CD 輸入盤

ピアノ五重奏曲第1番、第2番 オルティス、ファイン・アーツ四重奏団

フォーレ (1845-1924)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
8570938
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

フォーレ:ピアノ五重奏曲第1番、第2番
クリスティナ・オルティス、ファイン・アーツ四重奏団


独自の和声感と調性を追求したためか、晩年の作品はある意味「捉えどころのない美しさ」に満ちているフォーレ(1845-1924)の音楽。この2曲のピアノ五重奏曲もまさにそんな音楽です。第1番は中期から後期への過渡期に書かれていて、境目はぼやけていても、メロディ・ラインはしっかりしています(もちろんそれを取り巻く音の流れはとめどなく流動的ですが)。晩年近くに書かれた第2番になると、更に音楽は晦渋の度合いを深めていくのです。さざめくピアノのアルペジョと、本来の拍子とずらした拍を用いることで感じる浮遊感(ヘミオラといいます)、そしてぼやけた調性。耳がなじむまでに少々時間を必要とするかも知れませんが、一度この世界に慣れてしまうと、まるで暖かい水の中で体を丸めているかのような安らぎを覚えることでしょう。(ナクソス・ジャパン)

【収録情報】
フォーレ:
・ピアノ五重奏曲第1番ニ短調 Op.89
・ピアノ五重奏曲第2番ハ短調 Op.115
 クリスティナ・オルティス(ピアノ)
 ファイン・アーツ四重奏団

 録音時期:2007年12月20-22日
 録音場所:ニューヨーク
 録音方式:デジタル(セッション)

内容詳細

透明なリリシズムが際立つ第1番。和声や響きの形が精妙に変幻し情趣揺れる第2番。フォーレの室内楽の精髄とも言える2作だが、録音、聴く機会ともに決して多くないだけに貴重な新録音。演奏は南北アメリカの音楽家。少々エッジは硬いが、色は捕まえている。(中)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

  • 01. Faure: Piano Quintet No. 1, Op. 89: I. Molto moderato 00:11:19
  • 02. II. Adagio 00:10:56
  • 03. III. Allegretto moderato 00:08:38
  • 04. Piano Quintet No. 2, Op. 115: I. Allegro moderato 00:10:59
  • 05. II. Allegro vivo 00:04:30
  • 06. III. Andante moderato 00:10:16
  • 07. IV. Allegro molto 00:06:24

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
☆

4.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
1
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
☆
最近NAXOSレーヴェルからファイン・アーツ...

投稿日:2010/02/19 (金)

最近NAXOSレーヴェルからファイン・アーツカルテットのディスクが次々発売されるのはとても喜ばしい。どのディスクも硬質の鉛筆でデッサンしたような正確で犀利なアンサンブルが特徴で、どれも情感よりは知性に重心の寄った演奏である。今回このCDの発売を知り、30年以上のフォーレファンとして非常に期待が高まった。晩年のフォーレの音楽に、決してロマンティックな弾き崩しは許されない。その点、このファイン・アーツの演奏は実に好ましい。あくまでも純音楽的にこの楽曲にアプローチし、その結果としてフォーレの抒情性が立ちあがってくるのである。特に1番の1楽章、氷のように冷たく、透き通った表現は決して忘れられるものではない。

盤捨印 さん | 東京都 | 不明

1

フォーレ (1845-1924)に関連するトピックス

室内楽曲 に関連する商品情報

おすすめの商品