ドビュッシー(1862-1918)

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CD

前奏曲集 ギーゼキング(p)

ドビュッシー(1862-1918)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
TOCE14085
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

EMIクラシックス・ベスト100シリーズ
ドビュッシー:前奏曲集/ギーゼキング

半世紀を過ぎてなお、ドビュッシー演奏の規範となっている演奏。モノラル録音ですが、その表現力の幅の広さ、演奏の美しさ、凄さは、スピーカーを通して明確に伝わってきます。名匠ギーゼキングの完璧なテクニックと限りなく澄み切った音が、ドビュッシーの世界をこの上なく美しく紹介しています。20世紀不滅の名盤です。レコード芸術推薦盤、仏ACC、ADFディスク大賞、仏ディアパゾン・ドール、仏Recommandes Classica、英ペンギン・ガイド。(EMI)

ドビュッシー:
・前奏曲第1巻(全12曲)
・前奏曲第2巻(全12曲)
 ワルター・ギーゼキング(ピアノ)
 録音:1953、1954年(モノラル)

内容詳細

いまだにこの2作品の規範的演奏のひとつに挙げられる名演。粒立ちのいい美しい音、精妙なリズム、微妙に変化しながら生成される豊かな音楽。明快にして淡い幻想性も表出する不朽の録音と言える。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ユーザーレビュー

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ワルター・ギーゼキングの代表的な名演とも...

投稿日:2012/01/09 (月)

ワルター・ギーゼキングの代表的な名演とも言うべきドビュッシーのピアノ曲の一連のスタジオ録音が、EMIによってついにSACD化されることになったというのは、何と言う素晴らしいことであろうか。ギーゼキングによるドビュッシーのピアノ曲の演奏は、特別な個性を発揮したり、はたまた奇を衒った解釈を施したりするということは薬にしたくもなく、緻密なスコアリーディングに基づき、曲想を精緻に、そして丁寧に描き出していくという、ある意味ではオーソドックスなアプローチに徹したものと言える。卓越したテクニックにも出色のものがあると言えるものの、モノラル録音ということも多分にあるとは思うが、素っ気なささえ感じさせるところもあり、即物的な演奏とさえ言えるところだ。しかしながら、一聴すると淡々と流れていく各旋律の端々には、独特の細やかなニュアンスやフランス風のエスプリ漂う豊かな情感に満ち溢れており、決して無機的な演奏には陥っていないと言える。そして、ギーゼキングの演奏で素晴らしいのは、1950年代の演奏であるにもかかわらず、いささかも古臭さを感じさせるということがなく、むしろ、その演奏は清新さに溢れていると言えるところであり、その気高い格調の高さにおいても卓抜としたものがあったと言えるだろう。ドビュッシーのピアノ曲を得意とするピアニストは、その後数多く誕生しているが、それらのピアニストによる数々の名演を耳にした上で、ギーゼキングによる本演奏を聴いても、録音の古さは感じても、演奏内容自体には違和感など全く感じさせず、むしろ新鮮味さえ感じさせるというのは殆ど驚異的ですらあると言えるところだ。本盤におさめられた前奏曲集も、前述のようなギーゼキングによる芸風が見事にあらわれた名演と言えるところであり、正に古くて新しい、現代においてもドビュッシーのピアノ作品演奏の規範とも言うべき至高の名演と高く評価したいと考える。このように、ギーゼキングによるドビュッシーのピアノ作品の演奏は、演奏自体は素晴らしいが、モノラル録音というハンディもあって、その音質は、従来CD盤では鮮明さに欠ける音質であり、時として音がひずんだり、はたまた団子のような音になるという欠点が散見されたところであった。ところが、今般、ついに待望のSACD化が行われることによって大変驚いた。もちろん、最新録音のようにはいかないが、従来CD盤とは次元が異なる見違えるような、そして1950年代前半のモノラル録音とは信じられないようなかなり鮮明な音質に生まれ変わった言える。いずれにしても、ギーゼキングによる至高の名演を、SACDによる比較的良好な高音質で味わうことができるのを大いに歓迎したいと考える。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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EMIへのギーゼキングのスタジオ録音はギー...

投稿日:2011/12/15 (木)

EMIへのギーゼキングのスタジオ録音はギーゼキングらしい強靭なタッチが一応は捉えられてはいるものの、いかんせん角の丸いボケた音質になってしまっているのは当時の録音技術の範囲内では致し方ないものと諦めていた。そこで待望のSACD化である。結果は見事!! これでやっと詰まり気味の音質への不満が解消された。この改善効果はハイブリッドのCD層でも顕著なので、SACDプレーヤーを所有されていない方にも是非お勧めしておきたい。久しぶりに聴くギーゼキングの前奏曲集はやはり凄い。ミケランジェリやツィマーマンのピアニスティックに翻案された演奏もそれはそれで楽しいのだが、前奏曲集に盛り込まれたドビュッシーの革新的な響きの面白さはギーゼキングの演奏でなければわからない。

Mickey さん | 埼玉県 | 不明

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