パトリック・モディアノ

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失われた時のカフェで

パトリック・モディアノ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784861823268
ISBN 10 : 4861823269
フォーマット
出版社
発行年月
2011年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,200p

内容詳細

いまもまだ僕には聞こえることがある。夜、道で、僕の名前を呼ぶ声が…。現代フランス文学最高峰にしてベストセラー。「「失われた時のカフェで」とパトリック・モディアノの世界」を併録。

【著者紹介】
パトリック・モディアノ : 1968年、La Place de l’´etoileでデビュー。1978年、ゴンクール賞(Rue des boutiques obscures)、1996年、フランス文学大賞(全作品)等々。『生きている最も偉大なフランス作家』とまで称される高い評価を不動のものとすると同時に、簡潔な文体と精妙な時間感覚で独特のミステリアスな作品世界を築き、現代フランス最高の人気を保つベストセラー作家である。1945年生まれ

平中悠一 : 1984年、『She’sRain』で第21回文藝賞を受賞、デビュー。1965年生まれ。パリ大学修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    すべての時間がそうだというわけではないのだが、印象的には小説の中を流れる時間はずっと夜であるかのようだ。そして、その夜の中に消えて行くルキ。コーランクールの母親の家から、シュローのアパルトマンから、そしてカフェ・コンデから。これはルキの失踪の物語であると同時に、語り手たちにとっては失われた時間の物語だ。ここには、パリのカルティエや通りやメトロの駅の名前がたくさん出てくるが、それらのいずにもルキの面影が揺泳する。仄かな夜の気配と共に。「私」は、5人目の語り手なのであり、私もまたルキのいたパリを失ったのだ。

  • NAO さん

    鉱業学校に通っていると自称する若者、失踪した妻を探してほしいという依頼を受けた中年の探偵、本人自身恋人。四人の視点から描き出されていく謎めいた女性ルキ。これは、自己の中にある謎に導かれるままに行動するルキと、そんな彼女を謎として愛してしまった男たちの物語だ。彼女は、ここではないどこかを常に探し求め、今居る場所から離れていく。彼女の居場所はどこにもなかったのか。そうではなくて、彼女のとった最後の行動は、「離れていく」「ここから逃げる」の究極の行動だったのだろうか。

  • 優希 さん

    夢のような空気にたゆたう曖昧さのある作品でした。不思議な感覚に陥るのが心地良かったです。

  • 白のヒメ さん

    若かりし頃の自分も含め、過ぎてしまい失われた時間の中の存在には、二度と会う事が出来ない。交じり合った人生の道が交差した記憶を辿り、歩いてきた道を懐かしくて探そうとしても、時間と共に町並みは姿を変え、かつての道は無くなり、懐かしい人の姿も見つかる事は無い。ただそれらは心の中でのみ永遠にリピートされる虚像。生きる事は全ての喪失であると最初から覚悟をした方が生き易い。ルキ的破局を迎えることもないだろう。

  • おさむ さん

    2014年のノーベル文学賞を受賞した「生きている最も偉大なフランス作家」。モディアーノ中毒患者もいるそうですが、正直入り込めませんでした。馴染みのないフランス語の単語や人名、地名等のせいか。フランス映画は時に佳作もあるだけに、翻訳が悪いのかも。以前、イブォンヌの香りを読んだ時も同じ印象でした。

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