ヴィルヘルム・ケンプ　１９６２年シュヴェッツィンゲン音楽祭ライヴ〜シューベルト、ベートーヴェン、モーツァルト、ラモー、他

シュヴェッツィンゲン音楽祭１９６２
ケンプ・リサイタル、初出音源
シューベルト、ベートーヴェン、ラモー、他

まだまだ元気な頃のケンプによる録音。ファンタジーとイマジネーション豊かな実演でのケンプの魅力を、得意プログラムで満喫できるアルバムです。
　ケンプ自身の編曲によるヘンデルの『メヌエット』とモーツァルトの『パストラール変奏曲』は楽譜入手も容易なため、日本でも学習者の多い人気曲。とてもロマンティックな響きのする名編曲で、夢見心地のひとときを味わえます。
　メインはシューベルトの『ピアノ・ソナタ第16番』で、ケンプの語り口の巧さを堪能できる見事な仕上がりとなっています。同じくシューベルトの即興曲第３番も絶品といえる内容で、いつまでも聴いていたくなるロマンティックな美しさはまさにケンプの世界。
　肝心の音質も、ＳＷＲのオリジナル・テープからのマスタリングにより良好な水準にあります。（ＨＭＶ）

【収録情報】
・ラモー：3つの手
・ラモー：鳥のさえずり
・クープラン：シテール島の鐘
・ヘンデル／ケンプ編：メヌエット ト短調（チェンバロ組曲 HWV.434より）
・モーツァルト／ケンプ編：パストラール変奏曲 K.Anh209b
・ベートーヴェン：ピアノ・ソナタ第22番ヘ長調 Op.54
・シューベルト：ピアノ・ソナタ第16番イ短調 D.845
・シューベルト：即興曲 変ト長調 D.899-3

　ヴィルヘルム・ケンプ（ピアノ）

　録音時期：1962年5月11日
　録音場所：シュヴェッツィンゲン城
　録音方式：モノラル（ライヴ）