Blu-ray Disc 輸入盤

【中古:盤質A】 『マノン・レスコー』全曲 ケント演出、パッパーノ&コヴェント・ガーデン王立歌劇場、クリスティーネ・オポライス、ヨナス・カウフマン、他(2014 

プッチーニ (1858-1924)

中古情報

新品ジャケット
こちら ※参考のため、実際の商品と異なる場合がございます
:
A
特記事項
:
なし
コメント
:
REGION ABC (国内視聴可)
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基本情報

ジャンル
カタログNo
88875105209
レーベル
Europe
画面サイズ
ワイドスクリーン
カラー
フォーマット
Blu-ray Disc
その他
:
輸入盤

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)


プッチーニ:『マノン・レスコー』
クリスティーネ・オポライス、ヨナス・カウフマン
パッパーノ&コヴェント・ガーデン王立歌劇場(2014)


ドラマティックな歌唱と演技力で人気上昇中のクリスティーネ・オポライスと、ヨナス・カウフマンが共演したロイヤル・オペラでの2014年6月公演のライヴ映像作品。この2人の組み合わせで、翌月にはバイエルン国立歌劇場でも『マノン・レスコー』が上演されていますが、そちらの舞台は本来はアンナ・ネトレプコがマノン役を演じる契約だったにも関わらず、ノイエンフェルスの過激な演出に難色を示してキャンセルしてしまったため、代役としてオポライスが指名され、出演したという経緯があります。
 このロイヤル・オペラの『マノン・レスコー』は、ゲルギエフらとの仕事でもおなじみのジョナサン・ケントによる演出で、舞台は現代のアメリカに置き換えられ、2層構造の舞台を駆使したアイデア豊かな手の込んだものとなっています。
 マノン役のクリスティーネ・オポライスは、1979年、ラトヴィア生まれのソプラノ歌手。近年、各国の有名歌劇場に出演するようになった人気ソプラノです。
 プッチーニが34歳のときに書いた『マノン・レスコー』は、愛に生き愛に死んだ奔放な女主人公と、彼女に純愛を捧げる青年という、どことなくヴェルディの『椿姫』を思わせるストーリーも手伝ってか大成功を収め、プッチーニの地位を確立したとされていますが、『椿姫』同様、主役マノンを歌う歌手の成否がキー・ポイントといわれます。
 オポライスはこの難役にまさにうってつけの名歌手といえ、第2幕での豪奢な暮らしぶりから流浪の果てに死に至る終幕まで、主人公の波乱の生涯をドラマティックに歌い上げています。
 カウフマンは見境の無い純愛青年というには迫力がありすぎるかもしれませんが、その分、終幕は説得力が増しています。
 指揮はおなじみのアントニオ・パッパーノで、カウフマンが「まるで糊のように歌手に付けてくれる」と称えるその手腕はここでも見事なものです。(HMV)

【収録情報】
● プッチーニ:歌劇『マノン・レスコー』全曲


 クリスティーネ・オポライス(ソプラノ:マノン・レスコー)
 ヨナス・カウフマン(テノール:デ・グリュー)
 クリストファー・マルトマン(バリトン:レスコー)
 マウリツィオ・ムラーロ(バス:ジェロンテ・デ・ラヴォワール)
 ベンジャミン・ヒューレット(テノール:エドモント)、他
 コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
 アントニオ・パッパーノ(指揮)

 演出:ジョナサン・ケント
 美術:ポール・ブラウン
 照明:マーク・ヘンダーソン

 収録時期:2014年6月
 収録場所:ロンドン、コヴェント・ガーデン王立歌劇場(ライヴ)

 画面:カラー、16:9、HD
 Region All

 ブルーレイディスク対応機器で再生できます。

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新時代のディーヴァの誕生を言祝ぐプロダク...

投稿日:2016/01/12 (火)

新時代のディーヴァの誕生を言祝ぐプロダクションとしてこの上演、長く語り継がれることになるのではないか。オポライスはすでに『賭博者』『ルサルカ』『エフゲニ・オネーギン』の映像ディスクで素晴らしい演唱を見せているが、さらにメジャーな役に進出。マノンはプッチーニのヒロイン達のなかでも屈指のドラマティックな力が求められる上、文字通り「女の一生」を演じる必要があるという意味では、非常な難役だ。たとえば第1幕、ここでのマノンは田舎から出てきたばかりのうぶな少女という設定なのだが、これまでマノンを演じたどのソプラノも、そんな風に見えたためしはなかった。私はもうほとんど諦めていたのだが、ついにここに希有な例外が。そして思い知った。第1幕の時点で主演歌手がそういう演唱をできなければ、もうその時点でその上演は駄目なのだと。鬼気せまる第4幕のアリアに至るまで、オポライスはマノンになりきっている。相手役のカウフマンも彼女に触発されるところが大いにあったのではないか。イタリア・オペラではどうも違和感のあった彼だが、このデ・グリューは非のうちどころがない。他にはレスコー兄役のマルトマンが遊び人らしい、いい味を出している。 昨年の来日公演、『ドン・ジョヴァンニ』に限って言えば、無難に振っただけにとどまったパッパーノだが、ここでは水を得た魚のように素晴らしい。主役二人の第2幕での熱烈な二重唱は火を噴くようだし、かつてシノーポリが入魂の名演を見せた間奏曲も惚れ惚れする。ジョナサン・ケントの演出も快調。現代化演出にとっては鬼門であるはずの第2幕の「マドリガル」「ダンス」、第3幕の「新天地アメリカへの船出」といったファクターを次々にクリアしてみせるのは、お見事。第2幕でのデ・グリューの登場のさせ方もうまいし(見てのお楽しみ)、仮に舞台がラスベガスなら「荒野」はごく手近にあるわけだ。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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