ニクラス・ルーマン

人物・団体ページへ

エコロジーのコミュニケーション 現代社会はエコロジーの危機に対応できるか?

ニクラス・ルーマン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784787707086
ISBN 10 : 4787707086
フォーマット
出版社
発行年月
2007年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
庄司信 ,  
追加情報
:
20cm,333p

内容詳細

エコロジーの危機およびエコロジーに関する議論について、今日の社会システムと結びつけて論じた本書は、ルーマン社会学を理解するための格好の入門書である。

目次 : 社会学的禁欲/ 原因と責任?/ 複合性と進化/ 共鳴/ 観察の観察/ 社会的作動としてのコミュニケーション/ エコロジカルな知識と社会的コミュニケーション/ バイナリーコード/ コード、基準、プログラム/ 経済/ 法/ 学術/ 政治/ 宗教/ 教育/ 機能的分化/ 制限と増幅―過小な共鳴、過剰な共鳴/ 全体像の提示と自己観察―「新しい社会運動」/ 不安、道徳、理論/ エコロジーのコミュニケーションの合理性について/ 環境倫理

【著者紹介】
ニクラス・ルーマン : 1927‐1998年。20世紀を代表する社会学者の一人。もっとも重要な功績は、新たなシステム理論を社会学理論に結びつけ、一つの社会理論を発展させたことにある。フライブルク大学で法律を学んだ後、ニーダーザクセン州の行政官として勤務。タルコット・パーソンズの社会学に徹底的に取り組むためハーバード大学へ留学。その後、ミュンスター大学で博士号、教授資格を1年で取得。1969年、新設されたビーレフェルト大学に教授として就任。1993年定年退官

庄司信 : 1958年、山形県生まれ。一橋大学社会学研究科博士課程中退。ノースアジア大学准教授。専攻は社会学理論、社会哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • roughfractus02 さん

    オートポイエティック・システムを採用した著者は、このシステムの第一義を自らの継続と捉え、進化もこの継続に支えられるとする。一方長期的に見れば進化は「エコロジカルな均衡」に向けて作用し、この均衡を危機に陥れるシステムは淘汰される。すると、この社会システムは、継続という目的を重視するほどシステムの作動の「内的前提」である環境との差異を自らの問題と捉えずに危機を作り出すことがわかる。このシステムがすべきは、自身のパラドクスを見出す自己観察であり、そこから環境とのコミュニケーションに踏み出す倫理が生まれるとする。

  • mnemosyne さん

    明快な訳文。本書を読んでルーマンについての理解は深まった気がする。ただ社会について何かしら理解が進んだかというと…。著者の他の本を読んでから再読したい。

  • madofrapunzel さん

    ★★★★☆ ルーマンの思想のエッセンス。…なのだが、やはり叙述のレベルが高い。ちなみに内容は、エコロジー問題というよりも、エコロジー問題を通して社会理論を記述することに重点が置かれている。講義録を読んでみよう(^o^)/

  • sk_8242 さん

    あと何回か読む。

  • なんみょう さん

    不安は学術システムと反対勢力によるのではないかと思います。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

ニクラス・ルーマン

ビーレフェルト大学名誉教授。1968年から1993年までビーレフェルト大学社会学部教授を務めた。1927年‐1998年。著書多数

プロフィール詳細へ

社会・政治 に関連する商品情報

おすすめの商品