ペイン・キラー アメリカ全土を中毒の渦に突き落とす、悪魔の処方薬

バリー・マイヤー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784794973498
ISBN 10 : 4794973497
フォーマット
出版社
発行年月
2023年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
296p;19

内容詳細

公衆衛生史上最悪ともいえる大惨事は、いかにして「広められた」のか。全米を巻き込み、大統領による国家緊急事態が宣言された「処方薬」によるドラッグ汚染“オピオイド”危機。依存性薬物に侵されたアメリカの実情に肉薄し、製薬会社の闇を暴くノンフィクション。

目次 : プロローグ 死者の書/ ONE ピル・ヒル/ TWO 疼痛との闘い/ THREE デンドゥール神殿の秘密/ FOUR 金のなる木/ FIVE シニア・ナイト/ SIX ホットスポット/ SEVEN お子様の麻薬/ EIGHT パープル・ピーラー/ NINE 死者の数/ TEN 裁きの日/ ELEVEN 偽りの帝国/ エピローグ 疼痛撲滅戦争を振り返る

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • garth さん

    オピオイド危機の全体像を大づかみにでも理解しておこうと思って読む。ただ、本としては焦点がまとまっているとはいいづらく、ヴァン・ズイー医師とリンジー・マイヤーズとサックラー兄弟らパーデュー社の話とがそれぞれバラバラで、ひとつになるポイントがない。

  • Keystone さん

    Netflixで複数のオキシコンチンに関するドキュメンタリー、ドラマを見た後、理解を深めたくて読了。オーバードースで25万人が死亡とのこと。25万人?!見間違いかと思うような数字。怪我などの理由で病院を訪れて、鎮痛薬が処方される。飲むと痛みは治るが、効き目が切れると中毒症状が出て、飲みたくなる。対処法として容量を増やせとするパーデュー社。悪魔のサイクル。麻薬は国を壊しかねないというのは本当なんだな。

  • 春風 さん

    麻薬の処方が厳格に管理されている日本からすると信じがたい、アメリカの「オピオイド危機」を、乱用のおそれを知りつつ大宣伝して売りまくった製薬会社との闘いを軸に語った本。

  • よしじ乃輔 さん

    アメリカのオピオイド危機。2021年時点、製薬会社が製造し医師が処方した合法的な医薬品で過去20年間での死者約25万人。国、規制当局、医療関係者は増加する死者数をなぜ無視したのか。疼痛管理という名目で販売されていたオピオイドを、乱用されている事を知りつつ自己弁護と不適切な売り込みを続け販売した製薬会社と疼痛管理の歴史を追っています。構成上、わかりにくい点もありますがそれを超えた内容の濃さ。医療には尚更の仁の精神が必要ではないでしょうか。

  • DEE さん

    効き目が強く依存性も高いオキシコンチン。虚偽の宣伝を繰り返し、その危険性と麻薬として乱用されている現実を見て見ぬ振りをし、自社の利益のために薬をばら撒き続けた製薬会社。こういうのって今後も出てくるんだろうという怖さ。効き目が強いほど依存しやすいということを忘れてはいけない。

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人物・団体紹介

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バリー・マイヤー

1949年生まれ、ニューヨーク在住の作家・報道記者。元ニューヨーク・タイムズのレポーター。2017年のピューリッツァー賞:国際報道部門を受賞したタイムズのチームのメンバーであり、また、権威あるジョージ・ポーク賞の調査報道およびその他の専門的栄誉を2回受賞。1989年にタイムズに入社する前は、ウォール

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