プライス、フローレンス・ベアトリス(1887-1953)

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CD 輸入盤

交響曲第3番、ミシシッピ川、アメリカにおけるエチオピアの影 ジョン・ジーター&ウィーン放送交響楽団

プライス、フローレンス・ベアトリス(1887-1953)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
8559897
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


フローレンス・ベアトリス・プライス:交響曲第3番

フローレンス・ベアトリス・プライスは1887年アーカンソー州リトルロック生まれ。早くから音楽の才能を発揮し、14歳でボストンの名門ニューイングランド音楽院に入学を認められました。1932年に作曲コンクールに応募した交響曲第1番が第1位を獲得。翌年6月15日に音楽監督フレデリック・ストックが指揮するシカゴ交響楽団によって初演されて好評を得たことで「初の黒人女性交響曲作家」とされています。近年、あらためてその作品が評価され、演奏される機会が増えています。
 ここに収録された交響曲第3番は、第3楽章に南スーダン由来とされるジュバ・ダンスのスタイルを取り入れるなどアフリカ音楽の雰囲気を随所に感じさせますが、特定の民謡や伝承曲を引用することなく、プライス自身の音楽として消化・構成した独創的なものです。『ミシシッピ川』では対照的に「Deep River(深い河)」や「Go Down Moses(行け、モーセ)」などの有名なスピリチュアル(黒人霊歌)を意図的に引用。ミシシッピ川を聖書世界におけるヨルダン川にたとえ、アメリカにおける黒人たちの歴史を織り込んだ交響詩のような作品としています。『アメリカにおけるエチオピアの影』は、アメリカにおける黒人の歴史のそのものが標題になっています。
 収録曲を通じて歌謡性豊かな旋律と陽気なリズムが随所に聞かれ、その文化的・歴史的な意義を知らずに聴いても楽しめる1枚となっています。(輸入元情報)

【収録情報】
F.B.プライス:
1. 交響曲第3番ハ短調(1940)
2. ミシシッピ川(1934)
3. アメリカにおけるエチオピアの影(1932)


 ウィーン放送交響楽団
 ジョン・ジーター(指揮)

 録音時期:2020年3月12日、2021年4月28,29日
 録音場所:ウィーン、ORFフンクハウス第6スタジオ
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 世界初録音(3)

収録曲   

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アメリカの作曲家、フローレンス・プライス...

投稿日:2024/10/29 (火)

アメリカの作曲家、フローレンス・プライスは、黒人女性作曲家として初めてアメリカのオケで、その作品が取り上げられ、成功した作曲家として知られています。 一時は忘れられたものの、近年は再評価されてきており、ナクソスでは3枚のオーケストラ・アルバムを制作しています。 このアルバムは第1集に続き制作されたもので、『交響曲第3番』『ミシシッピ川組曲』『アメリカにおけるエチオピアの影』を収録したものです。 このうちアメリカにおけるエチオピアの影は本録音が世界初録音になりました。 プライスの作品はロマン派スタイルの聴きやすい作風で、師であるチャドウィックから学んだドイツ的な構成と黒人霊歌やアフリカの音楽、豊かな歌謡性のあるメロディと聴きやすい作品となっています。 演奏は、ジョン・ジーター指揮、ウィーン放送交響楽団。 ジーターはナクソスでプライスの作品集を担当しているだけあって、その演奏は中々熱の入ったもの。 オケのウィーン放送交響楽団も充実した響きとアンサンブルで、これらの作品を初めて聞いても十分な水準の演奏と言えます。 録音は近年のものなので、音質は問題ありません。

レインボー さん | 不明 | 不明

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