CD

【中古:盤質B】 Sym.3: Walter / Columbia.so

ブラームス(1833-1897)

中古情報

:
B
特記事項
:
帯なし
:
HMV record shop オンライン

基本情報

ジャンル
カタログNo
SRCR8786
日本
フォーマット
CD

収録曲   

  • 01. 交響曲第3番ヘ長調
  • 02. アルト・ラプソディー
  • 03. 運命の歌

総合評価

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ワルター最晩年の貴重な遺産です。演奏その...

投稿日:2012/07/27 (金)

ワルター最晩年の貴重な遺産です。演奏そのものにはきわだった個性や特徴をあまり感じなかったというのが正直なところでして、名演と称すほどかどうか、ちょっとためらいます。ちょっとした表情や歌に心惹かれる個所はありますけれど、全体的には若干印象が弱いかなあ。オーケストラの音色がどうにも違和感があり、それは特に金管群がそうでして、クラシックを演奏する音色かなあと疑問を持ちました。響きがナマとでも言えばいいんですかね、楽器の個性的音色をあらわにしたポップス系の細身の音で、やはりいささか興ざめです。とはいえ、鮮やかなステレオでワルターのブラームスが録音されたことは、大変に貴重と申せましょう。併録の「ハイドン変奏曲」は名演。各楽器の音の織りなし方が実に美しく、のびやかな歌とともに大いに結構です。

ほんず内閣総理大臣 さん | 北海道 | 不明

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以前レビューを入れた者ですがデータ的なも...

投稿日:2012/06/28 (木)

以前レビューを入れた者ですがデータ的なものを追加させていただきます。本盤はワルターのステレオ再録用に仕立てられた楽団・・・コロンビアSOを振ってワルター最晩年84歳の時、1960年に収録したブラームス交響曲第3番で演奏タイムは@10’04A8’41B6’16C8’17と第1楽章等反復がなされていない分だけタイム上はコンパクトなのでしょう。その第1楽章は結構この第三交響曲がブラームスの「英雄」交響曲とも位置づけられているのに相応しい激しさを見せてくれその辺りは続く第2楽章でもアイデンティティが貫かれております。オーケストラの音色がハリウッド・サウンドというか生々しい感じで捉えられており第3楽章などその明るい音色が本曲の陰影を薄くしているように聴こえる場合もありますがブラームスの内省的な色合いをワルターが逃すはずはなく最終楽章では緊迫した雰囲気の中で小波が寄せる様に安らぎ感の方に上手く導いて行く腕前は老いたりとは言え流石ワルター!ワルターの指揮する第三交響曲は他にも幾つか盤があり1936年VPOを振った物(タイム@8’44A7’22B5’29C7’49)がマニア間では話題になる様なのですが私などはLP時代身近な1953年NYPO盤(モノラル、タイム@9’13A8’17B5’52C7’41)で両建てしていました・・・年齢を重ねるのにつれてタイム上ゆっくりした傾向をこの第三交響曲演奏には見せていますね。本盤併録の「ハイドン主題の変奏曲」(タイム18’33)も東京都の方のレビューにもあります様に各変奏曲の描き分けが実に上手くオーケストラの音色・・・これはこれで分りやすい演奏結果になっている様には思いました・・・はさておき巨匠の至芸が味わえます。本盤最高ランク維持であります。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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ブラームスの第3は、巷間第1楽章や第4楽...

投稿日:2010/05/09 (日)

ブラームスの第3は、巷間第1楽章や第4楽章の力強さから、ブラームスの「英雄」と称されることもあるが、私としては、むしろ、第2楽章や第3楽章の詩情溢れる抒情豊かな美しい旋律のイメージがあまりにも強く、ここをいかに巧く演奏できるかによって、演奏の成否が決定づけられると言っても過言ではないと考えている。その点において、ワルターほどの理想的な指揮者は他にいるであろうか。ワルターは、ヨーロッパ時代、亡命後のニューヨーク・フィルを指揮していた時代、そして最晩年のコロンビア交響楽団を指揮していた時代などと、年代毎に芸風を大きく変化させていった指揮者であるが、この最晩年の芸風は、歌心溢れるヒューマンな抒情豊かな演奏を旨としており、そうした最晩年の芸風が第3の曲想(特に第2楽章と第3楽章)にぴたりと符合。どこをとっても過不足のない情感溢れる音楽が紡ぎだされていると言える。もちろん、両端楽章の力強さにもいささかの不足もなく、総体として、第3のあまたの名演でも上位にランキングされる名演と高く評価したい。他方、併録のハイドンの主題による変奏曲は、めまぐるしく変遷する各変奏曲の描き分けが実に巧みであり、これまた老巨匠の円熟の至芸を味わうことができる名演と言える。問題はDSDリマスタリングによる硬めのキンキンとした音質。今後、SACD化やBlu-spec-CD化によって、何らかの改善が図られることを大いに望みたい。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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人物・団体紹介

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ブラームス(1833-1897)

1833年:北ドイツのハンブルクでヨハネス・ブラームス誕生。 1843年:演奏会にピアニストとして出演。作曲家、ピアニストのマルクスゼンに師事。 1852年:ピアノ・ソナタ第2番が完成。 1853年:ピアノ・ソナタ第1番、ピアノ・ソナタ第3番が完成。 1854年:ピアノ三重奏曲第1番、シューマンの主題による変奏曲が完成。

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