演奏しているChandos Baroque Playersは、マイルドで、腕の良さがギラギラしていないところが良いですね。

Peter Holtslagのリコーダー、安心です。使われているブレッサンのオリジナル楽器は、状態が良いものらしく、深みのある響きが素晴らしい。

ヴォイス・フルートの枯れた響きが心地よい。演奏はちょっと挑発的。

Marijke Miessenのリコーダーは、フランス・ブリュッヘンを思わせる。テレマンの音楽にもマッチした活き活きとした演奏は飽きません。1988年頃の録音ですが、きっと何年経っても色あせることのない演奏。（Apr/2001）

勢い重視で、多少の音程の上振れは気にせず、という気分のときに聴きたい。緩急の変化も激しいので、乗り物酔いにご注意。（Apr/2001）

どれもモダン楽器による演奏のようですが、質が高くて好感が持てます。３枚組で1,000円強というのは安すぎませんか？ブックレットは貧弱ですけど、許す。（Apr/2001）

ヴァイオリン譜では知られながら、リコーダー譜は近年発見されたばかりのテレマンの２つのソナチネは世界発録音では？ 聴いている以上に難しいのですよ、これが案外。

Boeckman女史のリコーダーは、テレマンのソロ・ソナタを録音した頃に比べると一方あか抜けた感じ。（Apr/2001）