CD 輸入盤

ブラームス:交響曲第3番、ハイドン:交響曲第94番『驚愕』 クルト・ザンデルリング&ウィーン交響楽団(1997年、1998年ステレオ)

ブラームス(1833-1897)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SSS0087
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


ザンデルリング&ウィーン響1990年代後半のライヴ
ブラームス:交響曲第3番、ハイドン:『驚愕』


巨匠ザンデルリングは、2002年に演奏活動から引退する直前までヨーロッパ各地の名門オケに客演を繰り返し、どのオーケストラからも驚異的高水準の演奏を引出すことで尊敬を集めました。ほぼ毎年客演したウィーン交響楽団との相性も抜群。機能的でストレートな反応にザンデルリングの豪快なドライヴが見事に決まります。いずれもザンデルリングご本人からリリース快諾を戴きました。
 巨匠お得意のブラ3では普段の渋みにウィーン響の華やかさが加味され絶妙。カップリングの『驚愕』はあるようでなかったディスク初登場レパートリーです。ハイドンを面白く聴かせる第一人者の巨匠ゆえに、堅苦しさや優等生的な融通の利かなさはまるでなく、愉悦と大胆な遊び心に満ちた快演。やはり第2楽章の豪快な「バシンッ」には痺れます。英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付き。(輸入元情報)

【収録情報】
1. ハイドン:交響曲第94番ト長調 Hob.I-94『驚愕』
2. ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 Op.90


 ウィーン交響楽団
 クルト・ザンデルリング(指揮)

 録音時期:1998年12月17日(1)、1997年10月4日(2)
 録音場所:ウィーン、コンツェルトハウス大ホール
 録音方式:ステレオ(ライヴ)
許光俊の言いたい放題 第158回から

 ザンデルリンクのライヴでは、ウィーン交響楽団を指揮したハイドンとブラームスの1枚がいい。「驚愕」ではウィーンらしく特に弦楽器に優雅な趣がある。それでいて、こせこせしたところがなく、おおらか。
 ブラームスの第3番では第1楽章の4分半ばからあと、ふっと力を抜いて、静かにやさしく弾き進めていくあたりが、すばらしくいいと思った。まさにかすみが漂うような風情で、これこそ一朝一夕にはできない芸である。
 今回のザンデルリンクはくつろいでいる。だから、オーケストラがしゃかり気になって弾かない。その余裕ある雰囲気がたまらないのだ。緊迫した凄絶な演奏ももちろん大歓迎だけれど、こうした演奏も得難い。第3交響曲が、まるで第2番のようにリラックスした音楽として聞こえてくる。まったく生臭くなくて、空気のようなのだ。昔、田中康夫が「空気のようなカップル」という言い方をよくしていたが、ちょっとそんな感じかな。
 第2楽章終わりも、ねっとりしているのではなく、あっさりとしたロマンティシズム。適度な脱力ぐあいが絶妙だ。たなびくようなきれいさが楽しめる。第3楽章中間部も、さわると壊れそうなやわらかさ。

(きょみつとし 音楽評論家、慶応大学教授) 

ユーザーレビュー

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おおらか、余裕綽々の柔らかい、ザンデルリ...

投稿日:2016/04/04 (月)

おおらか、余裕綽々の柔らかい、ザンデルリング、ウイーン響ならではの名演。

sunny さん | 兵庫県 | 不明

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最近WSOの新リリースがご無沙汰で私の手元...

投稿日:2008/12/10 (水)

最近WSOの新リリースがご無沙汰で私の手元には昔のWSO、ブラームス交響曲については若き頃のサヴァリッシュ盤があります。さて本盤は約10年前のライブ録音、ザンデルリンク得意のブラームス、この3番はSKDとの録音分より情緒的な面が聴け(第3楽章、終楽章等)面白いのとWSOの健在ぶりに(10年前分でも)懐かしい思いがしました。ハイドン交響曲を私はBSOとの「雌鶏」「熊」盤を聴いており今回の「驚愕」は初めてで相対評価は出来ないのですがやはりセッション録音よりライブだけに(指揮者加齢もあり)自在度が増したように思えます。素晴らしい盤です。

一人のクラシックオールドファン さん | 芦屋 | 不明

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人物・団体紹介

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ブラームス(1833-1897)

1833年:北ドイツのハンブルクでヨハネス・ブラームス誕生。 1843年:演奏会にピアニストとして出演。作曲家、ピアニストのマルクスゼンに師事。 1852年:ピアノ・ソナタ第2番が完成。 1853年:ピアノ・ソナタ第1番、ピアノ・ソナタ第3番が完成。 1854年:ピアノ三重奏曲第1番、シューマンの主題による変奏曲が完成。

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