SACD

『カルメン』全曲 ラトル&ベルリン・フィル、コジェナー、カウフマン、他(2012 ステレオ)(2SACD+DVD)

ビゼー(1838-1875)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
TOGE11094
組み枚数
:
3
:
日本
フォーマット
:
SACD

商品説明


ビゼー:『カルメン』全曲
ラトル&ベルリン・フィル、コジェナー、カウフマン
国内盤はハイブリッドSACDでしかもDVD付き!
DVDには演奏会形式上演から7曲とドキュメンタリーを収録予定


ラトル&ベルリン・フィルのオペラ録音は、ベートーヴェンの『フィデリオ』以来! 奇しくもラトルが芸術監督に就任して10年目の年に、この人気のオペラに挑戦。主役にラトル夫人のマグダレーナ・コジェナー、ドン・ホセには人気のテノール、ヨナス・カウフマンを配して、新しい『カルメン』像に挑戦しています。
 ラトルが『カルメン』の楽譜を手にしたのはなんと3年前。初めてこの作品を演奏する楽団員も多く、オーケストラにとっても貴重な経験となった模様です。
「《モナ・リザ》と同じで、人は《モナ・リザ》を何度も眺めることができるように、『カルメン』も幾度となく耳を傾けることができます。必ず異なる一面がみえるでしょう。これこそ、このオペラの偉大な栄光の一つです。」とラトルは語り、主役のコジェナーは、「初めてカルメンを歌った歌手は、軽いソプラノの声でした。この歌劇は、オペラ=コミック座という小さな劇場に合わせて書き下ろされました。ですので、大きなオーケストラの中で、声を張り上げる必要はありません。今回初舞台となったこの作品で、夫でもあるサイモンが、私の考え方に賛同してくれていたことはとても幸運なことでした。彼はこの作品を室内楽として仕上げたかったのです。ささやき声のような、まるで、密輸入者のような。『カルメン』にまつわるものすべてが秘密なのです。」と語っています。(EMI)

【カルメンのあらすじ】
【第1幕】
時は1820年頃、舞台はスペインのセヴィリャ。タバコ工場で働く女工たちの中で、若い男たちに一番人気のあるジプシーのカルメンは「ハバネラ」を歌って男たちを魅了します。ところが、衛兵のドン・ホセだけは彼女に興味を示しません。そこでカルメンは胸に付けていたカッシアの花をホセに投げつけ、去っていきました。 仕事に戻った女工たちは工場の中で喧嘩騒ぎを起こします。原因はカルメンで、彼女は捕らえられます。でもカルメンは、衛兵のホセを誘惑して手縄をゆるめさせ、逃げ去りました。
【第2幕】
1か月後、カルメンを逃がした罪で禁固となっていたホセが、閉店後の酒場にいた彼女に会いに行きます。ホセは彼女からもらった花を手に愛を告白しますが、それならばとカルメンは彼に軍隊に帰営しないで、すべてを捨てて自分の下に残るように求めます。ホセは迷いました。そして仕方なく脱走兵としてジプシーの仲間となったのです。
【第3幕】
カルメンのジプシー仲間は密輸をして稼いでいました。そのことを知って後悔するホセ。カルメンはそんな彼に愛想を尽かします。カルメンの恋心は、すでに闘牛士エスカミーリョに移っていました。
 そこへホセの故郷から娘ミカエラが訪ねてきます。彼女からホセの母が重病だと聞いて、彼は故郷に帰ることにします。1か月後、闘牛場前の広場。この日は闘牛の当日で、カルメンと愛の言葉を交わした闘牛士エスカミーリョが闘牛場に入っていきます。広場に残ったカルメンの前に現れたのが、戻ってきたホセです。やり直そうと言うホセでしたが、カルメンは彼を相手にしません。しつこく食い下がるホセに対し、カルメンは昔もらった指輪を投げつけました。そのときホセは激昂してカルメンを刺し殺してしまいます。そしてその場に呆然と立ちつくしたのでした。

【収録情報】
・ビゼー:歌劇『カルメン』全曲

 カルメン:マグダレーナ・コジェナー(メゾ・ソプラノ)
 ドン・ホセ:ヨナス・カウフマン(テノール)
 エスカミリオ:コスタス・スモリジナス(バリトン)
 ミカエラ:ゲニア・キュマイアー(ソプラノ)
 スニガ:クリスティアン・ヴァン・ホルン(バス・バリトン)
 モラレス:アンドレ・シューエン(バス・バリトン)
 フラスキータ:クリスティーナ・ランツハンマー(ソプラノ)
 メルセデス:レイチェル・フランケル(メゾ・ソプラノ)
 ダンカイロ:ヒモーネ・デル・サルヴィオ(バリトン)
 レメンダード:ジャン=ポール・フシェクール(テノール)
 ベルリン国立歌劇場合唱団(合唱指揮:エーベルハルト・フリードリヒ)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 サイモン・ラトル(指揮)

 録音時期:2012年4月
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
 録音方式:デジタル(演奏会形式上演のライヴ)

【特典DVD】
・第1幕 前奏曲 [03:15]
・第1幕 ハバネラ [04:15]
・第1幕 ミカエラとドン・ホセの2重唱 [10:15]
・第1幕 セギディーリャ及び2重唱 [04:57]
・第1幕 闘牛士の歌 [06:09]
・第3幕 フィナーレ [05:45]
・第4幕 フィナーレ [10:17]
・ドキュメンタリー [17:16]

内容詳細

鋭い切れ味でベルリン・フィルから鮮烈かつゴージャスな響きを引き出すラトルの指揮が秀逸。完璧な発声技法と卓越した感情表現で聴衆を魅了するカウフマンのホセも実に見事である。コジェナーのカルメンは立派な歌唱だが、ミス・キャストと言わざるを得ない。(彦)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ディスク   1

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総合評価

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この「カルメン」は恐ろしいほど音が良い。...

投稿日:2013/02/02 (土)

この「カルメン」は恐ろしいほど音が良い。自分のオーディオ・システムがグレード・アップした?と錯覚するほど凄い。 音の立ち上がり、クリアな残響、フル・オーケストラの迫力、こんなに素晴らしいCDは聞いたことがない。まさに感動的な”ゴージャス・サウンド”。 このレコーディングの作成に携わった人たちに感謝したい気持ちでいっぱいです。 ソプラノのキュマイヤーは素晴らしく綺麗な歌声で感心しました。2018年でラトルはベルリン・フィルの首席指揮者を勇退するそうですが、それまでどうか素晴らしいレコーディングを、たくさん残して欲しいです。頑張って下さい。

Mr.Johnson さん | 北海道 | 不明

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これまで30年間、カラヤンがバルツァ、カ...

投稿日:2012/11/15 (木)

これまで30年間、カラヤンがバルツァ、カレーラスを起用したデジタル録音全曲盤(セリフ部分をわざわざフランス人俳優に演じさせている)と、マゼール指揮のミゲネス、ドミンゴによる映画版(VHSからDVDへ)の2種を決定版として聴き、観てきた。しかし今回ラトルの新録音を聴き、カラヤンの壮麗な娯楽性も、マゼールの鋭いドラマへの切り込みも、過去のものになってしまった感がある。これから30年、死ぬまでラトル盤のお世話になっても飽きることがなさそう・・・そんな気がするほどの出来である。純粋に、ビゼーが書いた音楽だけが鳴っている。「室内楽的」にして迫力十分。録音の驚くほどのすばらしさに対しては、これまで何度もEMIの録音の悪口を書いてきた者として、賛辞を述べておく義務があるだろう。

ニャンコ先生 さん | Tochigi | 不明

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SACD 2chでの試聴です。演奏会形式の上演の...

投稿日:2012/11/10 (土)

SACD 2chでの試聴です。演奏会形式の上演の録音とあって、とてもシンフォニックな演奏です。全編を通してダイナミックで雄弁なオケの表現力に圧倒されました。歌手も粒ぞろいで端正な歌声を聴かせてくれますが、色気はあまり感じられませんでした。よって減点1。それでも良くも悪くもラトルの思うがままの演奏を満喫しました。(SA)CDでのオペラ全曲の録音は数が少なくなっているので、貴重な盤ですね。録音も極上です。

かくとしらじ さん | 愛知県 | 不明

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