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Symphony No.9 : Gerd Schaller / Philharmonie Festiva (2018)(2CD)

Bruckner (1824-1896)

User Review :3.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
PH18030
Number of Discs
:
2
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description


衝撃の全曲版から2年、
シャラー、ブルックナーの9番を改訂初演!


2016年にブルックナーの交響曲第9番のフィナーレを完成させ、世に問うた指揮者ゲルト・シャラー。ブルックナーの音楽を愛し、作品を熟知する彼ならではの説得力で話題となりましたが、その後も推敲を重ね、満を持してスコアを「Ries & Erler」社から刊行しました。その披露による2018年7月のコンサートのライヴが登場します。
 交響曲第9番の草稿はいろいろ残されていますが、最大の問題はどう作品を終結させるかで、それはブルックナー本人しか知り得なかったこと。ワーグナーから強い影響を受けたブルックナーの音楽は、聴覚以上に大胆な和声と絶え間ない転調に満ちているうえ、19世紀末の作でもあり、かなり時代を先取りした感覚が見受けられます。さらに先に行くにしたがい希薄になっていくスケッチを尊重して、ほとんど神の世界へ至るようなコーダを導き出しました。

約25分の新フィナーレ(全734小節)。以下ような構成になっています。



すべてのブルックナー・ファン必聴の新譜と申せましょう。(輸入元情報)

【収録情報】
● ブルックナー:交響曲第9番ニ短調(ゲルト・シャラーによる完全版の改訂稿)


 フィルハーモニー・フェスティヴァ
 ゲルト・シャラー(指揮)

 録音時期:2018年7月
 録音場所:エーブラハ大修道院付属教会
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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終楽章は木管楽器がやたらとピロピロ鳴るの...

投稿日:2019/07/29 (月)

終楽章は木管楽器がやたらとピロピロ鳴るので耳障りというか、オーケストレーションが派手で、ブルックナーらしくない。シャラーの遊びすぎ、過剰感がある。コーダは前回のシャラー録音と違い、ラトル/ベルリンフィル盤と同じように変更されている。つまり百家争鳴状態がいったん全休止し、再びひたひたと盛り上がるのではなく、断末魔から一気に賛歌の世界へ切り替わるのだが、そのチェンジ部分に一呼吸が入るため、ラトル盤のドラマチックな急展開がもたらすインパクトに比べると説得力は弱い。総じてシャラーが校訂した楽譜はSMPC版よりも手を加えすぎている印象があり、オケの実力差も勘案すると、ラトル盤のライヴァルになりえる水準には達してないと思う。

ROYCE さん | 神奈川県 | 不明

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