LPレコード 輸入盤

ディアベリ変奏曲 グルダ

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
BC300722
組み枚数
:
1
レーベル
:
Mps
:
Europe
フォーマット
:
LPレコード
その他
:
限定盤,輸入盤

商品説明


ベートーヴェン:ディアベッリの主題による変奏曲
フリードリヒ・グルダ(ピアノ)
オリジナル・マスターで復活!
180グラム重量盤


昔から有名なグルダの名盤、ベートーヴェンのディアベッリ変奏曲は、もともとは西ドイツのジャズ・レーベル、MPSがセッション・レコーディングしたものでした。MPSレーベルは1968年に設立され、BASFの支援なども受けながら活動をおこないますが、1983年にはPHILIPSに売却されたため、活動期間そのものは短かったようです。グルダはこのレーベルにディアベッリ変奏曲やジャズのほか、ドビュッシー・アルバムやモーツァルト・アルバム、バッハの平均律全曲を録音していました。
 ディアベッリ変奏曲はそれらの中でバッハの平均律と並ぶ有名なもの。MPSレーベル設立から2年目、1970年の2月に、MPSスタジオのスタインウェイで録音された演奏の素晴らしさは、HARMONIA MUNDIやELOQUENCEから発売されたCDでもおなじみのもの。当時39歳のグルダがとったテンポは快速で、トータル44分でバリバリ弾きまくって駆け抜けます。
 今回は復活成ったMPSレーベル制作でのリリースであり(販売はドイツのedel)、さらにオリジナル・マスターからLP化したことにより、本来の音となっています。

【ディアベッリの主題による変奏曲】
ハイドン兄弟に師事した作曲家で、出版業にも携わっていたオーストリア人、アントン・ディアベッリ[1781-1858]は、1819年、自作のワルツを主題とし、大勢の作曲家の力を借りて大作を完成するというパッチワーク的な変奏曲を構想、当時オーストリアで活動していた作曲家たちを対象に、自作主題への変奏を公募、約50人から作品が集まることとなり、1824年に「愛国芸術家協会」という名義で出版しています。
 このとき、ベートーヴェンもディアベッリから依頼を受けているのですが、当時『ミサ・ソレムニス』の作曲に従事していたことなどもあり、本腰を入れ始めたのは1822年頃のことでした。ベートーヴェンは単独で作品を完成させるべく、持てる技法のすべてを駆使して作曲に取り組み、最終的に33曲から成る巨大な変奏曲として完成されることとなります。(HMV)

【収録情報】
● ベートーヴェン:ディアベリの主題による33の変奏曲 op.120


 フリードリヒ・グルダ(ピアノ)

 録音時期:1970年2月
 録音時期:ドイツ、フィリンゲン、MPSスタジオ
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
 Mastered from the Original Mastertapes

収録曲   

  • 01. Var. I Thema: Vivace / Alla Marcia Maestoso
  • 02. Var. II: Poco Allegro
  • 03. Var. III: L'istesso Tempo
  • 04. Var. IV: Un Poco Pi Vivace
  • 05. Var. V: Allegro Vivace
  • 06. Var. VI: Allegro Ma Non Troppo E Serioso
  • 07. Var. VII: Un Poco Pi Allegro
  • 08. Var. VIII: Poco Vivace
  • 09. Var. IX: Allegro Pesante E Risoluto
  • 10. Var. X: Presto
  • 11. Var. XI: Allegretto
  • 12. Var. XII: Un Poco Pi Moto
  • 13. Var. XIII: Vivace
  • 14. Var. XIV: Grave E Maestoso
  • 15. Var. XV: Presto Scherzando
  • 16. Var. XVI: Allegro
  • 17. Var. XVII: Allegro
  • 18. Var. XVIII: Poco Moderato
  • 19. Var. XIX: Presto
  • 20. Var. XX: Andante
  • 21. Var. XXI: Allegro Con Brio - Meno Allegro - Tempo Primo
  • 22. Var. XXII: Allegro Molto, Alla 'Notte E Giorno Faticar' Di Mozart
  • 23. Var. XXIII: Allegro Assai
  • 24. Var. XXIV: Fughetta (Andante)
  • 25. Var. XXV: Allegro
  • 26. Var. XXVI: (Piacevole)
  • 27. Var. XXVII: Vivace
  • 28. Var. XXVIII: Allegro
  • 29. Var. XXIX: Adagio Ma Non Troppo
  • 30. Var. XXX: Andante, Sempre Cantabile
  • 31. Var. XXXI: Largo, Molto Espressivo
  • 32. Var. XXXII: Fuga: Allegro
  • 33. Var. XXXIII: Tempo Di Menuetto Moderato"

ユーザーレビュー

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グルダがMPSレーベルに録れたものでは、平...

投稿日:2021/10/18 (月)

グルダがMPSレーベルに録れたものでは、平均律が圧倒的な存在感を示すが、このディアベリ変奏曲もそれに劣らぬものである。演奏は、とにかく鮮やかな弾きっぷりで、この作品の演奏でこんなにも生き生きと変奏曲が弾かれたことはなかったのではないか。特に、第22変奏でドン・ジョバンニのフレーズが入ってくるあたりから俄然面白くなってくる。第31変奏はジャズを聴いているような感じで、改めてベートーヴェンの革新性を実感する。グルダの演奏は、全曲を俯瞰した上での構成感を見せていて、全く舌を巻く。地味な存在かも知れないが、グルダの隠れ名盤と言えるかも知れない。

Ichirokagawa さん | 香川県 | 不明

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人物・団体紹介

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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