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Death in Venice : D.Warner, Gardner / English National Opera, Graham-Hall, A.Shore, T.Mead, etc (2013 Stereo)

Britten, Benjamin (1913-1976)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
OA1130D
Number of Discs
:
1
Aspect
:
WideScreen
Color
:
Colour
Format
:
DVD
Other
:
Import

Product Description

イングリッシュ・ナショナル・オペラ2013
ブリテン:『ヴェニスに死す』
グラハム=ハール、ガードナー指揮


ドイツの作家トーマス・マンが自身の体験を元に書き上げた「ヴェニスに死す」。年老いた主人公がヴェニスに旅行した際、見かけた美少年に一目ぼれしてしまい、その美の呪縛から逃れることができずその地で最期を迎えるという極めて耽美的な作品です。ヴィスコンティが監督した映画では、あのマーラーの「アダージェット」が効果的に用いられたために一層の印象を残し、現在でも伝説的な人気を誇っています。
 このブリテンのオペラは同じ作品を題材にしていますが、ヴィスコンティの解釈とはまた違った面を表出することで、ブリテンならではの世界を創り上げています。使われている響きはもっと冷徹で、ヴィスコンティ映像の持つ爛熟した美しさとは一線を画した視線が印象的、「美の象徴」であるタジオは声を発することないダンサーが演じることで、その無邪気さが引き立ちます。
 舞台が幻想的であればあるほどに、人間の持つ「美への憧れ」と、それに比例した「現実の醜い部分」が際立つというこの物語。演出を担当したデボラ・ワーナーは、装置も衣装もシンプルな物を用い、儚い夢にのたうつ芸術家の苦悩を突き放すことを試みるかのようです。主人公を歌うジョン・グラハム=ハールはケンブリッジ王立音楽大学で学び、2012年にはイタリアの権威ある「フランコ・アッヴィアーティ賞」を受賞するなど注目のテノール歌手。力強く、リリカルな声は将来を期待させる才能です。様々な役を歌い分けるアンドリュー・ショアはイギリスのベテラン。イングリッシュ・ナショナル・オペラの顔とも言える存在です。
 デボラ・ワーナーは、1959年イングランドのオックスフォードシャー生まれ。もともとはシェークスピアやブレヒトなどの演劇の演出を手がけていましたが、グラインドボーンの『ドン・ジョヴァンニ』、オペラ・ノースの『ヴォツェック』、レザール・フロリサンとのパーセル『ディドとエネアス』などのオペラ演出の好評を受け、この分野でも躍進を果たしています。2006年、大英帝国勲章受勲。(Opus Arte)

【収録情報】
● ブリテン:歌劇『ヴェニスに死す』全曲

 グスタフ・フォン・アッシェンバッハ:ジョン・グラハム=ハール(テノール)
 旅人/老いた伊達男/ゴンドラこぎ/床屋/ホテル支配人/旅芸人/ディオニュソスの声:アンドリュー・ショア(バリトン)
 アポロの声:ティム・ミード(カウンターテノール)
 タジオ:サム・ツァルドヴァー(ダンサー)
 ポーランド人の母親:ローラ・キャルドウ(ダンサー)
 2人の娘たち:マイア・アンジェリーナ・マザー、シュリアーナ・シェフ(ダンサー)
 ヤシュー:マルチオ・テイシェリア(ダンサー)、他
 イングリッシュ・ナショナル・オペラ合唱団(合唱指揮:ポール・ブロウ)
 イングリッシュ・ナショナル・オペラ管弦楽団
 エドワード・ガードナー(指揮)

 演出:デボラ・ワーナー
 装置・デザイン:トム・パイ
 衣装:クロエ・オボレンスキー
 照明:ジーン・カルマン
 振付:キム・ブランドストラップ
 映像監督:ロス・マッギボン

 収録時期:2013年6月
 収録場所:ロンドン・コロシアム(ライヴ)

 収録時間:153分
 画面:カラー、16:9
 音声:PCMステレオ、DTS 5.1
 字幕:英、仏、独、韓
 NTSC
 Region All

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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