煌めく極彩色の世界、シマノフスキとツェムリンスキー
リープライヒとポーランド国立放送響によるシマノフスキ・シリーズ第4弾。これまではシマノフスキとルトスワフスキの組合せでしたが、今回はシマノフスキとツェムリンスキー。片やヴァイオリンを独奏とし、もうひとつはソプラノとバリトンの独唱を伴いますが、同時代の作で、耽美的でオーケストラの機能を駆使した極彩色の作風が共通しています。ツェムリンスキーの『抒情交響曲』は有名な作品ながら、最近新録音がなかったので大歓迎。
エリナ・ヴァハラはフィンランド期待の若手女性ヴァイオリニスト。ヨハンナ・ヴィンケルは1981年生まれ、ミヒャエル・ナジは1976年生まれのドイツの若手歌手。宗教音楽からオペラまで評価の高い実力派。いずれも見事なソロを聴かせてくれます。(輸入元情報)
【収録情報】
1. シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番 Op.35
2. ツェムリンスキー:抒情交響曲 Op.18
エリナ・ヴァハラ(ヴァイオリン:1)
ヨハンナ・ヴィンケル(ソプラノ:2)
ミヒャエル・ナジ(バリトン:2)
ポーランド国立放送交響楽団
アレクサンダー・リープライヒ(指揮)
録音時期:2017年
録音場所:ポーランド国立放送コンサート・ホール
録音方式:ステレオ(デジタル)