CD 輸入盤

交響曲全集(第0番〜第9番) レミ・バロー&聖フローリアン・アルトモンテ管弦楽団、オーバーエスターライヒ・ユース交響楽団(11CD)

ブルックナー (1824-1896)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
GRAM99311
組み枚数
:
11
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

参考動画 Teaser: Bruckner Symphony No.4

ブルックナー演奏の聖地ザンクト・フローリアンにおける
レミ・バローの交響曲全集、新録音を加えてボックスとして集成!


リンツ郊外のザンクト・フローリアンにある聖フローリアン修道院は、かつてアントン・ブルックナーが聖歌隊で歌い、オルガニストを務め、今はその墓所となっている場所。ここでは、古くは朝比奈 隆と大阪フィルの第7番、カラヤンやブーレーズとウィーン・フィルの第8番など巨匠たちによる記念碑的なブルックナー演奏が繰り広げられてきました。同地でブルックナーの没後100年を記念して1996年に創設されたのが、聖フローリアン・アルトモンテ管弦楽団とブルックナー週間(Bruckner-Tage)音楽祭。その常任指揮者レミ・バローが指揮して行われた10曲の交響曲のライヴ録音をボックス化しました(第6番と第8番はオーバーエスターライヒ・ユース交響楽団の演奏) 。
 会場となった聖フローリアン修道院はとても長い残響があり、チェリビダッケに師事したことのあるバローは、響きの混濁を避けつつ、長く美しい残響と音楽を一体化するためにテンポをゆったりと保ち、雄大な音楽として聴かせます。このため、第3番と第5番では89分、第8番では103分を越える演奏時間となりました。同時にバローは最新の楽譜校訂研究にも目配りしており、一部の曲では新しい校訂版を使用。このボックスが初出となる交響曲ニ短調ではディヴィッド・チャプマンによる2023年校訂版を使っています。

※第1番から第9番までの単独アルバムはSACDハイブリッド盤で発売されていましたが、このボックスではお求めやすい価格にするために通常CDでの発売となります。
※レーベルからの情報によれば交響曲ニ短調は通常CDとして2024年に単独リリースが予定されているとのことです。


【レミ・バロー】
パリに生まれ、パリ国立高等音楽院でヴァオリンをジェラール・プーレに師事、合わせて音楽理論と音楽教育を学ぶ。16歳の時に出会ったセルジウ・チェリビダッケから2年間にわたり教えや刺激を受け、音楽院在学中にオーケストラを組織して指揮活動を開始。2004年にウィーンに拠点を移し、ウィーン・フィル及びウィーン国立歌劇場管弦楽団の第1ヴァイオリン奏者として、世界トップクラスの指揮者の下で演奏経験を積んだ。2011年に聖フローリアンのブルックナー週間でアルトモンテ管弦楽団を指揮して演奏したブルックナーの交響曲第3番と第9番が高い評価を得、2013年の同音楽祭ではアーティスト・イン・レジデンスに招かれた。コロナ禍でオーケストラの活動ができなかった2020年には、ヴァイオリン奏者としてウィーンの音楽家たちとブルックナーの弦楽五重奏曲を録音した。

【聖フローリアン・アルトモンテ管弦楽団】
ブルックナー没後100年にあたる1996年に結成された。オーケストラ名は、聖フローリアン修道院教会の部屋を彩る壮麗なフレスコ画の作者であるマルティーノ・アルトモンテとバルトローメオ・アルトモンテの父子にちなんでいる。地元オーストリアをはじめとする欧州各地の主要オーケストラのメンバーと、えり抜きの若手演奏家たちとの混成によるオーケストラは、ブルックナー演奏の伝統を次代に伝える任務も果たしている。(輸入元情報)


【収録情報】
Disc1(52:34)
● 交響曲ニ短調(第0番) WAB100(1869)(2023年デイヴィッド・チャプマン校訂版)

Disc2(66:54)
● 交響曲第1番ハ短調 WAB101(1890/91年ウィーン稿)

Disc3(84:36)
● 交響曲第2番ハ短調 WAB1022(1872年初稿)(2005年ウィリアム・キャラガン校訂版)

Disc4(89:06)
● 交響曲第3番ニ短調 WAB103(1873年第1稿)

Disc5(79:26)
● 交響曲第4番 変ホ長調 WAB104『ロマンティック』(1888年第3稿)(2004年ベンジャミン・コーストヴェット校訂版)

Disc6(89:32)
● 交響曲第5番変ロ長調 WAB105(1876-78)

Disc7(69:12)
● 交響曲第6番イ長調 WAB106(1881)

Disc8(73:15)
● 交響曲第7番ホ長調 WAB107(1883-85)(1954年ノーヴァク版)(2018/19年ポール・ホークショー校訂版)

Disc9-10(37:19 / 66:30)
● 交響曲第8番ハ短調 WAB108(1890)(2014年ポール・ホークショー校訂版)

Disc11(77:04)
● 交響曲第9番ニ短調 WAB109(1887-96、未完)

 聖フローリアン・アルトモンテ管弦楽団
 オーバーエスターライヒ・ユース交響楽団
(第6番、第8番)
 レミ・バロー(指揮)

 録音時期:2013〜2023年
 録音場所:オーストリア北部オーバーエスターライヒ地方ザンクトフローリアン、聖フローリアン修道院教会
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
 初出音源(Disc1)
 総収録時間:782分


ユーザーレビュー

総合評価

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この演奏は好き嫌いがはっきり分かれると思...

投稿日:2024/01/07 (日)

この演奏は好き嫌いがはっきり分かれると思います。とにかくテンポが遅めで3番8番は極端だ。特に3番は長い初稿なので、遅い代名詞チェリビダッケの演奏よりも長い。ただその遅さが私にはとても心地良い。録音はメジャーなレーベルではないが、聖フローリアン教会での長い残響も申し分ない。今年ブルックナー生誕200年だから、初めて交響曲全集を買ってみようかと検討されている方は、このCDの購入はやめてティーレマンか誰かのにした方が無難な気がします。

むいみ さん | 東京都 | 不明

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これはいい。ゆったりと流れるように演奏さ...

投稿日:2023/11/28 (火)

これはいい。ゆったりと流れるように演奏されて、弦楽器も際立ち、堀の深い響き。SACD単品でもボックスでも、ブルマニアなら持つべきと思います。

あくび さん | 三重県 | 不明

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人物・団体紹介

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ブルックナー (1824-1896)

1824年:オーストリアのアンスフェルデンでヨーゼフ・アントン・ブルックナー誕生。 1845年:聖フローリアン修道院の助教師に就任。 1856年:リンツ聖堂及び教区教会のオルガン奏者に就任。 1866年:交響曲第1番完成。 1868年:音楽大学の教授に就任。 1869年:交響曲第0番完成。 1872年:交響曲第2番完成。 1873年

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