ドップラー:フルート作品全集 第1集
数多くの技巧的なフルート作品で知られるハンガリー出身の兄弟フランツ・ドップラー[1821-1883]とカール・ドップラー[1826-1900]。2人とも卓越したフルート奏者であり、また兄は当時、オペラや舞台作品の作曲家として一世を風靡していました。彼らのフルート曲は、兄弟がツアーで演奏するために書かれたものがほとんどで、それらは、同時代の歌劇のメロディから主題が取られた華麗な変奏曲や、フルート協奏曲、二重奏曲であり、いずれもヨーロッパ中で大人気を誇った作品ばかりです。しかし、現在知られているのは、そのほんの一部。
今回のCapriccioの全10枚からなるシリーズは、フルート奏者クラウディ・アリマニーが何十年にも渡って研究を重ね、ドップラー兄弟の作品を全て収録する予定となっています。多くの名フルート奏者による共同プロジェクトです。(輸入元情報)
【収録情報】
フランツ&カール・ドップラー:
1. ハンガリーのモティーフによる幻想曲 Op.35 (F&C)
2. ベートーヴェンのモティーフによる幻想曲 Op.46 (F)
3. アメリカ国歌の主題による二重奏曲 Op.37-フルート、ヴァイオリンとピアノによるオリジナル版 (F)
4. オーベールの『ポルティチの唖娘』からお好みの小品 (F)
5. 最近のハンガリー音楽から最も人気のあるチャールダッシュ第1巻 (C)
6. 2本のフルートのための『ウェーバーのプレシオサ』による二重奏曲 (F)
7. マイヤーベーアの『ディノーラ』によるポプリ (F&C)
8. ヴェルディの『リゴレット』のモティーフによるコンチェルタンテ(1853年、管弦楽版) (F&C)
クラウディ・アリマニー(フルート)
アンドレア・グリミネッリ(フルート)
ヤーノシュ・バーリント(フルート)
工藤重典(フルート)
ジョアン・エスピーナ(ヴァイオリン)
アラン・ブランチ(ピアノ)
シウダード・デ・エルチェ交響楽団
レオナルド・マルティネス(指揮)
録音時期:2007-2016年
録音方式:ステレオ(デジタル)
世界初録音:2,3,4,5,6,7,8