ベートーヴェン(1770-1827)

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SACD 輸入盤

【中古:盤質B】 交響曲第3番『英雄』 アンドルー・マンゼ&ヘルシングボリ交響楽団

ベートーヴェン(1770-1827)

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:
B
特記事項
:
キズ多,SACD(ハイブリッド)
コメント
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DIGIPAKカビ
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基本情報

ジャンル
カタログNo
HMU807470
レーベル
Europe
フォーマット
SACD
その他
:
輸入盤

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)

古楽演奏からモダンへと活動の場を広げていった先人はガーディナー、アーノンクールと数知れませんが、ついにわれらがマンゼも名乗りをあげました。2006年に首席指揮者に就任したヘルシンボリ響を率いての『エロイカ』が登場です。
 颯爽とした表現が作りだす無類の格好よさ。いたずらに重くなりすぎず引き締まった葬送行進曲。フィナーレでは変奏ごとのゆたかな表情もまた魅力的。カップリングはこの『エロイカ』のフィナーレの主題つながりで、『プロメテウスの創造物』のフィナーレと、同じ主題を第7曲目にふくむ12のコントルダンス。
 マンゼみずからがバロック・ヴァイオリンを駆るときにみせる、音楽にとびきりみずみずしくフレッシュないのちを吹き込む作業は、モダンオケを振ってもすこしもかわるところがありません。これは注目度満点のアルバムといえましょう。70分7秒収録。(キングインターナショナル)

・ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調Op.55『英雄』[50'21]
 1 I. Allegro con brio 16'53
 2 II. Marcia funebre: Adagio assai 16'11
 3 III. Scherzo: Allegro vivace 5'29
 4 IV. Finale: Allegro molto 11'48
・ベートーヴェン:12のコントルダンス WoO 14 [13'01]
 5 No.1 in C major 0'36
 6 No.2 in A major 0'38
 7 No.3 in D major 1'12
 8 No.4 in B flat major 0'55
 9 No.5 in E flat major 1'23
 10 No.6 in C major 1'43
 11 No.7 in E flat major 0'45
 12 No.8 in C major 0'55
 13 No.9 in A major 0'33
 14 No.10 in C major 1'21
 15 No.11 in D major 0'42
 16 No.12 in E flat major 2'16
・ベートーヴェン:バレエ『プロメテウスの創造物』Op.43〜フィナーレ[6'31]
 17 Finale from the ballet music 6'31
 ヘルシングボリ交響楽団
 アンドルー・マンゼ(指揮)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND


鈴木淳史のクラシック妄聴記 第2回より

 マンゼは手兵イングリッシュ・コンソートを率いて、C.P.E.バッハのシンフォニアなどを録音している。まるで一台のヴァイオリンで弾かれたような鮮やかな歌謡、スピード感や色彩感覚が見事だった。古楽器特有などと揶揄されるトゲトゲしさを感じさせることもなく、よく練り上げられた一体感のある楽器バランスが心地いいのだ。
 その一方で、アーノンクールなどの古楽第一世代で顕著な、対位的な表現はあまり強調されることはないように感じた。このことが、この《英雄》を聴く前、わたしを不安にさせた。何しろ《英雄》といえば、対位法表現のバケモンみたいな曲だ。これがヘナヘナだったら、からきしあかんねん、と。
 まさに杞憂だった。あからさまな対位的な強調はない(ヴァイオリンの対抗配置は効果的なのだけれど)。でも、それがなんだというのだ、といわんばかりに、音色は暖かく、響きは濁らず、そしてサクサク気持ち良く進んでいく。さりげなくカマされるアゴーギグだって、ヴァイオリン特有の歌い口に倣っているから、流れを停滞させることもない。
 もちろん、勇壮な《英雄》ではない。どちらかというと、モダン・オーケストラならではの音色をうまく使って、物腰優しい《英雄》に仕上げている。とくに、第一楽章のフィナーレへの流れは、決してイケイケと力むことなく、すべてが終わったかのように、ほんのりと憂いさえにじませもする。なるほど、ジャケットに描かれたナポレオンの肖像が不機嫌なのはそういうわけか。
 このテイスト、まさに新世代の古楽器系指揮者ならではのものだろう。

収録曲   

BEETHOVEN: Symphony no.3 "Eroica" op.55

  • 01. I. Allegro con brio 16'53
  • 02. II. Marcia funebre: Adagio assai 16'11
  • 03. III. Scherzo: Allegro vivace 5'29
  • 04. IV. Finale: Allegro molto 11'48

12 Contretänze WoO 14

  • 05. No.1 0'36
  • 06. No.2 0'38
  • 07. No.3 1'12
  • 08. No.4 0'55
  • 09. No.5 1'23
  • 10. No.6 1'43
  • 11. No.7 0'45
  • 12. No.8 0'55
  • 13. No.9 0'33
  • 14. No.10 1'21
  • 15. No.11 0'42
  • 16. No.12 2'16

Die Geschöpfe des Prometheus op.43

  • 17. Finale from the ballet music  6'31

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マンゼといえば古楽器ヴァイオリニスト、最...

投稿日:2012/02/24 (金)

マンゼといえば古楽器ヴァイオリニスト、最近はピリオド演奏を中心をした注目指揮者と言うことで期待度が極めて高かったのが裏目に出てしまったのか。テンポと各楽器をじっくり鳴らす曲作りがまるでアバドを彷彿とさせてしまいます。もちろん、非常に工夫の行き届いた極めて丁寧な作り込みなのですが。矢張りイタリア人、スコアがバイブル、スコアをいじるのは罪深いこと。ドイツ・オーストリアのカトリックと比べると固すぎて、ベートーベンがサリエリになってしまいました。あくまで好みの問題ですので、演奏のクオリティには当然星5つです。

Ibsatoshi さん | 東京都 | 不明

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現代楽器のピリオド奏法だが、テンポは遅め...

投稿日:2008/06/28 (土)

現代楽器のピリオド奏法だが、テンポは遅めで、ティンパニの強打もないし、強奏も抑え気味。個人的には80年代に録音されたヴァント/NDRを思い浮かべました。録音も素晴らしい。

haru さん | 奈良県 | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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