カラヤンの未発表録音が登場。1954年ルツェルン・ライヴ!
ドン・ファン、幻想交響曲、ギーゼキングとのモーツァルト!
「Meloclassic」からヴァルター・ギーゼキングとヘルベルト・フォン・カラヤンによる、唯一知られている共演のライヴ録音がリリースされます。1954年のルツェルン音楽祭で収録されたこの貴重な音源には、ギーゼキングが演奏するモーツァルトのピアノ協奏曲第23番イ長調が収められており、カラヤンはロンドンのフィルハーモニア管弦楽団を指揮しています。
ギーゼキングとカラヤンの協演は1935年、アーヘンでのベートーヴェン『皇帝』協奏曲の演奏に始まりました。その後も、1941年のラフマニノフのピアノ協奏曲第2番、1944年のシューマンのピアノ協奏曲など、戦時中のベルリン国立歌劇場管弦楽団との共演を通じて関係を深めました。戦後には、名プロデューサーのウォルター・レッグのもと、ロンドンのキングズウェイ・ホールでフィルハーモニア管弦楽団との録音プロジェクトが実現し、両者の再共演が果たされました。
今回初めて、1954年8月12日にルツェルンで行われた演奏会の全容が公開されます。モーツァルトの協奏曲に加え、リヒャルト・シュトラウスとベルリオーズの管弦楽作品も収録。オリジナルのアーカイヴ資料から丁寧に復元・リマスタリングされ、歴史的価値の高い音源としてリスナーに届けられます。(輸入元情報)
【収録情報】
1. R.シュトラウス:交響詩『ドン・ファン』 Op.20
2. モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488
3. ベルリオーズ:幻想交響曲 Op.14
ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)
フィルハーモニア管弦楽団
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
録音時期:1954年8月12日
録音場所:スイス、ルツェルン、クンストハウス
録音方式:モノラル(ライヴ)
提供:Radio Beromunster(スイス放送協会)
※各作品の演奏前と『幻想』終了後に放送時のアナウンス収録(ドイツ語、フランス語、イタリア語)