CD 輸入盤

【中古:盤質S】 歌劇『エドガール』全曲、ドミンゴ、ヴェロネージ(2CD)

プッチーニ (1858-1924)

中古情報

新品ジャケット
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:
S
特記事項
:
未開封,2枚組み
:
HMV record shop オンライン

基本情報

ジャンル
カタログNo
4776102
レーベル
Dg
Europe
フォーマット
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)

プッチーニの初期オペラ『エドガール』 強力メンバーによる新録音!

中世版カルメンともいうべきストーリーに、若きプッチーニの創意あふれる音楽が付けられたオペラ『エドガール』。プッチーニの作品では『妖精ヴィッリ』に次いで上演機会の少ない作品ですが、実際には聴きごたえのある部分が多いということもあってか、近年は全曲録音も増え、プッチーニ・ファン中心に注目度も上昇中です。

【万全の録音】
SONY盤(1977)、NAIVE盤(2002)に続く、プッチーニ『エドガール』の全曲盤の登場。今回のドイツ・グラモフォン盤は、キャスト5人中3人まで同じというメンバーと同じ指揮者により、2005年5月にポーランドで上演されたものを基本としたもので、タイトルロールのエドガール役がドミンゴに、フランク役がドミンゴの盟友フアン・ポンスに変更され、オーケストラとコーラスがローマ聖チェチーリア音楽院のそれに替わっています。なお、ドミンゴはこれでプッチーニのオペラすべて(『妖精ヴィッリ』『エドガール』『マノン・レスコー』『ボエーム』『トスカ』『蝶々夫人』『西部の娘』『つばめ』『三部作』『トゥーランドット』)を録音したことになります。
 収録は2005年6月にライヴ(演奏会形式?)でおこなわれており、配役は前述二人のほか、妖艶なティグラーナ役に、アメリカのメゾ・ソプラノ、マリアン・コーメッティ(マリアンネ・コルメッティ)、純情なフィデーリア役に、イタリアの若手ソプラノ、アドリアーナ・アマート、グァルティエーロ役に、ポーランドのバス、ラファウ・シヴェクというもので、国際的なキャスティングとなっています。

【中世版カルメン?】
『エドガール』の舞台は中世のフランドル地方。青年エドガールが、奔放なティグラーナと、純真なフィデーリアという二人の女性に翻弄される中世版カルメンともいうべき物語です。設定は実際、カルメンに似ており、
 カルメン → ティグラーナ
 ミカエラ → フィデーリア
 ドン・ホセ → エドガール
 エスカミーリョ → フランク
と捉え、恋愛と殺人の関係にひねりを加えて理解すれば驚くほど似ていることに気づかされます。
 ちなみに『エドガール』の台本の原作となった、アルフレッド・ド・ミュッセの『杯と唇』が書かれたのは1832年、似た題材の『二人の愛人』は1837年の作ということで、1847年に書かれたメリメの小説『カルメン』よりも以前の作品ということになりますが、ビゼーのオペラ『カルメン』が成功を収めたのが1879年ということで、1885年に『エドガール』の台本制作に着手したフェルディナンド・フォンターナ[1850-1919]が、『カルメン』の要素を原作に投影し、時代や登場人物を大胆に置き換え、4幕ドラマに仕立てたのは明らかとも思われます。

【初演と改訂】
台本執筆の遅延などもあって、作品の完成には時間を要し、一応の完成をみたのは1888年のことでした。初演は翌1889年4月21日にミラノ・スカラ座でおこなわれ、計3回上演されましたが、台本の評判が芳しくなかったこともあり、作曲依頼主でもあるリコルディ社は上演を不成功と判断、フォンターナとプッチーニに『エドガール』の改訂を要請します。
 その後、大小の改訂を試み、結局当初の4幕仕立てを3幕仕立てに縮小、1892年にフェラーラで3幕版を上演しましたが、その出来が気に入らなかったプッチーニはさらに修正を加え、『マノン・レスコー』『ラ・ボエーム』『トスカ』『蝶々夫人』で大成功を収めたのち、1905年にコロン劇場で上演したヴァージョンでようやく納得、それが決定稿となって現在に至っています。

【オペラの中のレクィエム】
第3幕前奏曲のあとに演奏されるエドガールの死を悼む「レクィエム・エテルナム」は、プッチーニの葬儀の際に、トスカニーニの指揮によって演奏さたことでも知られる美しいナンバーです。ここではエドガールは実際には死んでいないのですが、音楽は真情のこもった美しさで聴き手の心を揺さぶります。

【『トゥーランドット』を予見?】
「レクィエム・エテルナム」だけでなく、このオペラでは合唱の効果的な使用が目立つのもポイント。特に『トゥーランドット』の大団円を思わせるような派手な合唱とソロの絡みはおもしろく、大作オペラを初めて手掛ける若きプッチーニが、様々なアイデアを盛り込んでやる気満々だったことが窺えます。
 実際、『エドガール』の音楽は、情感豊かな美しい旋律に、劇的で迫力ある盛り上がりなど、後年のプッチーニを予見させるような要素がすでに数多く備わっており、プッチーニに関心のある方には発見と魅力に満ちた作品と言えるのではないでしょうか。

【収録情報】
ジャコモ・プッチーニ [1813-1901]
歌劇『エドガール』〜3幕の叙情劇
 エドガール:プラシド・ドミンゴ(T)
 ティグラーナ:マリアン・コーメッティ(Ms)
 フィデーリア:アドリアーナ・アマート(S)
 フランク:フアン・ポンス(Br)
 グァルティエーロ:ラファウ・シヴェク(Bs)
 合唱:ローマ聖チェチーリア音楽院合唱団
 合唱指揮:ロベルト・ガッビアーニ
 管弦楽:ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団
 指揮:アルベルト・ヴェロネージ

 録音:2005年6月(ライヴ)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Edgar - Opera In 3 Acts (original Version)
  • 02. Puccini, Giacomo - Qual Voce Lontana (act 1)
  • 03. Puccini, Giacomo - O Fior Del Giorno, Salve Alba S
  • 04. Puccini, Giacomo - O Fior Del Giorno, Salve Alba S
  • 05. Puccini, Giacomo - Ah! Ah! ... Tu Qui? (act 1)
  • 06. Puccini, Giacomo - Ove Fosti Stanotte? (act 1)
  • 07. Puccini, Giacomo - Questo Amor, Vergogna Mia (act
  • 08. Puccini, Giacomo - Dio Non Benedice Che Gli Umili
  • 09. Puccini, Giacomo - Tu Il Cuor Mi Strazii (act 1)
  • 10. Puccini, Giacomo - D'ogni Sozzura Simbolo (act 1)
  • 11. Puccini, Giacomo - T'arresta (act 1)
  • 12. Puccini, Giacomo - Or Dunque, Addio! (act 1)
  • 13. Puccini, Giacomo - Splendita Notte (act 2)
  • 14. Puccini, Giacomo - Orgia, Chimera Dall'occhio Vitr
  • 15. Puccini, Giacomo - Edgar, Sulla Tua Fronte (act 2)
  • 16. Puccini, Giacomo - Dal Labbro Mio Suggi L'oblio (a
  • 17. Puccini, Giacomo - Urra! Uno Squillo Marzial! (act
  • 18. Puccini, Giacomo - Edgar! ... Tigrana! (act 2)

ディスク   2

  • 01. Edgar - Opera In 3 Acts (original Version)
  • 02. Puccini, Giacomo - Prelude (act 3)
  • 03. Puccini, Giacomo - Requiem Aeternam (act 3)
  • 04. Puccini, Giacomo - Del Signor La Pupilla (act 3)
  • 05. Puccini, Giacomo - Addio, Mio Dolce Amore (act 3)
  • 06. Puccini, Giacomo - Del Prode Edgar, Del Nostro Cap
  • 07. Puccini, Giacomo - Or Dunque Rispondete (act 3)
  • 08. Puccini, Giacomo - D'ogni Dolor Questo No. Il Pu G
  • 09. Puccini, Giacomo - Voglio Passar (act 3)
  • 10. Puccini, Giacomo - Bella Signora, Il Pianto Sciupa
  • 11. Puccini, Giacomo - All'armi! All'armi! (act 3)
  • 12. Puccini, Giacomo - No. Ver! Maledizion! (act 3)

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