チェロのための室内楽作品集 第2集　ミクローシュ・ペレーニ、ガボール・ブレッツ、クリストフ・バラティ、他

ファルカシュ：チェロのための室内楽作品集 第2集

ハンガリーに生まれ、プダペスト音楽アカデミーで学んだ後、ローマの聖チェチーリア音楽院でレスピーギに学び作曲の研鑚を積んだファルカシュ。「TOCCATA」レーベルからはこれまで5集の管弦楽作品集の他、管楽器のための作品や合唱作品など多彩な曲集がリリースされ、どれも高い評価を受けています。
　今回の「チェロをともなう室内楽作品集」は、前作と同じく名奏者ミクローシュ・ペレーニを中心とした親密なアンサンブルです。どの曲もハンガリー民謡を基にした親しみやすい旋律に溢れており、はじめて聴く人にも強い印象を残すことでしょう。今回の曲集には、2つの連作歌曲が含まれていますが、これはどちらもピアノの伴奏ではなく、チェロと声の共演という珍しい取り合わせです。とりわけ1分にも満たない小さな歌で構成された曲集『1分の小品』は、ファルカシュの個性際立つ作品。ペレーニの表情豊かな演奏も聴きどころです。（輸入元情報）

【収録情報】
ファルカシュ：
1. ノットゥルノ〜弦楽三重奏のために (1927-1929)
2. 3つの楽章〜フルート、チェロとチェンバロのために (1983)（前奏曲／アルバムの綴り／ロンド）
3. 前奏曲と失われたシャコンヌ〜2台のヴァイオリン、ヴィオラとチェロのために (1990)
4. 1分の小品〜声とチェロのために (1990)
5. 二重ソナタ〜ヴィオラとチェロのために (1960-1961)
6. 3つの歌〜声とチェロのために (1989)（音楽は注がれたワインのように流れる／孤独は道に沿って生きる／冷たい風が河谷を駆け上がる）
7. 対話〜2つの楽器のために (1987)
8. ピアノ三重奏曲 (1977-1979)

　ミクローシュ・ペレーニ（チェロ）
　ガボール・ブレッツ（バス：4,6）
　ヴェロニカ・オロス（フルート：2,7）
　クリストフ・バラティ（ヴァイオリン：1,3,8）
　エステル・レスターク・ベデー（ヴァイオリン：3）
　ペーテル・バールソニ（ヴィオラ：1、ヴィオラ・ダモーレ：3）
　ミクローシュ・シュパーニ（チェンバロ：2）
　バラーシュ・ソコライ（ピアノ：8）

　録音時期：2016年10月18-21日
　録音場所：Magyar Radio, Budapest
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）
　世界初録音（2-8）