CD 輸入盤

ハスキル&リパッティ〜幻の音源集(2CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
TAH366
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
France
フォーマット
:
CD

商品説明

ハスキルとリパッティの貴重な音源ばかりを集めた名盤復活!

長らく廃盤となっていた名盤、「ハスキル&リパッティ〜幻の音源集〜」が新たな装丁で再登場です。
 1枚目はハスキルで、彼女の姉妹から提供を受けた私家ディスク録音による10曲の小品(初出)、放送録音のモーツァルトの「ジュノム」(ヨッフム指揮バイエルン放送so、初出)、及びバッハのコラールを1曲収録。小品では1928年頃録音のリストが彼女の指の素晴らしい運動性を示していて圧倒的。1936年の3曲、1958年の6曲でも彼女の絶妙なタッチが年代並みの音質で捉えられています。1954年の「ジュノム」は音質が素晴らしく、演奏も彼女のベスト・フォームを示したもの。
 2枚目のリパッティでは3つのインタビューが貴重(約22分、フランス語、ブックレットに英訳文あり)。1948年録音のバルトークのピアノ協奏曲第3番は独アルヒホンや伊ウラニアのCDと同一ですが、今回は南西ドイツ放送のテープ使用で音質明快です。

[CD1]-Hommage À Clara Haskil〔ハスキル〕
@F.リスト:軽やかさ
Aグラウン:ジーグ
Bプーランク:プレスト
Cメンデルスゾーン:7つの性格的な小品より第4番「軽く軽快に」
Dブラームス:カプリッチョop.76-5
Eブラームス:インテルメッツォop.76-4
Fスクリャービン:プレリュードop.50-2
Gラフマニノフ:練習曲「音の絵」op.33-2
Hベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番(部分)
IR.シューマン:アベッグ変奏曲
Jモーツァルト:ピアノ協奏曲第9番「ジュノーム」
KJ.S.バッハ:バッハ:コラール「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」(BWV599)
 クララ・ハスキル(P)
 ヨッフム(指)バイエルン放送交響楽団(J)
 録音:@1928-29年、A−C1936年12月、E−H1958年、Iハスキル40代の最後、J1954年3月1日、K1953年4月11日

[CD2]-Hommage À Dinu Lipatti〔リパッティ〕
@J.S.バッハ:バッハ:コラール「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」(BWV599)
Aリパッティのインタビュー(インタビュー中で、ショパンのワルツ第3番(イ短調)、バッハ=ブゾー
ニ編のオルガン・コラールヘ長調を演奏)
Bインタビュー
Cインタビュー
Dバルトーク:ピアノ協奏曲第3番
Eリパッティ:左手のためのピアノ・ソナタ
 ディヌ・リパッティ(Pf) 
 @オイゲン・ヨッフム(指)バイエルン放送交響楽団 
 Cパウル・ザッハー(指)南西ドイツ放送交響楽団
 録音:@1947年、A1950年7月27日、B1950年11月29日、C1950年、D1948年5月30日、E1943年3月4日

ユーザーレビュー

総合評価

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あまりにも貴重な録音盤だ。ハスキルの、今...

投稿日:2009/12/31 (木)

あまりにも貴重な録音盤だ。ハスキルの、今まで聴いたことの無いレパ−トリ−も素晴らしいが、それにも増して、リパッティの肉声が聴けるのが何よりだ。インタビュ−の内容の詳細は、「ディヌ・リパッティ 伝説の天才ピアニスト−夭折の生涯と音楽」畠山睦雄著(ショパン出版)に、詳細が載っているので参照してください。新しいレパ−トリ−の練習方法や、ライブ盤のあるモ−ツァルトのピアノ協奏曲のカデンツアについてや、他の作曲家の作品についてなど、彼の肉声を聴けたこと以上に、彼から貴重な示唆を受けることが出来ます。彼が名ピアニストで名教師でもあったことが、よく分かります。興味深いのは、彼が好きな作品が、バッハのコラ−ルやシチア−ノなどの、比較的技術的には難しくない作品ということです。以前、吉田秀和氏が、リパッティのピアノはレガ−ト奏法に素晴らしさがあると、書いていましたが、これらの作品が彼のピアノ語法にぴったり合っていることが、彼のインタビュ−でよく分かりました。勿論バルト−クのピアノ協奏曲も、きわめて貴重な録音です。ワルタ−・レッゲの回想記によると、同曲はスタジオ録音計画に入っていながら、彼の病状悪化のために中止となったものです。ライブ録音が残っていたのは幸運でした。録音も当時としては(ライブとしても)そんなに悪くないです。バルト−クが同曲を作曲したのは1945年、彼の死の年でした。その後すぐに、リパッティがこの曲に注目したのは、彼らが同じ病気(白血病)だったからでしょうか。《リパッティは実際は悪性リンパ腫だった》この録音でも、彼の完璧なピアノ技巧と、素晴らしい解釈に感動します。最後にリパッティのフランス語ですが、このインタビュ−をフランス語の堪能なベルギ−人に聴いてもらいました。何と彼のフランス語には、ル−マニア語訛りがあるそうです。文章表現は申し分ないそうですが、外国語の発音は誰にとっても難しいのですね。フランス語がまったく出来ない私は少し驚いた次第です。余談ですが紹介しました。

ニシヤン さん | 和歌山県 | 不明

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