『アフリカのピアニズム』　レベッカ・オモルディア

アフリカのピアニズム

7人のアフリカの作曲家による素晴らしい音楽のコレクション。アメリカにおける「アフリカ系アメリカ人歴史月間」である2月にリリースされるこのアルバムは、ピアニスト、レベッカ・オモルディアのデビュー・アルバムでもあります。
　ヨーロッパの「ト長調」の音階にナイジェリアの音楽言語を巧みに融合したバンコールの『エグン変奏曲』をはじめ、アフリカでの子供時代の思い出を綴ったアールの『Princess Rainbow』、アフリカのパーカッション音楽のリズミカルなアクセントに影響を受けたンケティアの『アフリカのピアニズム』、先住民の歌を用いて素晴らしい効果をもたらしたエウバの『3つのヨルバの無言歌』、その作品がデ・ニーロの映画でも使われたことのあるオノブウェロスオケの『5つの万華鏡』など、興味深い作品が並びます。パーカッションを交えた曲も聴きどころ。
　レベッカ・オモルディアは「アフリカのクラシック音楽のパイオニア」と称賛される、ルーマニアとナイジェリアの血を引くピアニスト。ロンドンにおけるアフリカ音楽コンサート・シリーズの芸術監督を務めています。（輸入元情報）

【収録情報】
アヨ・バンコール[1935-1976]：
1. エグン変奏曲 ト長調

ジョセフ・ハンソン・クワベナ・ンケティア[1921-2019]：アフリカのピアニズム〜12の教育用小品より
2. Play Time
3. Dagarti Work Song
4. Builsa Work Song
5. Volta Fantasy

クリスティアン・オニェジ[1967-]：ウフィエ（イグボ・ダンス）
6. I. Moderately fast
7. II. Slow
8. III. Fast

フレッド・オノブウェロスオケ[1960-]：5つの万華鏡〜ピアノのために
9. I. With vigor
10. II. Adagio molto parlando
11. III Larghetto espressivo
12. IV. Lentissimo e languendo
13. V. Vivace con brio

デイヴィッド・アール[1951-]：南アメリカの子供時代からの情景より
14. II. Princess Rainbow

ナビル・ベナブデルジャリル[1972-]:
15. 夜想曲第4番
16. 夜想曲第5番
17. 夜想曲第6番
18. 春を待つ

アキン・エウバ[1935-2020]：3つのヨルバの無言歌
19. 3年間
20. 思い出の葉を摘む
21. 丘の上で、平野の上で

　レベッカ・オモルディア（ピアノ）
　アブデルカデル・サードウン（パーカッション：18,19）

　録音時期：2021年8月30日〜9月1日
　録音場所：サリー、ストーク・ダバノン、メニューイン・ホール
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）
　世界初録音（9-13,15-18）