ベルリオーズ(1803-1869)

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SHM-CD

『ファウストの劫罰』全曲、イタリアのハロルド イゴール・マルケヴィチ&ラムルー管弦楽団、ベルリン・フィル、ハインツ・キルヒナー(2CD)

ベルリオーズ(1803-1869)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
UCCG53008
組み枚数
:
2
:
日本
フォーマット
:
SHM-CD

商品説明

ドイツ・グラモフォン - THE HISTORY
マルケヴィチ/ベルリオーズ:ファウストの劫罰、イタリアのハロルド


【ドイツ・グラモフォン125周年記念】【SHM-CD仕様】【グリーン・カラー・レーベルコート】
1912年にキーウ(キエフ)に生まれたイゴール・マルケヴィチは、20世紀を代表する指揮者のひとりで、戦後は日本のオーケストラにも客演するなど、世界中で大きな足跡を残しました。ロシア音楽の大家として知られるマルケヴィチですが、フランス音楽も得意としており、本盤に収められたベルリオーズでも、色彩豊かなサウンドをオーケストラから巧みに引き出しています。ベルリオーズの録音がまだ少なく、『幻想交響曲』以外の作品はあまり知られていなかった1950年代に、『ファウストの劫罰』や『イタリアのハロルド』といった傑作の真価を知らしめた歴史的名盤です。

※歌詞対訳は付いておりません。(メーカー資料より)

【収録情報】
ベルリオーズ:
1. 劇的物語 『ファウストの劫罰』 Op.24
2. 交響曲『イタリアのハロルド』 Op.16

 コンスエロ・ルビオ
(ソプラノ:1)
 ミシェル・ルー(バリトン:1)
 ピエール・モレ(バス:1)
 ハインツ・キルヒナー(ヴィオラ:2)
 エリザベート・プラッスール合唱団(1)
 ラムルー管弦楽団(1)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(2)
 イゴール・マルケヴィチ(指揮)

 録音時期:1959年(1)、1955年12月(2)
 録音場所:パリ(1)、ベルリン(2)
 録音方式:ステレオ(1)、モノラル(2)/セッション

内容詳細

マルケヴィチの指揮による、ベルリオーズの劇的物語「ファウストの却罰」、交響曲「イタリアのハルルド」を収録。フランス音楽を得意としているマルケヴィチが、ベルリオーズ作品で有名な「幻想交響曲」以外に着手し、視点の高さを感じさせる一枚だ。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ディスク   1

ディスク   2

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オーケストラのダイナミックで切れ味鋭い演...

投稿日:2011/06/26 (日)

オーケストラのダイナミックで切れ味鋭い演奏も抜群に魅力的だが,この盤最大の魅力は,酒場の場面での,酔っ払いのアーメンフーガにあると信じる。この曲の最近の名演のケント・ナガノ盤など,ここを美しくきれいに決めているが,それではこの曲の面白さは生かせない。この盤でのエリザベート・ブラッスール合唱団は,まるで本物の酔っ払いの集団のようだ。地声に近い発声で,音色バラバラの荒っぽい合唱が,かまどに飛び込んで焼け死んだネズミの追悼に,罰当たりなアーメンコーラスを歌うさまは諧謔に満ちて爆笑を誘う。そこにいきなりメフィストーフェレスが現れ,俗物音楽評論家張りの陳腐な美辞麗句を述べて罰当たりコーラスを絶賛するあたり,ゲーテのテキストの白眉である。であるから,地獄落ちの場面の悪魔たちによるハナモゲラ語コーラスも鬼気迫る。となると,天上の天使達の合唱の透明度は今ひとつ,それにキャストもメフィストーフェレスにもう一歩の存在感が欲しいが,上記の諧謔性を存分に生かしたこの盤を聴かずして,この曲の演奏について語って頂きたくないのである。 雑感: ・ベルリオーズはその自叙伝で,ベートーヴェンのミサ・ソレムニスのアーメンフーガを酷評しているのだが,この酔っ払いコーラスはそのパロディではないだろうか。 ・天使のコーラスと悪魔のコーラスは,別の合唱団を起用するのが良いと思う。合唱団が気を悪くするかな? ・メフィストーフェレスは,ショルティ盤のダムが最高だなあ。

スカルダネリ さん | 東京都 | 不明

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マルケヴィチの「劫罰」は全編がオペラのよ...

投稿日:2007/07/22 (日)

マルケヴィチの「劫罰」は全編がオペラのように生命力いっぱいに語られます。いつものように切っ先鋭く、音楽で語りたいことにズバリ焦点を定め、グイグイと進めていく棒です。穏和でロマンティックな音楽を期待したら、ヤケドします。小澤ボストン盤(DG)とは対照的です。それにしても、このラムルー管の自信にあふれた進行、自分の言葉そのものでしゃべる出演者たちの声。「我らがフランスの楽曲」との誇りに満ちたまぶしさはどうでしょう。録音は、ムードやまとまりより「言いたいこと」をきちんと伝える歯切れのいいマイク録りです。

ジンジャーエール さん | 川崎市 | 不明

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待望久しかった名盤の復活に乾杯!!この大曲...

投稿日:2004/03/13 (土)

待望久しかった名盤の復活に乾杯!!この大曲を最後まで異常な緊張感を強いて、劇的なダイナミズム、妖しいメロディを魅惑的に奏で、独特のリズムを刻み、終局まで一気呵成に駆け抜ける手腕に脱帽。鬼才マルケヴィッチの才能恐るべし!同曲中文句なく最高の名盤である。フルトヴェングラー死後直後のベルリンPOを指揮した「イタリアのハロルド」も雰囲気抜群で、同曲屈指の名盤であろう。

明治安田二郎 さん | 藤沢 | 不明

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