画だ。

フォアグラ さん | 愛知県 | 不明

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  後世の我々が意識している「運命はかく...

投稿日:2020/09/20 (日)

  後世の我々が意識している「運命はかくのごとく…」(弟子の作り話だが)に代表されるイメージを洗い流した演奏と感じた。このコンビらしく楽器間の音がバランスよく配置され、音の情報量が豊富でモティーフの受け渡しの流れが見通しよくわかりやすい。   しかし、私が今まで聴いてきたドラマ(同曲の重厚で「闘争から勝利へ」みたいな)をもったディスクとは趣が違い、純粋に音響とモティーフによって構築された音楽を提示しているように思った。いわゆる「運命交響曲」と思って聴くと少しさっぱりと思ってしまうかもしれないが、交響楽作品として聴くにはいろいろな発見ができそうなディスクではないだろうか。初演されたときには「バリバリの前衛音楽」に聴こえたのであろうと頷ける革新性は持っており、愉しめるのは間違いないと思う。   ディスク全体のコンセプトもフランスとの関わりや作品の制作にまつわる検証をめざした性格を持っているので「ベートーヴェンとその時代、他作曲家とのつながり」を学べる内容になっているのもうれしい。ベートーヴェンの聖年にちなんだ、時代考証研究も踏まえた良質なディスクなのでおすすめしたい。

うーつん さん | 東京都 | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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