ベルリオーズ(1803-1869)

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CD 輸入盤

『トロイアの人々』全曲(英語・カット版) ラファエル・クーベリック&コヴェント・ガーデン王立歌劇場、シーボム、ヴィッカーズ、他(1957 モノラル)(4CD)

ベルリオーズ(1803-1869)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SBT41443
組み枚数
:
4
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

世界初発売!
クーベリックによる1957年の上演復刻で作品に新たな光が!


ベルリオーズ晩年の超大作で、主としてその規模故に作曲者存命中には部分的な上演しか行われず、完全な姿で上演されるまでに100年以上を要した『トロイ人』。1957年にクーベリックの指揮によりコヴェント・ガーデンで上演された貴重な記録がここに蘇りました。ディドー役にはブランシェ・シーボム、アエネーアスをポスト・デル・モナコと称されたヴィッカーズが歌い、20世紀を代表するイギリスのドラマティック・ソプラノ、エイミー・シュアードがカサンドラー・・・と錚々たる歌手陣を揃えての上演は『トロイ人』を5幕のオペラとして復活させるきっかけともなった画期的なできごとでした。『トロイ人』全曲上演はベルリオーズの死後21年経った1890年に、カールスルーエで行なわれましたが、これはドイツ語版上演。その後1899年に第1部「トロイアの陥落」がパリのオペラ座で上演されました。1921年にはかなりカットされた全曲版が同じくオペラ座で上演され、この版で1957年にロンドン、コヴェント・ガーデンで上演されたものが今回のこの録音です。(ユニバーサルIMS)

【収録情報】
・ベルリオーズ:歌劇『トロイ人』全曲(歌唱:英語)
 ブランシェ・シーボム(Ms)・・・・・ディドー
 ジョン・ヴィッカーズ(T)・・・・アエネーアス
 エイミー・シュアード(S)・・・カサンドラー
 ラウリス・エルムス(Ms)・・・・アンナ
 デイヴィッド・ケリー(Bs)・・・・・ナルバール
 マイケル・ランドン(Bs)・・・・・パンテー
 ジョーン・カーライル(S)・・・・・アスカーニュ、他
 コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
 指揮:ラファエル・クーベリック

 録音時期:1957年6月20日
 録音場所:ロンドン、コヴェント・ガーデン王立歌劇場
 録音方式:モノラル(ライヴ)

ボーナス・トラック
・ジョン・ヴィッカーズ・インタビュー(インタビュアー:ジョン・トランスキー)
 1998年10月25日、バービカン・シネマにて

CDはUKプレスになります。
ブックレットは英・独・仏語で、日本語解説は付いておりません。

【ブックレットより】
いまから約半世紀前、1957年にコヴェント・ガーデンでおこなわれた『トロイ人』は、それが成し得た物に対して過小評価されてきた。コリン・デイヴィス、アレクサンダー・ギブソン、あるいはミヒャエル・ギーレン、ロジャー・ノリントン、ジョン・エリオット・ガーディナー、ジェームス・レヴァイン、他指揮による録音に馴染んでいる我々の耳は、このクーベリックの録音でより精密で徹底した取組みがなされていたことに気づくだろう。新ベルリオーズ版のスコアは、その後出版される版までの過渡的なものであり完璧とはいいがたいものではあった。ドラマの意味を無視して「庭の場面」の前ではなく後に「王の狩と嵐の場面」が演奏されていたのは、1864年のヴォーカル・スコアに基づいてショーデンス社の素材から一度それがカットされ、その後間違った場所に戻されていたからである。
 第3幕の式典の大部分や第5幕のディドーの部屋の場面、あるいは木馬の入場の行列の場から6小節がカットされるなど、かなりのカットが1957年には行われていたことが我々を驚かせるだろう。あるところでは過剰に速いかと思えば、逆にディドーのカヴァティーナ「さらば、わがカルタゴの遺跡」などではひきずるかのように非常に遅いクーベリックのユニークなテンポ設定にも驚かされる。
 そんなことがあろうとも、クーベリックが1957年になしえた演奏は、無条件にすばらしく、一挙にこの作品の全体像を作り変えた快挙だった。
 コヴェントガーデンのプロダクションは、ベルリオーズが5幕のオペラに込めた元来のコンセプト、そして作品からにじみ出る彼の信仰を実証して見せた。それまでは『トロイ人』はひどく欠点のあるオペラで、ところどころ見事な部分もあるものの、短く刈り込んで上演すれば十分な作品とみなされ、ベルリオーズ存命中に上演された際には前半「トロイアの陥落」と後半「カルタゴのトロイア人」の2つに分けて上演されていた。カットにカットが重ねられ5幕からなるオリジナルのコンセプトは、ほとんど消えて、足跡を辿ることさえ難しくなるほどだった。まったくカットをせずに5幕の完全版を上演すると8時間以上かかるということで、完全版上演は物理的に不可能だったのだ。
 1921年に1/3あるいはほとんど半分の長さにカットされた全曲版がパリ・オペラ座で上演された。この1957年の上演が全曲版ではないながら画期的な上演と言われた所以は、それまでの上演に比べてかなり多くの場面を含んでいたからだ。(翻訳:ユニバーサルIMS)

収録曲   

クラシック曲目

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  • Hector Berlioz (1803 - 1868)
    The Trojans: Act 1. Scene 1. Ha! What delight to breathe again
    演奏者 :

    指揮者 :
    Kubelik, Rafael
    楽団  :
    Royal Opera House Covent Garden Orchestra
    • 時代 : Romantic
    • 形式 : Opera
    • 作曲/編集場所 : 1856-1858, France
    • 言語 :
    • 時間 : 3:40
    • 録音場所 : , []
  • Hector Berlioz (1803 - 1868)
    The Trojans: Act 1. Scene 1. The Greeks have quit the plain
    演奏者 :

    指揮者 :

    楽団  :

    • 時代 : Romantic
    • 形式 : Opera
    • 作曲/編集場所 : 1856-1858, France
    • 言語 :
    • 時間 : 8:4
    • 録音場所 : , []

ユーザーレビュー

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