CD

トランスフォーメーション〜ストラヴィンスキー、スカルラッティ、ブラームス、ラヴェル ユジャ・ワン

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
UCCG1501
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明


「すべてを持った」天才の待望のセカンド・アルバム
ユジャ・ワン/トランスフォーメーション


高度な技術と、音楽への深い洞察力を備えた期待の若手ピアニスト、ユジャ・ワンが、2008年のデビュー盤に続き、満を持して贈るセカンド・アルバム。文学性と機動性を備えた難曲ばかりのプログラムは、彼女らしい自信と音楽性のあらわれと言えるでしょう。『ニューヨーク・タイムズ紙』に、「彼女は、速さ、柔軟性、ひらめき、繊細なニュアンスといった、すべてを持っているようだ」と絶賛された妙技を、スタインウェイの美しい音色とともにお届けします。(ユニバーサルIMS)

【収録情報】
・ストラヴィンスキー:『ペトルーシュカ』からの3楽章
・D.スカルラッティ:ソナタ ニ長調 K.380
・ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲 Op.35
・D.スカルラッティ:ソナタ ヘ短調 K.466
・ラヴェル:ラ・ヴァルス
 ユジャ・ワン(ピアノ)

 録音時期:2010年1月26〜31日
 録音場所:フリードリヒ・エーベルト・ホール、ハンブルク
 録音方式:デジタル(セッション)

【ユジャ・ワン・プロフィール】
北京で1987年に生まれたユジャは6歳からピアノを学び始めた。北京の中央音楽学院でLing Yuanと Zhou Guangrenに師事し、中国、オーストラリア、ドイツで公演を行った。その後、カルガリーで夏に開催されるカナダ・中国芸術文化交流プログラムに3回参加し、マウント・ロイヤル・カレッジ音楽院でHung Kuan Chen(陈宏宽)と テム・ブラックストーンに師事するためにカルガリーに移る。ユジャが15歳になった2002年にはアスペン音楽祭のコンチェルト・コンペティションで優勝し、フィラデルフィアに移りカーティス音楽院でゲイリー・グラフマンに師事。2008年にカーティス音楽院卒業。2006年には名門ギルモア・ヤング・アーティスト賞を受賞している。
 2005年にピンカス・ズーカーマン指揮のオタワ・ナショナル・アーツ・センター管弦楽団とメジャー・コンサート・デビューをしてから、カナダ中の記者が「スター誕生」と彼女に注目し始める。現在までにボルチモア、北京、ボストン、シカゴ、ヒューストン、ニューヨーク、フィラデルフィア、サンフランシスコ、サンクトペテルブルク、東京やチューリヒといった世界最高峰のオーケストラと共演している。
 シャルル・デュトワ、ロリン・マゼール、ロバート・スパーノ、ユーリ・テミルカーノフ、マイケル・ティルソン・トーマス、オスモ・ヴァンスカやデイヴィッド・ジンマンといった指揮者たちの下でも演奏している。
 2008年春にはアカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズとサー・ネヴィル・マリナーと共にアメリカ・ツアーを行う。北米中や海外の主要都市でリサイタルを行い、室内楽も熱心に演奏する。アスペン、ギルモア、サンタ・フェ室内楽、シュレスヴィヒ=ホルスタイン、ヴェルビエなどの各音楽祭にも定期的に出演している。
 2008/09シーズンにはシャルル・デュトワ 指揮でロサンゼルス・フィルハーモニック、ナショナル交響楽団、ピッツバーグ交響楽団 との初共演が予定されている。またマイケル・ティルソン・トーマス指揮でロンドン交響楽団、クラウディオ・アバド指揮でルツェルン祝祭管弦楽団とのデビューも予定。それ以外にもクイーン・エリザベス・ホールでロンドン・リサイタル・デビュー、セントポール、シアトル、パリ、プラハ、ミュンヘン、ベルガモ(ミケランジェリ音楽祭)などを含む海外都市でのリサイタルも色々と計画されている。(ユニバーサル)

内容詳細

日本語で“変容”と名付けたアルバム。リストのソナタで高い評価を受けた彼女がどのように変容していくのか。スカルラッティ、ラヴェル、ストラヴィンスキー……そこから見える鮮烈なリズムと音色へのこだわり。彼女の方向性を見据えたプログラムでステップ・アップを図った成果と言えそうだ。(長)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

総合評価

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まぁ、すごいピアニストが出たものです。技...

投稿日:2015/09/18 (金)

まぁ、すごいピアニストが出たものです。技術一辺倒でなく、大変な音楽性で、音も美しく、弱音の美しさは特筆もの。かつてのロングドレスの陰もない現状には、正直、辟易しますし、損をしていると思います。奇を衒うことなく音楽だけで十分な魅力ある演奏家ですので、控えてほしい。

segovia さん | 愛知県 | 不明

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アリス=紗良・オットに続き、デビュー・アル...

投稿日:2012/04/21 (土)

アリス=紗良・オットに続き、デビュー・アルバムでの評判を聞いてセカンド・アルバムを聴いてみることにしました。 タイトルの『トランスフォーメーション』は仏教思想の「諸行無常」を表す言葉。いかにも仏教国・中国らしい発想です。 冒頭のストラヴィンスキーから爽快かつエネルギッシュな超絶技巧に圧倒されます。続くスカルラッティは、ユジャ・ワンが技巧だけでなく叙情性や暖かい音も表現できることを示しています。パガニーニの超絶技巧のヴァイオリンに影響を受けてブラームスが作曲した『パガニーニの主題による変奏曲』も、難しい変奏もクリアに弾きこなす様子に聴き惚れているうちに終わり、再びスカルラッティで小休止。オーケストラで超有名なラヴェルの『ラ・ヴァルス』は、2台ピアノ・バージョンでは聴いたことがあるものの、ソロ・ピアノは初めて聴きました。それは一人で弾いているとは信じられないほどダイナミックでパワフルな演奏。しかもここでも、中間で登場する少しゆったりした部分での叙情性は抜群です。 最後の『ラ・ヴァルス』まで33トラック。この数字、観音菩薩が衆生を救うときに33とおりの姿に変身するという仏説に通じているのではと考えるのは私だけでしょうか?

CHOPINIST さん | 大阪府 | 不明

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ユジャ・ワンを聞くのは初めてでしたが、び...

投稿日:2011/10/08 (土)

ユジャ・ワンを聞くのは初めてでしたが、びっくりしました。まさかペトルーシュカでポリーニ以上の演奏を聴くとは思いませんでした。最初のタッチから驚かされますが、更に続く各小節で多彩なニュアンスがこれでもかと出てきます。切れ味だけでなく、第三楽章冒頭の精妙なタッチからでるぞっとすような響き。そしてそのあとにスカルラッティを配する知性。恐るべき才能です。実はまだ途中までしか聞いていませんが、ピアノを中心に40年以上聞いてきても、めったにないディスクとの出会いです。

ミケランジェリ さん | 東京都 | 不明

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