ハチャトゥリアン(1903-1978)

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CD

組曲『ガイーヌ』、組曲『仮面舞踏会』、ヴァイオリン協奏曲 ハチャトゥリアン&フィルハーモニア管、オイストラフ

ハチャトゥリアン(1903-1978)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
TOCE56229
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

浅田真央選手で話題のクラシック曲『仮面舞踏会』
作曲者自らが指揮する貴重な音源を発売

フィギュアスケートの浅田真央選手が今季、フリー・プログラムで使用しているクラシック曲『仮面舞踏会』。この曲は昨年12月に行われたグランプリ・ファイナルで浅田真央選手が逆転優勝を果たした直後から大きな反響を呼び、この曲が収録されたコンピレーション・アルバム『浅田舞&真央 スケーティング・ミュージック 2008-9』は日本のクラシック・チャートで1位を獲得。いまも大きな話題となっていますが、このたび、この『仮面舞踏会』の作曲者自らが指揮する自作自演の貴重な音源が日本でもCD化され、3月11日に日本発売されることとなりました。
 この『仮面舞踏会』を作曲したのは、現代アルメニアの作曲家アラム・ハチャトリアン(1903−1978)。旧ソビエト連邦を代表する作曲家です。モスクワで音楽を学んだ彼は、作曲家として国際的な名声を得ると同時に、自作曲の指揮者としても活躍。作曲家としての能力と、演奏家としての能力は全くの別物ですが、ハチャトリアンはその両方の能力を兼ね備えた音楽家でした。
 このたび発売される『仮面舞踏会〜ハチャトリアン自作自演集』は、ハチャトリアン自らの指揮により1954年に録音されたもの。非常に貴重な音源で、『仮面舞踏会』のほか、誰もが耳にしたことがあるハチャトリアン作曲によるクラシックの名曲『剣の舞』なども収録されています。
 浅田真央選手によって一躍有名になった『仮面舞踏会』。作曲者自らが演じるからこそ表現できる、その曲本来の魅力に是非触れてみてください。(EMI)

【収録情報】
『仮面舞踏会〜ハチャトリアン自作自演集』
・バレエ音楽『仮面舞踏会』より
 1.ワルツ
 2.ノクターン
 3.マズルカ

・ヴァイオリン協奏曲ニ単調
 4.第1楽章
 5.第2楽章
 6.第3楽章

・バレエ音楽『ガイーヌ』より
 7.バラの娘たちの踊り
 8.アイシャの目覚めと踊り
 9.子守歌
 10.ガイーヌのアダージョ
 11.レズギンカ
 12.抒情的なデュエット
 13.老人の踊り
 14.剣の舞

 ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)
 フィルハーモニア管弦楽団
 アラム・ハチャトリアン(指揮)
 録音:1954年(モノラル)

内容詳細

華やぎの中に見え隠れする不吉な予兆(「仮面舞踏会」)や、リズムとメロディのドラマティックな交錯など、作曲家が意図した音響風景が鮮明に再現されており、作品理解には不可欠な一枚。「ガイーヌ」では初演時の独奏者で、この作品を献呈されたオイストラフが民俗的情緒を格調高く描く。(直)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ユーザーレビュー

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本盤は1954年グルジア出身のハチャトゥリア...

投稿日:2013/08/11 (日)

本盤は1954年グルジア出身のハチャトゥリアンがまだ51歳の時にPHOを振って収録した自作自演集であります。もうすでにある皆さんのレビュー通りかと思います。元々ハチャトゥリアンには自作自演盤が多い方で昨年も新音源が見つかったそうです。さて、本盤は古くモノラル録音ながらこれも何と言っても強みは作曲者自身の思い?とでも言うのでしょうか、なかなかしっかりした演奏になっています。その中でヴァイオリン協奏曲(タイム@14’08A12’02B9’23)は献呈されたD.オイストラフが独奏を受け持つ幾つかの種類の録音の一つでこの時オイストラフ46歳と両者とも好調な頃で演奏もじつにしっかりしたものであります。濃厚な民族音楽をベースに第1楽章では確かな造型の下リズムを刻むスタートから息を飲まされオイストラフ自作のカデンツァも聴き処、続く中間楽章では妖しいまでにメロディを流し切々たる表情を聴かせます。一転最終楽章は生命力を迸らせ突っ切って行き畳み掛けもしますが全体の感触としてロシア臭の当然やや勝った素敵な演奏と思います。オイストラフの弾くこのヴァイオリン協奏曲の他の演奏盤は詳細は確認していないのですが1940年ガウク/ソビエト国立SO(同@13’50A11’40B9’01)、1946年ガウク/ソビエト国立SO(同@14’10A11’05B9’16)、1965年ハチャトゥリアン/モスクワRSO(タイム未確認)、1977年ハチャトゥリアン/モスクワRSO(ライブ、タイム未確認)等が載っている様です。ひと頃この曲を聴くのも楽しみにフィギュアー・スケートの浅田真央応援に熱が入りすっかりお馴染みな「仮面舞踏会」からはワルツ(4’15)、ノクターン(4’37)、マズルカ(2’26)の三曲でも例えば「ワルツ」では充分引き付けての官能は独特のものか゜あります。「仮面舞踏会」の自ら指揮の再録は収録曲こそ少し異同があり各タイムは略しますが1955年カルロヴィ・ヴァリSO、プハ放送SO、1969年モスクワRSOと言ったものです。更にバレエ音楽「ガイーヌ」からはバラの娘たちの踊り(2’07)、アイシャの目覚めと踊り(5’31)、子守歌(5’11)、ガイーヌのアダージョ(4’18)、レズギンカ(2’37)、抒情的なデュエット(5’09)、老人の踊り(4’21)、剣の舞(2’09)の八曲で録音の古さも何のその分り易いところでは「剣の舞い」等の土俗的迫力感は凄いですよ。「ガイーヌ」の録音も収録曲こそ異同はありますが1955年カルロヴィ・ヴァリSO、、プハ放送SO、1962年VPO、1975年ソビエト国立SO(ライブ)、1976年LSO、1977年ソビエト国立SOとのものがありますし1950年でのピアノ自演の「剣の舞」も発見分の中に含まれています。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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モノラル録音最後期の1954年、録音はイギリ...

投稿日:2012/12/22 (土)

モノラル録音最後期の1954年、録音はイギリスということで、音質的には問題はありません。ホントにステレオでないことが残念です。オーケストラがフィルハーモニア管ですが、解釈は充分浸透していて、後年のウィーンフィル盤よりも練習時間は取れている感じです。ヴァイオリン協奏曲も有名なステレオ盤と遜色ないです。金管が無駄に咆哮しないので聴きあたりも良好。

フルシチョフ さん | 東京都 | 不明

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ムンムンと漂うアルメニア臭!ジャケットの風刺画のよう...

投稿日:2009/08/17 (月)

ムンムンと漂うアルメニア臭!ジャケットの風刺画のように暴れ回るハチャトゥリアンが目に映るような、アグレッシヴ極まりない演奏。しかも抒情的な部分ではこれまたしっとりと、ある種の官能美まで醸してしまうから凄い。決して、浅田真央人気にあやかったBGM集などではない。特に名手オイストラフと組んだヴァイオリン協奏曲など、冒頭から狂おしい位に跳躍している。第2楽章の妖艶な表情は、さながら“アルメニアのカルメン”といったところか。続く第3楽章などオイストラフの面目躍如たるもので、目が醒める程の技巧で疾走する。最後の畳み掛けなど、手に汗握る熱さだ。《ガイーヌ》は音質的には有名なDECCA盤(1962年ステレオ)を取るべきだろうが、当盤の演奏には、より多くの含蓄がある。単に力で押すだけでなく、ふとしたところに柔らかさを加味することで、よりドラマティックな表現になっているのである。これは《仮面舞踏会》にも言えることで、情熱的ながら過度な煌びやかさを避けているところが、この曲の持つ宿命的なドラマを暗示するようで面白い。音質もモノラルながら良好だ。

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