Product Details
ISBN 10 : 4478021406
Content Description
アメリカはいったいどこで間違えたのか?ピューリツァー賞受賞ジャーナリストが言葉と写真で綴る30年間、80万5000キロの旅。明日の日本の悲劇がここにある!
ホームレスや失業したワーキング・クラスの人々の暮らしぶりや思いを如実に描くノンフィクション。レーガノミクスの1980年代から現代まで、人々の暮らしを支えてきた製造業を切り捨て、大部分の労働者の賃金を上げないまま、人口の上部1%の収入だけを引き上げたら社会はどうなるのか、その現実がまざまざと描かれる。
目次
本書に寄せて ──ブルース・スプリングスティーン
はじめに
プロローグ 2009年の旅のスナップ
子午線80度と90度のはざまに
陸の孤島に住む女性 ──デトロイトで
丘の上の家──ミシガンで
踊る男 ──ルイビルで
社会のはずれに住む男 ──ナッシュビルで
クレジットカードで銀行強盗 ──テネシーで
Part1 先の見えない30年の旅に出たアメリカ ──1980年代
1. はじめての放浪の旅
2. ネクロポリス
3. 新人ホームレスを探して
4. ホーム・スイート・テント
5. 労働キャンプで見た本当のどん底
Part2 アメリカの旅は続く ──1990年代
6. ふたたび放浪の旅へ
7. パイプ爆弾をトランクに
8. 製鉄所跡の廃墟で
Part3 飢えは静かに広がっていく ──2000年代
9. 空っぽになった冷蔵庫
10.ワーキングプア ──オースティンのマギーたち
11.マギーに対するマーレイ氏の考え
Part4 彼らのその後を追って ──2000年代後半
12.あの古い操車場へふたたび
13.ネクロポリス ──地獄のあとに
14.“新人ホームレス”サムを探して
15.テントからの脱出 ──ホーム・スイート・“ホーム”
16.マギー ──それでも前を向き続ける
17.マーレイ氏に対するマギーの意見
Part5 屋根が吹き飛んだアメリカ ──2000年代後半
18.捜索と救出
19.ニューオリンズのジャズ
20.太陽の街の身代わり
21.この国を破壊した「魔の実験」
22.ウォール街のビッグボーイズ
23.ニュージャージー郊外の怒り
Part6 再生と、新しい未来への旅
24.ニューハンプシャーの製紙工場の町で
25.大地の恵み ──カンザスシティ
26.街は甦るのか
27.未来と過去を見つめて
終章
謝辞
訳者あとがき
参考文献
【著者紹介】
デール・マハリッジ : 作家・ジャーナリスト。1956年生まれ。1990年、『And Their Children After Them』でピューリッツァー賞を受賞。現在コロンビア大学ジャーナリズム大学院准教授
マイケル・ウィリアムソン : フォトジャーナリスト。1957年生まれ。1990年、『And Their Children After Them』でピューリッツァー賞を受賞。2000年、コソボ難民取材の写真でピューリッツァー賞を受賞。1993年からワシントンポスト紙のカメラマンをつとめる
ラッセル秀子 : 翻訳家。聖心女子大学卒、米国モントレー国際大学院修士課程修了。現在、同大学院助教授。カリフォルニア州モントレー在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ステビア
読了日:2021/12/29
sasha
読了日:2015/08/25
茶坊主
読了日:2021/07/06
kumonosuke
読了日:2014/03/19
石臼
読了日:2013/12/28
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