『イン・ア・ステイト・オブ・ジャズ』　マルカンドレ・アムラン（日本語解説付）

カプースチン追悼国内仕様盤

ロシアの現代音楽界を代表する奇才コンポーザー＝ピアニスト、ニコライ・カプースチン[1937-2020]が、7月2日に逝去されました。カプースチンの偉大な功績を称え、カプースチンの「ピアノ・ソナタ第2番」が収録されたアムランの名盤「イン・ア・ステイト・オブ・ジャズ」の国内仕様盤を発売いたします。
　独自のスタイルを貫き、歴史に新たなページを刻んだ音楽家であるグルダ、カプースチン、ワイセンベルク、そしてアンタイル。現代のスーパー・ヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、マルカンドレ・アムランが弾く「イン・ア・ステイト・オブ・ジャズ」は、この4人の巨星が「ジャズ」からインスピレーションを得て生み出した「ジャズ・スタイル」の作品を集めた衝撃のアルバム。
　東京オペラシティで開催された2000年のリサイタルでアムランが圧倒的名演を残し、のちのカプースチン・ブームの火付け役となったカプースチンの『ピアノ・ソナタ第2番』。2005年の来日公演でアンコールとして演奏され、聴衆の度肝を抜いたアンタイルの『ジャズ・ソナタ』。「ジャズ・スタイル」の作品を語る上で外せないワイセンベルクの『ジャズ・ソナタ』や、フランスを代表する往年のシャンソン歌手シャルル・トレネのヒット・ナンバーのアレンジ集。そして世紀の奇才フリードリヒ・グルダが遺した傑作『ピアノ・プレイ・ピアノ』や『前奏曲とフーガ』など、凄まじいまでのプログラミングで、アムランが熱狂の「ジャズ・スタイル」コンサートへと誘った超名盤です。（輸入元情報）

【収録情報】
● グルダ：エクササイズ第1番〜『プレイ・ピアノ・プレイ』より
● カプースチン：ピアノ・ソナタ第2番 Op.54
● グルダ：エクササイズ第4番〜『プレイ・ピアノ・プレイ』より
● ワイセンベルク：ジャズ・ソナタ
● グルダ：エクササイズ第5番〜『プレイ・ピアノ・プレイ』より
● グルダ：前奏曲とフーガ
● ワイセンベルク：シャルル・トレネによって歌われた6つの歌曲のアレンジ
● アンタイル：ジャズ・ソナタ

　マルカンドレ・アムラン（ピアノ）

　録音時期：2007年7月10-12日
　録音場所：ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）

　国内仕様盤（解説日本語訳＆日本語曲目表記オビ付き）
　解説：マルカンドレ・アムラン（日本語訳：SOREL）